英単語を語源で覚えることは、丸暗記が苦手な大人の脳にやさしい英単語の覚え方だ。これは第二言語習得研究と脳科学(神経科学)研究で証明されている。詳細は「英語の語源|初心者が最初に覚えるべき10の語根と10の接頭語・接尾語」で紹介しているので参考にして頂きたい。
このコラムでは、上記のコラムで語源の基礎をご理解して頂いた方向けに、ステップアップのための重要な「語根(語幹)」を掘り下げる。合計30の語根(復習の10を含む)で605の重要語が覚えられる。語源で英単語を覚えることの効率性を実感して頂きたい。
2. 英語の語根|初心者が最初に覚えるべき最重要語源10選(復習)
「語根(語幹)」は、単語の「根幹」の意味を成す、最も重要な部分だ。まずは、「英語の語源|初心者が最初に覚えるべき10の語根と10の接頭語・接尾語」で既に紹介した、最重要語根10選を再度確認する。
なお、この10選の単語例は上記のコラムで確認して頂きたい。この10の語根で149の重要語が覚えられる。
2.1. 語根「port」= carry(運ぶ)
語根の「port」は、「運ぶ(carry)」という意味のラテン語「portare」が由来だ。
「import」は、「中に(in, into)」の意味の接頭語である「im- = in-」と「port」が結合して「輸入する」という意味になった。
2.2. 語根「form」= form(形づくる)
語根の「form」は、「形づくる(form)」という意味のラテン語「formare」が由来だ。
「reform」は、「再び(again)」の意味の接頭語である「re-」と「form」が結合して「改良する」という意味になった。
2.3. 語根「vis」= see(見る)
語根の「vis」は、「見る(see)」という意味のラテン語「videre」が由来だ。
「televison」は、「遠く(far)」の意味の接頭語である「tele-」と「vis」、そして「もの」を意味する名詞接尾語である「-ion」が結合して「テレビ(放送)」という意味になった。
2.4. 語根「sta, st」= stand(立つ)
語根の「sta, st」は、「立つ(stand)」という意味のラテン語「stare」が由来だ。
「stable」は、「sta」と「〜できる」の意味の接尾語である「-able」が結合して「立つことができる → 安定した」という意味になった。
⇨ stability /stəbíləti/ (stable + -ity[名詞接尾語:こと]) → (名) 安定性
⇨ stabilize /stéibəlàiz/ (stable + -ize[動詞接尾語:〜化する]) → (動) 安定させる
⇨ stabilization /stèibələzéiʃən/ (stabilize + -ate[動詞接尾語]+ -ion[名詞接尾語:こと]) →(名) 安定させること
2.5. 語根「ject」= throw(投げる)
語根の「ject」は、「投げる(throw)」という意味のラテン語「jacere」が由来だ。
「project」は、「前へ(forward)」の意味の接頭語である「pro-」と「ject」が結合して「前へ投げる → 計画」という意味になった。
⇨ projection /prədʒékʃən/ (project + -ion[名詞接尾語:こと]) → (名) 予測
⇨ projector /prədʒéktər/ (project + -or[名詞接尾語:人]) → (名) 投影機
2.6. 語根「spect」= look(見る)
語根の「spect」は、「見る(look)」という意味のラテン語「specere」が由来だ。
「suspect」は、「〜の下(under)」の意味の接頭語である「sus- = sub-」と「spect」が結合して「下から見る → 疑う」という意味になった。
⇨ suspicion /səspíʃn/ (suspect (spect = spic) + -ion[名詞接尾語:こと]) → (名) 疑い
⇨ suspicious /səspíʃəs/ (suspect (spect = spic) + -ous[形容詞接尾語:〜に満ちている]) → (形) 疑わしい
2.7. 語根「mit」= send(送る)
語根の「mit」は、「送る(send)」という意味のラテン語「mittere」が由来だ。
「transmit」は、「〜の向こうに」の意味の接頭語である「trans-」と「mit」が結合して「向こうに送る → 伝える」という意味になった。
⇨ transmission /trænsmíʃən/ (transmit + -ion[名詞接尾語:こと]) → (名) 送信
2.8. 語根「tain」= hold(保つ)
語根の「tain」は、「保つ(hold)」という意味のラテン語「tenere」が由来だ。
「contain」は、「共に(together)」の意味の接頭語である「con- = com-」と「tain」が結合して「共に保つ → 含む」という意味になった。
⇨ container /kəntéinər/ (contain + -er[名詞接尾語:人]) → (名) 入れ物, コンテナ
2.9. 語根「press」= press(押す)
語根の「press」は、「押す(press)」という意味のラテン語「pressare」が由来だ。
「express」は、「外に(out)」の意味の接頭語である「ex-」と「press」が結合して「外に押し出す → 表現する」という意味になった。
⇨ expression /ikspréʃən/ (express + -ion[名詞接尾語:こと]) → (名) 表現
2.10. 語根「duct」= lead(導く)
語根の「duct」は、「導く(lead)」という意味のラテン語「ducere」が由来だ。
「introduction」は、「中に(inward)」の意味の接頭語である「intro-」と「duct」、そして「こと」を意味する名詞接尾語である「-ion」が結合して「中に導くこと → 紹介」という意味になった。
⇨ introduce /intrədjúːs/ (duce = duct[語根:導く]) → (動) 紹介する
3. 英語の語根|ステップアップ重要語源20選
上記最重要語根10選の次に重要な、20のステップアップ語根を重要単語例とともに紹介する。なお、ここでご紹介する20の語根で、456(派生語含む。重複除く。)の重要語を覚えることができる。
3.1. 語根「ceive, cept, cip」= take(取る)
語根の「ceive, cept, cip」は、「取る」という意味のラテン語「capere」が由来だ。
「receive」は、「戻る(back)」の意味の接頭語である「re-」と「ceive」が結合して「取り戻す → 受け取る」という意味になった。
⇨ receipt /risíːt/(ceipt = cept)→ (名) 領収書
⇨ reception /risépʃən/(recept + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 受け取り
上記「receive」以外の、語根「ceive, cept, cip」を含む最重要語をご紹介する。重要な派生語も記載したのでまとめて覚えると効率的だ。
conceive /kənsíːv/
con- = com-[接頭語:完全に ]+ ceive[語根:取る]
→ 完全に取る → (動) 心に抱く
⇨ concept /kɑ́nsept/ (名) 概念
⇨ conceivable /kənsíːvəbl/(conceive + -able[形容詞接頭語:〜できる])→ (形) 考えられる
deceive /disíːv/
de-[接頭語:離れる ]+ ceive[語根:取る]
→ 取り去る → (動) 欺く
⇨ deception /disépʃən/(deceive → decept + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 欺くこと
⇨ deceit /disíːt/(ceit = ceive)→ (名) 詐欺
⇨ deceivable /disíːvəbəl/(deceive + -able[形容詞接頭語:〜できる])→ (形) だまされやすい
⇨ deceptive /diséptiv/(deceive → decept + -ive[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 人を欺く
perceive /pərsíːv/
per- [接頭語:完全に] + ceive[語根:取る]
→ 完全に取る → (動) 知覚する
⇨ perception /pərsépʃən/(perceive → percept + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 知覚
⇨ perceptive /pərséptiv/(perceive → percept + -ive[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 敏感な
receive /risíːv/
re- [接頭語:後ろへ] + ceive[語根:取る]
→ 取り戻す → (動) 受け取る
⇨ receipt /risíːt/ (名) 領収書
⇨ reception /risépʃən/(receive → recept + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 受け取り
⇨ receivable /risíːvəbl/(receive + -able[形容詞接尾語:〜できる])→ (形) 受け取れる
⇨ receiver /risíːvər/(receive + -er[名詞接尾語:人])→ (名) 受取人
accept /əksépt/
ac- = ad- [接頭語:〜へ ] + cept[語根:取る]
→ 自分の方へ取る → (動) 受け入れる
⇨ acceptance /əkséptəns/(accept + -ance[名詞接尾語:こと])→ (名) 受諾
⇨ acceptable /əkséptəbl/(accept + -able[形容詞接尾語:〜できる])→ (形) 受け入れることができる
except /iksépt/
ex- [接頭語:外に] + cept[語根:取る]
→ 取り出す → (前) 〜は除いて
⇨ exception /iksépʃən/(except + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 除外
⇨ exceptional /iksépʃənl/(exception + -al[形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 例外の
intercept /íntərsèpt/
inter- [接頭語:〜の間に] + cept[語根:取る]
→ 間に入って取る → (動) さえぎる
⇨ interception /ìntərsépʃən/(intercept + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 横取り
