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公開日:
2024.06.28
更新日:
2024.06.30

「よろしくお願いします」の英語はない!場面別例文と表現方法

英語には、日本語の「よろしくお願いします。」に相当するフレーズはありません。

日本語の「よろしくお願いします。」は、ビジネスや日常生活の色々な場面で使える便利なことばです。色々な場面で使えるからこそ、英語で表現する場合は、その場面に応じて表現を変えなければなりません。

このコラムでは、【自己紹介】【挨拶】【依頼】【メール】の場面別に、「よろしくお願いします。」の英語表現を、ビジネスで使えるフォーマル表現と、日常生活で使えるカジュアル表現に分けてご紹介します。

1. 【自己紹介】の「よろしくお願いします。」

「はじめまして、よろしくお願いします。」

初めて会った人に対して、自己紹介のときにいう「よろしくお願いします。」は、英語では「お会いできてうれしいです。」と表現しよう。

Nice to meet you.
It is a pleasure to meet you.
「お会いできてうれしいです。」

【カジュアル】例文:


「こんにちは。<田中太郎>です。よろしくお願いします。
Hi, I’m <Taro Tanaka>. Nice to meet you.”


【フォーマル】例文:


「お元気ですか。<田中太郎>と申します。よろしくお願い致します。
How do you do? My name is <Taro Tanaka>. It is a pleasure to meet you.”


「皆さんよろしくお願いします。」

複数の人に自己紹介するときの「みなさんよろしくお願いします。」も、英語では「みなさんにお会いできてうれしいです。」で大丈夫です。

Happy to meet you all.
It is my pleasure to meet you all.
「みなさんにお会いできてうれしいです。」

【カジュアル】例文:


「こんにちは。<田中太郎>です。みなさんよろしくお願いします。
Hi, I’m <Taro Tanaka>. Happy to meet you all.”


【フォーマル】例文:


「お元気ですか。<田中太郎>と申します。皆様よろしくお願い致します。
How do you do