susceptible /səséptəbl/
sus- = sub- [接頭語:〜の下] + cept[語根:取る]+ -ible = -able [接尾語:〜できる]
→ 下で受け取れる → 受け入れやすい → (形) 影響を受けやすい
⇨ susceptibility /səsèptəbíləti/(susceptible + -ity[名詞接尾語:こと])→ (名) 影響を受けやすいこと
anticipate /æntísəpèit/
anti- = ante- [接頭語:前に] + cept[語根:取る]+ -ate [接尾語:〜にする ]
→ 前もって取る → (動) 予期する
⇨ anticipation /æntìsəpéiʃən/(anticipate + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 予期
participate /pɑːrtísəpèit/
part [語根:分ける] + cept[語根:取る]+ -ate [接尾語:〜にする ]
→ 部分を取る → (動) 参加する
⇨ participation /pɑːrtìsəpéiʃən/(participate + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 参加
⇨ participant /pɑːrtísəpənt/(part + cip + -ant[名詞接尾語:人])→ (名) 参加者
3.2. 語根「fact, fect, fic」= make(作る)
語根の「fact, fect, fic」は、「作る」という意味のラテン語「facere」が由来だ。
「manufacture」は、「手(hand)」の意味の語根である「manu」と「fact」、そして「こと」を意味する名詞接尾語である「ure」が結合して「手で作ること → 製造」という意味になった。
⇨ manufacturer /mæ̀njəfǽktʃərər/(manufacture + -er[名詞接尾語:人])→ (名) 製造業者
fact /fǽkt/
→ 作られたこと → (名) 事実
factor /fǽktər/
fact [語根:作る] + -or[名詞接尾語:こと/もの]
→ 作り出すもの → (名) 要因
factory /fǽktəri/
fact [語根:作る] + -ry[名詞接尾語:こと/もの]
→ 作るところ → (名) 工場
factitious /fæktíʃəs/
fact [語根:作る] + -ous[形容詞接尾語:〜に満ちている]
→ 作りに満ちている → (名) 人工的な
artifact /ɑ́ːrtifæ̀kt/
art [語根:技術 ] + fact [語根:作る]
→ 技術で作ったもの → (名) 人工物
affect /əfékt/
af- = ad- [接頭語 = 〜へ] + fect [語根:作る]
→ 〜に対して作る → (動) ~に影響を与える
⇨ affection /əfékʃən/(affect + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 愛情
⇨ affectionate /əfékʃnət /(affection + -ate [形容詞接尾語:〜な])→ (形) 愛情の込もった
defect /díːfekt/
de- [接頭語:離れて] + fect [語根:作る]
→ 離れて作ったもの → (名) 不備、欠陥
⇨ defection /difékʃən/(defect + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 欠陥
⇨ defective /diféktiv/(defect + -ive [形容詞接尾語:〜な])→ (形) 欠陥がある
effect /ifékt/
ef- = ex- [接頭語:外に] + fect [語根:作る]
→ 作り出したもの → (名) 効果
⇨ effective /iféktiv/(effect + -ive [形容詞接尾語:〜な])→ (形) 効果的な
⇨ ineffective /ìniféktiv/(in- [接頭語:否定] + effective)→ (形) 効果のない
⇨ effectively /iféktivli/(effective + -ly [副詞接尾語:〜に])→ (副) 効果的に
infect /infékt/
in- [接頭語:中に] + fect [語根:作る]
→ 中に作る → (動) 感染させる
⇨ infection /infékʃən/(infect + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 感染
⇨ infectious /infékʃəs/(infect + -ous[形容詞接尾語:〜に満ちている])→ (形) 感染性の
perfect /pə́ːrfikt/
per [接頭語:完全に] + fect [語根:作る]
→ 完全に作られた → (形) 完全な
⇨ perfection /pərfékʃən/(perfect + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 完全
⇨ perfectly /pə́ːrfik(t)li/(perfect + -ly [副詞接尾語:〜に])→ (副) 完全に
⇨ imperfect /impə́ːrfikt/(in- [接頭語:否定] + perfect)→ (形) 不完全な
fiction /fíkʃən/
fict [語根:作る] + -ion[名詞接尾語:もの]
→ 作られたもの → (名) フィクション
⇨ fictional /fíkʃənəl /(fiction + -al[形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 架空の
⇨ fictitious /fiktíʃəs /(fict + -ous[形容詞接尾語:〜に満ちている])→ (形) 偽りの
⇨ non-fiction /nɔ́nfíkʃən /(non-[接頭語:否定]+ fiction)→ (名) (形) ノンフィクション(の)
artificial /ɑ̀ːrtifíʃl/
art [語根:技術] + fic [語根:作る] + -al [接尾語:〜に関する]
→ 技術で作ったものに関する → (形) 人工の
deficient /difíʃnt/
de- [接頭語:離れて] + fic [語根:作る] + -ent [形容詞接尾語:〜な]
→ 作ることから離れて → (形) 不足した
⇨ deficiency /difíʃnsi/(deficient + -cy[名詞接尾語:こと])→ (名) 不足
efficient /ifíʃnt/
ef- = ex- [接頭語:外に] + fic [語根:作る] + -ent [形容詞接尾語:〜な]
→ 作り出すような → (形) 効率的な
⇨ efficiency /ifíʃnsi/(efficient + -cy[名詞接尾語:こと])→ (名) 効率(性)
⇨ inefficient /ìnifíʃnt/(in- [接頭語:否定] + efficient)→ (形) 非効率な
magnificent /mægnífəsnt/
magn [語根:大きい] + fic [語根:作る] + -ent [形容詞接尾語:〜な]
→ 大きく作ったような → (形) 壮大な
⇨ magnificence /mægnífəsns/(magn [語根:大きい] + fic [語根:作る] + -ence [名詞接尾語:こと])→ (名) 壮大
proficient /prəfíʃnt/
pro- [接頭語:前へ] + fic [語根:作る] + -ent [形容詞接尾語:〜な]
→ 前に作ったような → (形)(名) 熟練した(人)
⇨ proficiency /prəfíʃnsi/(proficient + -cy[名詞接尾語:こと])→ (名) 熟練
sufficient /səfíʃnt/
suf- = sub- [接頭語:〜の下] + fic [語根:作る] + -ent [形容詞接尾語:〜な]
→ 下に作られた → (形) 十分な
⇨ sufficiency /səfíʃnsi/(sufficient + -cy[名詞接尾語:こと])→ (名) 十分な数
⇨ sufficiently /səfíʃntli/(sufficient + -ly [副詞接尾語:〜に])→ (副) 十分に
⇨ insufficient /ìnsəfíʃnt/(in- [接頭語:否定] + sufficient)→ (形) 不十分な
3.3. 語根「fer」= carry(運ぶ)
語根の「fer」は、「運ぶ」という意味のラテン語「fere」が由来だ。
「offer」は、「〜の前に」の意味の接頭語である「of- = ob-」と「fer」が結合して「〜の前に運ぶ → 提供する」という意味になった。
⇨ offering /ɔ́ːfəriŋ/(offer + -ing[名詞接尾語:こと])→ (名) 申し出ること
ferry /féri/
fer [語根:運ぶ] + -y [名詞接尾語:もの]
→ 運ぶもの → (名) フェリー
fertile /fə́ːrtl/
fer [語根:運ぶ] + -ile [形容詞接尾語:〜しやすい ]
→ 運びやすい → (形) 肥よくな
confer /kənfə́ːr/
con- = com [接頭語:共に] + fer [語根:運ぶ]
→ 共に運ぶ → (動) 協議する
⇨ conference /kɑ́nfərəns/(confer + -ence[名詞接尾語:こと])→ (名) 会議
differ /dífər/
dif- = dis- [接頭語:離れて] + fer [語根:運ぶ]
→ 離れて運ぶ → (動) 異なる
⇨ difference /dífərəns/(differ + -ence[名詞接尾語:こと])→ (名) 相違
⇨ different /dífərənt/(differ + -ent[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 相違する
⇨ differentiate /dìfərénʃièit/(different + -ate[動詞接尾語:〜する])→ (動) ~を区別する
⇨ indifferent /indífərənt/(in- [接頭語:否定] + different)→ 相違がない → (形) 無関心な
prefer /prifə́ːr/
pre- [接頭語:前に] + fer [語根:運ぶ]
→ 先に運ぶ → (動) ~を好む
⇨ preference /préfərəns/(prefer + -ence[名詞接尾語:こと])→ (名) 好み
⇨ preferable /préfərəbl/(prefer + -able[形容詞接尾語:〜できる])→ (形) 望ましい
refer /rifə́ːr/
re- [接頭語:= 後ろへ] + fer [語根:運ぶ]
→ 運び戻す → (動) ~を参照する
⇨ reference /réfərəns/(refer + -ence[名詞接尾語:こと])→ (名) 参照
⇨ referee /rèfərí/(refer + -ee[名詞接尾語:〜される人])→ 参照される人 → (名) レフリー
suffer /sʌ́fər/
suf- = sub- [接頭語:〜の下] + fer [語根:運ぶ]
→ 底で運ぶ → (動) 〜に苦しむ
⇨ suffering /sʌ́fəriŋ/(suffer + -ing[名詞接尾語:こと])→ (名) 苦痛
transfer /trǽnsfəːr/
trans- [接頭語:= 〜の向こう] + fer [語根:運ぶ]
→ 向こうへ運ぶ → (動) 移動する
3.4. 語根「gen」= produce (生む)/race(種族)
語根の「gen」は、「生む」という意味のラテン語「generare」が由来だ。
「generate」は、「gen」と「〜にする」の意味の接尾語である「-ate」が結合して「生み出す → ~を生む」という意味になった。
⇨ generation /dʒènəréiʃən/(generate + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 発生、世代
⇨ regenerate /ridʒénərèit/(re-[接頭語:再び]+ generate)→ (動) ~を再生する
gene /dʒíːn/
→ 生み出すもの → (名) 遺伝子
gender /dʒéndər/
→ 生まれ持ったもの → (名) 性別
genius /dʒíːnjəs/
→ 生まれつきのもの → (名) 天才
gentle /dʒéntl/
→ 生まれが良い → (形) 優しい
⇨ gentleman /dʒéntlmən/(gentle + man[単語:人])→ (名) 紳士
genuine /dʒénjuin/
gen [語根:生む] + -ine[形容詞接尾語:〜の性質の]
→ 生まれつきの性質の → (形) 本物の
general /dʒénərəl/
gen [語根:種族] + -al [形容詞接尾語:〜に関する ]
→ 一種族に関する → (形) 一般的な
⇨ generalize /dʒénərəlàiz/(general + -ize[動詞接尾語:〜化する])→ (動) ~を一般化する
⇨ generally /dʒénərəli/(general + -ly [副詞接尾語:〜に])→ (副) 一般に、概して
generous /dʒénərəs/
gen [語根:種族] + -ous[形容詞接尾語:〜に満ちている]
→ 一種族の心が満ちている → (形) 気前のよい
⇨ generosity /dʒènərɑ́səti/(generous + -ity[名詞接尾語:こと])→ (名) 気前の良さ
congenial /kəndʒíːniəl/
con- = com- [接頭語:共に] + gen [語根:生む] + -al [形容詞接尾語:〜に関する]
→ 共に生まれたような → (形) 心地良い
ingenious /indʒíːnjəs/
in- [接頭語:= 中に] + gen [語根:生む] + -ous [形容詞接尾語:〜に満ちている]
→ 生まれつき中に満ちている → (形) 巧妙な
hydrogen /háidrədʒən/
hydro = [語根:水] + gen [語根:生む]
→ 水を生むもの → (名) 水素
nitrogen /náitrədʒən/
nitro = [語根:硝石] + gen [語根:生む]
→ 硝石を生むもの → (名) 窒素
oxygen /ɑ́ksidʒən/
oxy = [語根:酸] + gen [語根:生む]
→ 酸を生むもの → (名) 酸素
3.5. 語根「graph, gram」= write (書く)
語根の「graph, gram」は、「書く」という意味のギリシャ語「graphein」が由来だ。
「photograph」は、「光」の意味の語根である「photo」と「graph」が結合して「光で書いたもの → 写真」という意味になった。
⇨ photographic /fòutəgrǽfik/(photograph + -ic[形容詞接尾語:〜的])→ (形) 写真の
⇨ photography /ɔ̀fətɑ́grəfi/(photograph + -y [名詞接尾語:もの])→ (名)写真撮影(術)
⇨ photographer /fətɑ́grəfər/(photograph + -er [名詞接尾語:人)→ (名) カメラマン(cameraman: (テレビや映画の) カメラマン)
graph /grǽf/
→ 書いたもの → (名) グラフ
⇨ graphic /grǽfik/(graph + -ic[形容詞接尾語:〜的])→ (形) グラフの、写実的な
paragraph /pǽrəgræ̀f/
para- [接頭語:わきに] + graph [語根:書く]
→ (行の)わきに書かれたもの → (名) 段落
telegraph /téləgræ̀f/
tele- [接頭語:遠く] + graph [語根:書く]
→ 遠くから書くこと → (名) 電信
⇨ telegraphic /tèləgrǽfik/(telegraph + -ic[形容詞接尾語:〜的])→ (形) 電信の
autograph /ɔ́ːtəgræ̀f/
auto- [接頭語:自分] + graph [語根:書く]
→ 自分で書いたもの → (名) (芸能人などの)サイン、署名、自筆
biography /baiɑ́grəfi/
bio [語根:生] + graph [語根:書く]
→ 人生を書いたもの → (名) 伝記
⇨ biographical /bàiəgrǽfikəl/(biography + -ical [形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 伝記の
⇨ biographer /baiɑ́grəfər/(biography + -er [接尾語:人])→ (名) 伝記作家
autobiography /ɔ̀ːtəbaiɑ́grəfi/
auto- [接頭語:自分] + bio [語根:生] + graph [語根:書く] + -y [名詞接尾語:もの]
→ 自分の人生を書いたもの → (名) 自叙伝
⇨ autobiographical /ɔːtəbàiəgrǽfikəl/(autobiography + -ical [形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 自叙伝の
geography /dʒiɑ́grəfi/
geo [語根:地球] + graph [語根:書く] + -y [名詞接尾語:もの]
→ 土地について書くこと → (名) 地理学
⇨ geographical /dʒìːəgrǽfikəl/(geography + -ical [形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 地理学の
⇨ geographer /dʒiɑ́grəfər/(geography + -er [接尾語:人])→ (名) 地理学者
grammar /grǽmər/
gram [語根:書く] + -ar [名詞接尾語:人]
→ 書く方法 → (名) 文法
⇨ grammatical /grəmǽtikl/(grammar + -ical [形容詞接尾語:〜に関する]) → (形) 文法の
⇨ ungrammatical /ɔ̀ʌngrəmǽtikl/(un- [接頭語:否定] + grammatical)→ (形) 非文法的な
diagram /dáiəgræ̀m/
dia- [接頭語:2つの間] + gram [語根:書く]
→ 間に線を書いたもの → (名) 図表
telegram /téləgræ̀m/
tele- [接頭語:遠く] + gram [語根:書く]
→ 遠くから書くこと → (名) 電報
program(me) /próugræm/
pro- [接頭語:前へ] + gram [語根:書く]
→ 前もって書かれたもの → (名) プログラム
⇨ programmer /próugræ̀mər/(program + -er [接尾語:人])→ (名) プログラマー
3.6. 語根「log」= speak (話す)
語根の「log」は、「話す」という意味のギリシャ語「logos」が由来だ。
「dialog」は、「2つの間」の意味の接頭語である「dia-」と「log」が結合して「二人の間の話し → 対話」という意味になった。
logic /lɑ́dʒik/
log [語根:話す] + -ic [名詞接尾語:こと]
→ 話すこと → (名) 論理
⇨ logical /lɑ́dʒikl/(logic + -al [形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 論理的な
⇨ logically /lɑ́dʒikəli /(logical + -ly [副詞接尾語:〜に])→ (副) 論理的に
prolog(ue) /próulɔ(ː)g/
pro- [接頭語:前へ] + log [語根:話す]
→ 前の話し → (名) 前置き
epilog(ue) /épəlɔ̀(ː)g/
epi- [接頭語:〜に加えて] + log [語根:話す]
→ 加えた話し → (名) 結尾の文
catalog(ue) /kǽtəlɔ̀(ː)g/
cata- [接頭語:十分に] + log [語根:話す]
→ 十分な話し → (名) カタログ
monolog(ue) /mɑ́nəlɔ̀(ː)g/
mono- [接頭語:一人の] + log [語根:話す]
→ 一人の話し → (名) ひとり芝居
apology /əpɑ́lədʒi/
apo- [接頭語:離れた] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 逃れるための話し → (名) 謝罪
⇨ apologize /əpɑ́lədʒàiz/ (apology + -ize [動詞接尾語:〜化する])→ (動) 謝罪する
biology /baiɑ́lədʒi/
bio- [語根:生] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 生命についての話し → (名) 生物学
⇨ biological /bàiəlɑ́dʒikl/ (biology + -ical [形容詞接尾語:〜に関する]) → (形) 生物学の
⇨ biologist /baiɑ́lədʒist/(biology + -ist [名詞接尾語:人])→ (名) 生物学者
psychology /saikɑ́lədʒi/
psycho- [接頭語:心] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 心についての話し → (名) 心理学
⇨ psychological /sàikəlɑ́dʒikl/(psychology + -ical [形容詞接尾語:〜に関する]) → (形) 心理学の
geology /dʒiɑ́lədʒi/
geo [語根:地球] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 地球についての話し → (名) 地質学
⇨ geological /dʒìːəlɑ́dʒikəl/(geology + -ical [形容詞接尾語:〜に関する]) → (形) 地質学の
⇨ geologist /dʒiɑ́lədʒist/(geology + -ist [名詞接尾語:人])→ (形) 地質学者
anthropology /æ̀nθrəpɑ́lədʒi/
anthrop [語根:人] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 人についての話し → (名) 人類学
chronology /krənɑ́lədʒi/
chrono- [接頭語:時間] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 時間についての話し → (名) 年表
⇨ chronological /krɑ̀nəlɑ́dʒikl/(chronology + -ical [形容詞接尾語:〜に関する]) → (形) 年代順の
analogy /ənǽlədʒi/
ana- [接頭語:〜の上に] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 〜の上の話し → (名) 類似
zoology /zouɑ́lədʒi/
zoo [語根:動物] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 動物についての話し → (名) 動物学
meteorology /mìːtiərɑ́lədʒi/
meteor [単語:流星] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 流星についての話し → (名) 気象学
astrology /əstrɑ́lədʒi/
astro- [接頭語:星] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 星についての話し → (名) 占星術
eulogy /júːlədʒi/
eu- [接頭語:良い] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 良い事についての話し → (名) 賛辞
terminology /tə̀ːrmənɑ́lədʒi/
term [語根:限界] + log [語根:話す] + -y [名詞接尾語:こと]
→ 限界のことば → (名) (専門)用語
3.7. 語根「part」= part (分ける)
語根の「part」は、「分ける」という意味のラテン語「partire」が由来だ。
「department」は、「離れて」の意味の接頭語である「de-」と「part」、そして「もの」の意味の名詞接尾語である「-ment」が結合して「分け離したもの → 部門」という意味になった。
part /pɑ́ːrt/
→ 分けたもの → (名) 部分
party /pɑ́ːrti/
part [語根:分ける] + -y [名詞接尾語:もの]
→ 分けられたもの → (名) パーティー、一行
partition /pɑːrtíʃən/
part [語根:分ける] + -ion[名詞接尾語:こと]
→ 分けること → (名) 分割
partner /pɑ́ːrtnər/
part [語根:分ける] + -er[名詞接尾語:人]
→ 分けた人 → (名) パートナー
⇨ partnership /pɑ́ːrtnərʃìp/(partner + -ship [名詞接尾語:形]) → (名) パートナーシップ
partial /pɑ́ːrʃəl/
part [語根:分ける] + -al[形容詞接尾語:〜に関する]
→ 分けたものに関する → (形) 一部分の
⇨ partially /pɑ́ːrʃəli/(partial + -ly [副詞接尾語:〜に]) → (副) 部分的に
⇨ impartial /impɑ́ːrʃl/(in- [接頭語:否定] + partial)→ (形) 公平な
particle /pɑ́ːrtikl/
part [語根:分ける] + -cle[名詞接尾語:個体]
→ 分かれた個体 → (名) (微)粒子
particular /pərtíkjələr/
part [語根:分ける] + -cul = -cle[名詞接尾語:個体]+ -ar[形容詞接尾語:〜の]
→ 分かれた個体の → (形) 特定の
⇨ particularly /pərtíkjələrli/(particular + -ly [副詞接尾語:〜に]) → (副) 特に
parcel /pɑ́ːrsl/
par = part [語根:分ける] + -cel = -cle[名詞接尾語:個体]
→ 小さな個体 → (名) 小包
portion /pɔ́ːrʃən/
port = part [語根:分ける] + -ion[名詞接尾語:こと]
→ 分けたもの → (名) 部分
participate /pɑːrtísəpèit/
part [語根:分ける] + cip [語根:取る] + -ate [動詞接尾語:〜にする ]
→ 部分を取る → (動) 参加する
⇨ participation /pɑːrtìsəpéiʃən/(participate + -ion[名詞接尾語:こと] → (名) 参加
⇨ participant /pɑːrtísəpənt/(participate + -ant[名詞接尾語:人] → (名) 参加者
apart /əpɑ́ːrt/
a- = ad- [接頭語:〜へ] + part [語根:分ける]
→ 〜へと分けられて → (副) 離れて
apartment /əpɑ́ːrtmənt/
a- = ad- [接頭語:〜へ] + part [語根:分ける] + -ment[名詞接尾語:もの]
→ 〜へ分けられたもの → (名) アパート
depart /dipɑ́ːrt/
de- [接頭語:離れて] + part [語根:分ける]
→ 分け離す → (動) 出発する
compartment /kəmpɑ́ːrtmənt/
com- [接頭語:完全に] + part [語根:分ける] + -ment[名詞接尾語:もの]
→ 完全に分けられたもの → (名) 区画
counterpart /káuntərpɑ̀ːrt/
counter- = contra- [接頭語:反対の] + part [語根:分ける]
→ 反対に分かれたもの → (名) 対応する人(物)
3.8. 語根「ped」= foot (足)
語根の「ped」は、「足」という意味のラテン語「pes」が由来だ。
「expedition」は、「外に」の意味の接頭語である「ex-」と「ped」、そして「こと」の意味の名詞接尾語である「-ment」が結合して「足を外に出すこと → 探検」という意味になった。
pedal /pédl/
ped [語根:足] + -al[名詞接尾語:もの]
→ 足のもの → (名) ペダル
pedestrian /pədéstriən/
pedester「ラテン語:足で行く」+ -ian [名詞接尾語:人 ]
→ 足で行く人 → (名) 歩行者
pedometer /pidɑ́mətər/
ped [語根:足] + meter [語根:測る]
→ 足を測ること → (名) 歩数計
pedicure /pédikjùər/
ped [語根:足] + cure [語根:注意する]
→ 足に注意すること → (名) ペディキュア
expedient /ikspíːdiənt/
ex- [接頭語:外に] + ped [語根:足] + -ent[形容詞接尾語:〜な]
→ 足を外に出せるような → (形) 都合のよい
impede /impíːd/
im- = in- [接頭語:中に] + ped [語根:足]
→ 足を中に入れる → (動) 妨げる
biped /báiped/
bi- [接頭語:2つ] + ped [語根:足]
→ 2つの足 → (名) 二足動物
tripod /tráipɑd/
tri- [接頭語:3つ] + pod = ped [語根:足]
→ 3つの足 → (名) 三脚
quadruped /kwɑ́drəpèd/
quadr- [接頭語:4つ] + pod = ped [語根:足]
→ 4つの足 → (名) 四足獣
centipede /séntəpìːd/
cent [語根語:百] + ped [語根:足]
→ 100の足 → (名) 百足(むかで)
3.9. 語根「pend」= hang (ぶら下がる)
語根の「pend」は、「ぶら下がる」という意味のラテン語「pendere」が由来だ。
「depend」は、「下に」の意味の接頭語である「de-」と「pend」が結合して「下にぶら下がる → 頼る」という意味になった。
⇨ dependent /dipéndənt/(depend + -ent[名詞接尾語:人])→ (名) 依存している人
⇨ dependence /dipéndəns/(depend + -ence[名詞接尾語:こと])→ (名) 依存
pendant /péndənt/
pend [語根:ぶら下がる] + -ant[名詞接尾語:もの]
→ ぶら下がったもの → (名) ペンダント
pending /péndiŋ/
pend [語根:ぶら下がる] + -ing [接尾語:〜している ]
→ ぶら下がっている状態 → (形) 懸案の
impending /impéndiŋ/
im- = in- [接頭語:否定] + pend [語根:ぶら下がる] + -ing [接尾語:〜している ]
→ ぶら下がった状態ではない → (形) 切迫した
appendix /əpéndiks/
ap- = ad- [接頭語:〜へ] + pend [語根:ぶら下がる]
→ 〜へぶら下がったもの → (名) 付録
suspend /səspénd/
sus- = sub- [接頭語:下に] + pend [語根:ぶら下がる]
→ 下にぶら下げる → (動) 一時停止する
⇨ suspender /səspéndər/(suspend + -er[名詞接尾語:もの])→ (名) サスペンダー
expend /ikspénd/
ex- [接頭語:外に] + pend [語根:ぶら下がる]
→ ぶら下げて重さを計って出す → (動) 費やす
⇨ expense /ikspéns/(ex- [接頭語:外に] + pense = pend [語根:ぶら下がる])→ (名) 費用
⇨ expensive /ikspénsiv/(expense + -ive[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 高価な
⇨ expenditure /ikspénditʃər/(expend + -ure[名詞接尾語:こと])→ (名) 出費
spend /spénd/
s- = ex- [接頭語:外に] + pend [語根:ぶら下がる] (expend の最初の音が脱落)
→ ぶら下げて重さを計って出す → (動) 費やす
compensate /kάmpənsèit/
com- [接頭語:共に] + -ate [接尾語:〜にする]
→ 一緒にぶら下げる → 重さ が同じようにする → (動) 償う
⇨ compensation /kɑ̀mpənséiʃən/(compensate + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 補償
dispense /dispéns/
dis- [接頭語:離れて] + pens = pend [語根:ぶら下がる]
→ 一緒にぶら下げて重さを同じにして分け与える → (動) 分配する
⇨ dispenser /dispénsər/(dispense + -er[名詞接尾語:もの])→ (名) ディスペンサー
⇨ dispensable /dispénsəbl/(dispense + -able[形容詞接尾語:〜できる])→ 分配できる → (形) なくても困らない
⇨ indispensable /ìndispénsəbl/(in-[接頭語:否定]+ dispensable)→ 分配できない → (形) 必須の
3.10. 語根「ply, pli, ple」= fold (折り重ねる)
語根の「ply, pli, ple」は、「折り重ねる」という意味のラテン語「plicare」が由来だ。
「imply」は、「中に」の意味の接頭語である「im- = in-」と「ply」が結合して「中に重ねられた → ほのめかす」という意味になった。
⇨ implication /ìmplikéiʃən/(imply + -ion[名詞接尾語:もの])→ (名) 含み
⇨ implicit /implísit/(imply + -ite[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 暗黙の
apply /əplái/
ap- = ad- [接頭語:〜へ] + ply [語根:折り重ねる]
→ 〜へ重ねる → (動) 〜に適用する、〜に申込む
⇨ application /æ̀plikéiʃən/(apply + -ion[名詞接尾語:もの])→ (名) 適用、申込み
⇨ applicable /ǽplikəbl/(apply + – able[形容詞接尾語:〜できる])→ (形) 適用できる
⇨ applicant /ǽplikənt/(apply + -ant[名詞接尾語:人])→ (名) 申込者
⇨ appliance /əpláiəns/(apply + -ance[名詞接尾語:もの])→ (名) (家庭用)電化製品
reply /riplái/
re- [接頭語:後ろへ] + ply [語根:折り重ねる]
→ 折り返す → (動) 返答する
multiply /mʌ́ltəplài/
multi- [接頭語:たくさん] + ply [語根:折り重ねる]
→ たくさん重ねる→ (動) ~に(…を)かける
⇨ multiple /mʌ́ltəpl/(multi- [接頭語:たくさん] + ple [語根:折り重ねる])→ (形) 多数の
⇨ multiplication /mʌ̀ltəplikéiʃən/(multiply + -ion[名詞接尾語:もの])→ (名) 掛け算
complicate /kɑ́mpləkèit/
con- = com- [接頭語:共に] + pli [語根:折り重ねる] + -ate [接尾語:〜にする ]
→ 共に折り重ねる → (動) ~を複雑にする
⇨ complication /kɑ̀mpləkéiʃən/(complicate + -ion[名詞接尾語:もの])→ (名) 複雑にすること
duplicate /djúːplikèit/
du- = duo- [接頭語:二つ] + pli [語根:折り重ねる] + -ate [接尾語:〜にする ]
→ 二つに折り重ねる → (動) ~を複製する
replicate /répləkèit/
re- [接頭語:後ろへ] + pli [語根:折り重ねる] + -ate [接尾語:〜にする ]
→ 折り返す → (動) ~を複製する
⇨ replica /réplikə/ (名) レプリカ
explicit /iksplísit/
ex- [接頭語:外へ] + pli [語根:折り重ねる] + -ite[形容詞接尾語:〜な]
→ 外に折り畳むような → (形) 明白な
simple /símpl/
sim- [接頭語:一つ] + ple [語根:折り重ねる]
→ 一つ重ねる → (形) 簡単な
⇨ simplify /símpləfài/(simple + -fy[形容詞接尾語:〜化する])→ (動) 単純にする
⇨ simplicity /simplísəti/(simple + -ity[名詞接尾語:こと])→ (名) 単純さ
⇨ simply /símpli/(simple + -ly[副詞接尾語:〜に])→ (副) 単に
triple /trípl/
tri- [接頭語:三つ] + ple [語根:折り重ねる]
→ 三つ重ねる → (形) 3倍の
quadruple /kwɑdrúːpl/
quadr- [接頭語:四つ] + ple [語根:折り重ねる]
→ 四つ折り重ねる → (名)(形) 四倍(の)
complex /kɑmpléks/
con- = com- [接頭語:共に] + ple [語根:折り重ねる]
→ 共に折り重ねた → (形) 複雑な
⇨ complexity /kəmpléksəti/(complex + -ity[名詞接尾語:こと])→ (名) 複雑さ
perplex /pərpléks/
per- [接頭語:完全に] + ple [語根:折り重ねる]
→ 完全に折り重ねる → (動) 当惑させる
employ /emplɔ́i/
em- = in- = [接頭語:中に] + ploy = ply [語根:折り重ねる]
→ 中に折り重ねる → (動) 雇う
⇨ employment /emplɔ́imənt/(employ + -ment[名詞接尾語:こと])→ (名) 雇用
⇨ employer /emplɔ́iər/(employ + -er[名詞接尾語:人])→ (名) 雇用主
⇨ employee /implɔ́iiː/(employ + -ee[名詞接尾語:〜される人])→ (名) 従業員
deploy /diplɔ́i/
de- = dis- [接頭語:離す] + ploy = ply [語根:折り重ねる]
→ 重なりを離す → (動) 展開する
diploma /diplóumə/
di- = duo- [接頭語:二つ] + plo = ple [語根:折り重ねる]
→ 二つに折り畳んだもの → (名) 卒業証書、公文書
⇨ diplomatic /dìpləmǽtik/(diploma + -ic[形容詞接尾語:〜の])→ 公文書の) → (形) 外交の
exploit /éksplɔit/
ex- [接頭語:外に] + plo = ple [語根:折り重ねる]
→ 折り畳まれたものを外へ出す → (動) ~を利用する
display /displéi/
dis- [接頭語:離す] + play = ply [語根:折り重ねる]
→ 折り重なっているものから離す → (動) 表示する
3.11. 語根「pos」= put (置く)
語根の「pos」は、「置く」という意味のラテン語「positus」が由来だ。
「propose」は、「前に」の意味の接頭語である「pro-」と「pos」が結合して「前に置く →提案する」という意味になった。
⇨ proposal /ɑ́prəpóuzl/(propose + -al[名詞接尾語:こと])→ (名) 提案
⇨ proposition /prɑ̀pəzíʃən/(propose + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 提案
pose /póuz/
→ 置かれた姿 → (名) 姿勢
post /póust/
→ 置かれた状況 → (名) 地位
posture /pɑ́stʃər/
pos [語根:置く] + -ure[名詞接尾語:こと]
→ 身の置き方 → (名) 姿勢
position /pəzíʃən/
pos [語根:置く] + -ion[名詞接尾語:こと]
→ 置かれたところ → (名) 位置
positive /pɑ́zətiv/
pos [語根:置く] + -ive[形容詞接尾語:〜な]
→ 位置の定まった → (形) 確かな
compose /kəmpóuz/
com [接頭語:共に] + pos [語根:置く]
→ 一緒に置く → (動) 構成する
⇨ composition /kɑ̀mpəzíʃən/(compose + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 構成
⇨ composedly /kəmpóuzidli/(composed (過去分詞形) + -ly [副詞接尾語:〜に])→ 一緒に置かれるように → (副) 落ち着いて
⇨ composite /kəmpɑ́zit/(compose + -ite[名詞接尾語:もの])→ (名) 合成物
dispose /dispóuz/
dis- [接頭語:離れて] + pos [語根:置く]
→ 離して置く → (動) 処分する、配置する
⇨ disposal /dispóuzl/(dispose + -al[名詞接尾語:こと])→ (名) (不要物の)処分
⇨ disposition /dìspəzíʃən/(dispose + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 処分
expose /ikspóuz/
ex- [接頭語:外に] + pos [語根:置く]
→ 外に置く → (動) さらす
⇨ exposure /ikspóuʒər/(expose + -ure[名詞接尾語:こと])→ (名) さらされていること
⇨ exposition /èkspəzíʃən/(expose + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 展示会、説明
impose /impóuz/
im- = in- [接頭語:中に] + pos [語根:置く]
→ 〜の中に置く → (動) (税金などを)課す
⇨ imposition /ìmpəzíʃən/(impose + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 負担
oppose /əpóuz/
op- = ob- [接頭語:〜に反対して] + pos [語根:置く]
→ 反対に置く → (動) 反対する
⇨ opposite /ɑ́pəzit/(oppose + -ite[名詞接尾語:もの])→ (名) 反対のもの
⇨ opposition /ɑ̀pəzíʃən/(oppose + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 反対
⇨ opponent /əpóunənt/(oppose + -ent[名詞接尾語:人])→ (名) 相手
purpose /pə́ːrpəs/
pur- = pro- [接頭語:前へ] + pos [語根:置く]
→ 前に置いたもの → (名) 目的
⇨ purposeful /ɑ́pə́ːrpəsf(ə)l/(purpose + -ful[形容詞接尾語:〜に満ちた])→ (形) 目的がある
suppose /səpóuz/
sup- = sub- [接頭語:〜の下] + pos [語根:置く]
→ 下に置く → (動) 仮定する、想像する
⇨ supposition /ɑ́sʌ̀pəzíʃən/(suppose + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 仮定
transpose /trænspóuz/
trans- [接頭語:〜の向こうに] + pos [語根:置く]
→ 向こうに置く → (動) (順序を)入れ替える
⇨ transposition /ɑ́træ̀nspəzíʃən/(transpose + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 転置
deposit /dipɑ́zət/
de- [接頭語:下に] + pos [語根:置く]
→ 下に置かれたもの → (名)(動) 預金(する)、手付金(として払う)
preposition /prèpəzíʃən/
pre- [接頭語:前に] + pos [語根:置く] + -ion[名詞接尾語:こと]
→ 前に置かれたもの → (名) 前置詞
pause /pɔ́ːz/
paus = pos → 置くこと → (名)(動) (小)休止(する)
3.12. 語根「script, scribe」= write (書く)
語根の「script, scribe」は、「書く」という意味のラテン語「scriptus」が由来だ。
「describe」は、「十分に」の意味の接頭語である「de-」と「scribe」が結合して「十分に書く → 記述する」という意味になった。
⇨ description /diskrípʃən/(describe + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 記述
⇨ descriptive /diskríptiv/(describe -ive [形容詞接尾語:〜な])→ (形) 記述的な
script /skrípt/
→ 書いたもの → (名) 台本
manuscript /mǽnjəskrìpt/
manu- [語根:手] + script [語根:書く]
→ 手で書いたもの → (名) 原稿
postscript /póustskrìpt/
post- [語根:〜の後] + script [語根:書く]
→ 後から書いたもの → (名) 追伸
transcript /trǽnskript/
trans- [接頭語:= 〜の向こう] + script [語根:書く]
→ 向こうに書いたもの → (名) 複写
⇨ transcribe /trænskráib/ (動) 書き写す
⇨ transcription /trænskrípʃən/(transcript + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 転写
ascribe /əskráib/
a- = ad- [接頭語:〜へ ] + scribe [語根:書く]
→ 〜に対して書く → (動) 〜を原因とみなす
inscribe /inskráib/
in- [接頭語:中に] + scribe [語根:書く]
→ 書き入れる → (動) 刻み込む
⇨ inscription /inskrípʃən/(inscribe + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 銘
prescribe /priskráib/
pre- [接頭語:前に] + scribe [語根:書く]
→ 前もって書く → (動) 処方する
⇨ prescription /priskrípʃən/(prescribe + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 処方箋
subscribe /səbskráib/
sub- [接頭語:〜の下] + scribe [語根:書く]
→ 下に名前を書く → (動) 定期購読する
⇨ subscription /səbskrípʃən/(subscribe + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 定期購読
⇨ subscriber /səbskráibər/(subscribe + -er[名詞接尾語:人])→ (名) 定期購読者
circumscribe /sə́ːrkəmskràib/
circ [語根:環] + scribe [語根:書く]
→ 周りを書く → (動) 制限する
3.13. 語根「sign」= mark (しるし)
語根の「sign」は、「しるし」という意味のラテン語「signare」が由来だ。
「design」は、「十分に」の意味の接頭語である「de-」と「sign」が結合して「十分にしるしをつける → 設計する」という意味になった。
⇨ designer /dizáinər/(design + -er[名詞接尾語:人])→ (名) デザイナー
sign /sáin/
→ しるしを付ける → (動) 署名する
signal /sígnəl/
sign [語根:しるし] + -al[形容詞接尾語:〜に関する]
→ しるしに関すること → (名) 合図
signature /sígnətʃər/
sign [語根:しるし] + -ure[名詞接尾語:こと]
→ しるしを付けること → (名) 署名
signify /sígnəfài/
sign [語根:しるし] + -fy[動詞接尾語:〜化する]
→ しるし化する → (動) 意味する
significant /signífikənt/
sign [語根:しるし] + -fi = -fy[動詞接尾語:〜化する]+ -ant[形容詞接尾語:〜な]
→ しるし化したような → (形) 重要な
⇨ significantly /significantly/(significant + -ly [副詞接尾語:〜に])→ (副) かなり
⇨ significance /signífikəns/(sign + -fi + -ance[名詞接尾語:こと])→ (名) 重要性
⇨ insignificant /ìnsignífikənt/(in- [接頭語:否定] + significant)→ (形) 重要でない
assign /əsáin/
as- = ad- [接頭語:〜へ ] + sign [語根:しるし]
→ 〜にしるしをつけて決める → (動) 割り当てる
⇨ assignment /əsáinmənt/(assign + -ment[名詞接尾語:もの])→ (名) 課題
consign /kənsáin/
con- = com [接頭語:共に] + sign [語根:しるし]
→ 共に署名する → (動) 委託する
designate /dézignèit/
de- [接頭語:下に] + sign [語根:しるし] + -ate [接尾語:〜にする ]
→ 下にしるしをつける → (動) 指示する
⇨ designation /dèzignéiʃən/(designate + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 指示
resign /rizáin/
re- [接頭語:= 再び]
→ 再び署名する→最後の署名をする → (動) 辞職する
⇨ resignation /rèzignéiʃən/(resign + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 辞職
3.14. 語根「sist, stitut」= stand (立つ)
語根の「sist, stitut」は、「立つ」という意味のラテン語「stare」が由来だ。
「resist」は、「返す」の意味の接頭語である「re-」と「sist」が結合して「立って返す → 〜に抵抗する」という意味になった。
⇨ resistance /rizístəns/(resist + -ance[名詞接尾語:こと])→ (名) 抵抗
assist /əsíst/
as- = ad- [接頭語:〜へ] + sist [語根:立つ]
→ 〜に向かって立つ → (動) 支援する
⇨ assistance /əsístəns /(assist + -ance[名詞接尾語:こと])→ (名) 支援
⇨ assistant /əsístənt/(assist + -ant[名詞接尾語:人])→ (名) アシスタント
consist /kənsíst/
con- = com [接頭語:共に] + sist [語根:立つ]
→ 共に立つ → (動) (~から)成る
⇨ consistent /kənsístənt/(consist + -ent [形容詞接尾語:〜な])→ (形) 一致した
⇨ consistency /kənsístənsi/(consistent + -cy [名詞接尾語:〜な])→ (名) 一貫性
⇨ inconsistent /ìnkənsístənt/(in- [接頭語:否定] + consistent)→ (形) 一貫性のない
insist /insíst/
in- [接頭語:中に] + sist [語根:立つ]
→ 〜の中に立つ → (動) 主張する
⇨ insistence /insístəns/(insist + -ence [名詞接尾語:こと])→ (名) 主張
persist /pərsíst/
per- [接頭語:完全に] + sist [語根:立つ]
→ 完全に立つ → (動) しつこく主張する
⇨ persistence /pərsístəns/(persist + -ence [名詞接尾語:こと])→ (名) 固執
⇨ persistent /pərsístənt/(persist + -ent [形容詞接尾語:〜な])→ (形) 持続的な
exist /igzíst/
ex- [接頭語:外に] + ist = sist [語根:立つ]
→ 外に立つ → (動) 存在する
⇨ existence /igzístns/(exist + -ence [名詞接尾語:こと])→ (名) 存在
⇨ existent /igzístnt/(exist + -ent [形容詞接尾語:〜な])→ (形) 実在する
constitute /kɑ́nstətjùːt/
con- = com-[接頭語:共に]+ stitut [語根:立つ]
→ 共に立つ → (動) ~を構成する
⇨ constitution /kɑ̀nstətjúːʃən/(constitute + -ion[名詞接尾語:こと])→ 共に建てたもの → (名) 憲法
⇨ constitutional /kɑ̀nstətjúːʃnl/(constitution + -al[形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 憲法の
institute /ínstətjùːt/
in- [接頭語:中に] + stitut [語根:立つ]
→ 中に立てたもの → (名) 機関
⇨ institution /ìnstətjúːʃən/(institute + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 組織
⇨ institutional /ìnstitjúːʃənəl/(institution + -al[形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 組織の
prostitute /prɑ́stitjùːt/
pro- [接頭語:前へ] + stitut [語根:立つ]
→ 前に立たせられた人 → (名) 売春婦
⇨ prostitution /prɑ̀stətjúːʃən/(prostitute + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 売春
substitute /sʌ́bstətjùːt/
sub- [接頭語:〜の下] + stitut [語根:立つ]
→ 〜の下に立てる → (動) ~を代わりにする
⇨ substitution /sʌ̀bstitjúːʃən/(substitute + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 代用
superstition /sùːpərstíʃən/
super- [接頭語:超えて] + stit = stitut [語根:立つ] + -ion[名詞接尾語:もの]
→ 超越して立つもの → (名) 迷信
3.15. 語根「tend」= stretch (のばす)
語根の「tend」は、「のばす」という意味のラテン語「tendere」が由来だ。
「extend」は、「外に」の意味の接頭語である「ex-」と「tend」が結合して「外にのばす →広げる」という意味になった。
⇨ extension /iksténʃən/(extend + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 拡張
⇨ extensive /iksténsiv/(extend + -ive[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 広大な
⇨ extent /ikstént/ (名) 範囲
attend /əténd/
ad- [接頭語:〜へ ] + tend [語根:のばす]
→ 〜に気を伸ばす → (動) 〜に出席する
⇨ attendance /əténdəns/(attend + -ance[名詞接尾語:こと])→ (名) 出席
⇨ attendant /əténdənt/(attend + -ant[名詞接尾語:人])→ (名) 案内係、付き添い人
⇨ attention /əténʃən/(attend + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 注意
intend /inténd/
in- [接頭語:中に] + tend [語根:のばす]
→ 〜の中に気をのばす → (動) ~するつもりである
⇨ intention /inténʃən/(intend + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 意図
⇨ intentional /inténʃənəl/(intention + -al[形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 故意の
intense /inténs/
in- [接頭語:中に] + tens = tend [語根:のばす]
→ 内に気をのばす → (動) 集中的な、強烈な
pretend /priténd/
pre- [接頭語:前に] + tend [語根:のばす]
→ 前もってのばしておく → (動) ~のふりをする
superintend /sùːpərinténd/
super- [接頭語:超えて] + tend [語根:のばす]
→ 上から気をのばす → (動) 監督する
⇨ superintendence /sùːpərinténdəns/(superintend + -ence [名詞接尾語:こと])→ (名) 監督
⇨ superintendent /sùːpərinténdənt/(superintend + -ent[名詞接尾語:人])→ (名) 管理者
tendency /téndənsi/
tend [語根:のばす] + -ence [名詞接尾語:こと] + -y[名詞接尾語:こと]
→ 気をのばしていくこと → (名) 傾向
tense /téns/
tens = tend [語根:のばす]
→ 気をのばしている状態 → (形) 緊迫した
⇨ tension /ténʃən/(tense + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) ピンと張ること、緊張
tent /tént/
tent = tend [語根:のばす]
→ のばすもの → (名) テント
tender /téndər/
→ 気をのばせる → (形) 優しい、親切な
3.16. 語根「manu」= hand (手)
語根の「manu」は、「手」という意味のラテン語「manus」が由来だ。
「manufacture」は、「manu」と「作る」の意味の語根である「fact」、名詞接尾語である「-ure」が結合して「手で作ること → 製造」という意味になった。
⇨ manufacturer /mæ̀njəfǽktʃərər/ (manufacture + -er[名詞接尾語:人]) → (名) 製造業者
manual /mǽnjuəl/
manu [語根:手] + -al[形容詞接尾語:〜に関する]
→ 手に関する → (形) 手の
manuscript /mǽnjəskrìpt/
manu [語根:手] + script [語根:書く]
→ 手で書いたもの → (名) 原稿
manicure /mǽnikjùər/
mani = manu [語根:手] + cure [語根:注意する]
→ 手に注意すること → (名) マニキュア
⇨ pedicure /pédikjùər/ (ped[語根:足]+ cure [語根:注意する]) → (名) ペディキュア
manipulate /mənípjəlèit/
mani = manu [語根:手] + pul = ple [語根:満たす] + -ate [接尾語:〜にする ]
→ 手で満たすこと → (動) 巧みに扱う
⇨ manipulation /mənìpjəléiʃən/(manipulate + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 巧みな操作
maintain /meintéin/
main = manu [語根:手] + tain [語根:保つ]
→ 手で保つ → (動) 持続する
⇨ maintenance /méintənəns /(maintain + -ance[名詞接尾語:こと])→ (名) 維持
manage /mǽnidʒ/
man = manu [語根:手]
→ 手ですること → (動) 何とか成し遂げる
⇨ management /mǽnidʒmənt/(manage + -ment[名詞接尾語:もの])→ (名) (会社などの)経営
⇨ manager /mǽnidʒər/(manage + -er[名詞接尾語:人])→ (名) 管理者
manner /mǽnər/
man = manu [語根:手]
→ 手のやり方 → (名) 方法
maneuver /mənúːvər/
man = manu [語根:手]
→ 手を動かすこと → (名) 策略
3.17. 語根「serv」= serve (仕える)、keep (保つ)
語根の「serv」は、「仕える、保つ」という意味のラテン語「servire」が由来だ。
「observe」は、「〜に対して」の意味の接頭語である「ob-」と「serv」が結合して「〜に対して保つ → 〜を見る」という意味になった。
⇨ observation /ɑ̀bzərvéiʃən/(observe + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 観察
⇨ observer /əbzə́ːrvər/(observe + -er[名詞接尾語:人])→ (名) 観察者
serve /sə́ːrv/
(動) 仕える
service /sə́ːrvis/
serv [語根:仕える] + -ice[名詞接尾語:こと]
→ 仕えること→ (名) サービス
servant /sə́ːrvənt/
serv [語根:仕える] + -ant [接尾語:人]
→ 仕える人 → (名) 使用人
sergeant /sάːrdʒənt/
serg = serv [語根:仕える] + -ant [接尾語:人]
→ 仕える人 → (名) 軍曹
deserve /dizə́ːrv/
de-[接頭語:完全に]+ serv [語根:仕える]
→ 完全にに仕えるに値する → (動) 〜されるに値する
conserve /kənsə́ːrv/
con- = com- [接頭語:共に] + serv [語根:保つ]
→ 共に保つ → (動) 保存する
⇨ conservative /kənsə́ːrvətiv/(conserve + -ive[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 保守的な
preserve /prizə́ːrv/
pre- [接頭語:前に] + serv [語根:保つ]
→ 前もって保つ → (動) 保存する
⇨ preservation /prèzərvéiʃən/(preserve + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 保存
reserve /rizə́ːrv/
re- [接頭語:後ろへ] + serv [語根:保つ]
→ 後ろで保つ → (動) 取っておく
⇨ reserved /rizə́ːrvd/ (形) 打ち解けない
⇨ reservation /rèzərvéiʃən/(reserve + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 予約
3.18. 語根「struct」= build (築く)
語根の「struct」は、「築く」という意味のラテン語「structus」が由来だ。
「instruct」は、「中に」の意味の接頭語である「in-」と「struct」が結合して「心の中に築く → 指図する」という意味になった。
⇨ instruction /instrʌ́kʃən/(instruct + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 指示
⇨ instructive /instrʌ́ktiv/(instruct + -ive[形容詞接尾語:〜な])→ (形) ためになる
⇨ instructor /instrʌ́ktər/ (instruct + -or[名詞接尾語:人]) → (名) 指導者
structure /strʌ́k(t)ʃər/
struct [語根:築く] + -ure[名詞接尾語:こと]
→ 築かれたもの → (名) 構造
obstruct /əbstrʌ́kt/
ob- [接頭語:〜に反対して] + struct [語根:築く]
→ 反対に建てる → (動) 妨害する
⇨ obstruction /əbstrʌ́kʃən/(obstruct + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 妨害
construct /kənstrʌ́kt/
con- = com- [接頭語:共に] + struct [語根:築く]
→ 共に築く → (動) 建設する
⇨ construction /kənstrʌ́kʃən/(construct + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 建設
⇨ constructive /kənstrʌ́ktiv/(construct + -ive[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 建設的な
reconstruct /rìːkənstrʌ́kt/
re-[接頭語:再び]+ con- = com- [接頭語:共に] + struct [語根:築く]
→ 再び共に築く→再び建設する → (動) 再建する
⇨ reconstruction /rìːkənstrʌ́kʃən/(reconstruct + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 再建
misconstruction /miskənstrʌ́kʃən/
mis- [接頭語:誤って] + con- = com- [接頭語:共に] + struct [語根:築く] + -ion[名詞接尾語:こと]
→ 間違って共に築くこと→ 間違った建設 → (名) 誤解
destruction /distrʌ́kʃən/
de- [接頭語:下に] + struct [語根:築く] + -ion[名詞接尾語:こと]
→ 築いたものを下へ崩すこと → (名) 破壊
⇨ destructive /distrʌ́ktiv/(destruction + -ive[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 破壊的な
⇨ destroy /distrɔ́i/(de- + stroy = struct)→ (動) 破壊する
restructure /rìstrʌ́ktʃər/
re-[接頭語:再び]+ struct [語根:築く] + -ure[名詞接尾語:こと]
→ 再び築くこと → (名) 再編成
⇨ restructuring /rìstrʌ́ktʃ(ə)riŋ/(restructure + -ing[名詞接尾語:こと])→ (名) 構造改革
instrument /ínstrəmənt/
in- [接頭語:中に] + stru = struct [語根:築く] + -ment[名詞接尾語:もの]
→ 中に築くためのもの → (名) 道具
3.19. 語根「tain」= hold (保つ)
語根の「tain」は、「保つ」という意味のラテン語「tenere」が由来だ。
「contain」は、「共に」の意味の接頭語である「con- = com-」と「tain」が結合して「共に保つ → 含む」という意味になった。
⇨ container /kəntéinər/(contain + -er[名詞接尾語:もの])→ (名) 入れ物
⇨ content /kɑ́ntent/ (名) 内容物、コンテンツ
detain /ditéin/
de-[接頭語:離れる ]+ tain[語根:保つ]
→ 離して保つ → (動) 拘留する
⇨ detention /diténʃən/(detain + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 拘留
entertain /èntərtéin/
enter- = inter- [接頭語:〜の間に] + tain[語根:保つ]
→ 〜の間に保つ → (動) 楽しませる
⇨ entertainment /èntərtéinmənt/(entertain + -ment[名詞接尾語:こと])→ (名) もてなし
⇨ entertainer /éntərtèinər/ (entertain + -er[名詞接尾語:人]) → (名) エンターテイナー
maintain /meintéin/
main- = manu- [語根:手] + tain[語根:保つ]
→ 手に保つ → (動) 持続する
⇨ maintenance /méintənəns /(maintain + -ance[名詞接尾語:こと])→ (名) 維持
obtain /əbtéin/
ob- [接頭語:前に] + tain[語根:保つ]
→ 前に保つ → (動) 手に入れる
⇨ obtainable /əbtéinəbl/(obtain + -able[形容詞接尾語:〜できる])→ (形) 入手出来る
pertain /pərtéin/
per- [接頭語:完全に] + tain[語根:保つ]
→ 完全に保つ → (動) 関連する
⇨ pertinent /pə́ːrtənənt/(per- + tin = tain + -ent[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 関連のある、適切な
retain /ritéin/
re- [接頭語:後ろへ] + tain[語根:保つ]
→ 後ろに保つ → (動) 持ち続ける
⇨ retention /riténʃən/(retain + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 保有
sustain /səstéin/
sus- = sub- [接頭語:〜の下] + tain[語根:保つ]
→ 下で保つ → (動) 維持する
⇨ sustainable /səstéinəbl/(sustain + -able[形容詞接尾語:〜できる])→ (形) 持続可能な
tenant /ténənt/
ten = tain[語根:保つ]+ -ant [接尾語:人]
→ 保つ人 → (名) 賃借人
3.20. 語根「tract」= pull (引く)
語根の「tract」は、「引く」という意味のラテン語「tructus」が由来だ。
「attract」は、「〜へ」の意味の接頭語である「at-」と「tract」が結合して「〜に引きつける → 興味を引く」という意味になった。
⇨ attractive /ətrǽktiv/(attract + -ive[形容詞接尾語:〜な])→ (形) 魅力的な
⇨ attraction /ətrǽkʃən/(attract + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 引き付けること
tractor /trǽktər/
tract[語根:引く]+ -or[名詞接尾語:もの]
→ 引くもの → 耕作機を引くもの → (名) トラクター
abstract /æbstrǽkt/
abs- = ab- [接頭語:〜から] + tract[語根:引く]
→ 〜から引っぱってきた様な → (形) 抽象的な
contract /kəntrǽkt/
con- = com [接頭語:共に] + tract[語根:引く]
→ 共に両方から引き合う → (動) 契約する、収縮する
⇨ contractor /kɑ́ntræktər/(contract + -or[名詞接尾語:人])→ (名) (工事などの) 請負人
⇨ contractual /kəntrǽktʃuəl/(contract + -al[形容詞接尾語:〜に関する])→ (形) 契約(上)の
detract /ditrǽkt/
de- [接頭語:下に] + tract[語根:引く]
→ 下に引く → (動) 減ずる
distract /distrǽkt/
dis- [接頭語:離れて] + tract[語根:引く]
→ 引き離す → (動) 他に向けさせる
extract /ikstrǽkt/
ex- [接頭語:外に] + tract[語根:引く]
→ 引き出す → (動) 抜粋する
⇨ extraction /ikstrǽkʃən/(extract + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 抽出
retract /ritrǽkt/
re- [接頭語:後ろへ] + tract[語根:引く]
→ 後ろへ引く → (動) 引き戻す
subtract /səbtrǽkt/
sub- [接頭語:〜の下] + tract[語根:引く]
→ 引き下げる → (動) 減ずる
⇨ subtraction /səbtrǽkʃən/(subtract + -ion[名詞接尾語:こと])→ (名) 引き算
4. 英語の語根|まとめ
ここでご紹介した30(復習の10を含む)の語根(語幹)で605の重要語が覚えられる。語源で単語を覚えるということは、ただの暗記ではない。他の単語と関連づけて覚えることになるので記憶に定着しやすくなるのだ。(脳科学(神経科学)研究より)
語根(語幹)については、まずはここでご紹介した30を覚えて頂きたい。接頭語(接頭辞)と接尾語(接尾辞)については、下記のコラムでそれぞれ接頭語18と接尾語15をご紹介しているので、それらを覚えて頂きたい。これら63の重要語源で1,000以上の重要語を覚えることができる。
「英語の接頭語|ステップアップ13選!大人の英単語は語源で効率的に学習」
「英語の接尾語|ステップアップ10選!大人は語源で効率的に語彙増強」
上記の63の重要語源を覚えたら徐々に幅を広げていきたいが、それには注意が必要だ。語源は掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げることができる。非常に奥が深い。なかには、その語源を覚えても、覚えられる単語が1〜2つしかない汎用性が低いものも多い。そのような語源を覚えることは逆に非効率になる。英単語を効率的に覚えるという、語源を学習する本来の目的を忘れないで頂きたい。
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「語源」は英単語を効率的に覚えるための一つの「鍵」です。大人の脳は丸暗記が苦手です。しかし、語源学習のように、他の知識と関連づけて物事をよく理解したときには、しっかりと記憶してくれます。また、語源は「ねずみ算式」に単語が覚えられます。語源学習は、大人の脳にやさしい、非常に効率的な英単語の習得方法です!
無料eBookの主な内容
- Chapter 0: 語源とは?
- Chapter 1: 【語根】超基本29選
- Chapter 2: 【接頭語】超基本18選
- Chapter 3: 【接尾語】超基本15選
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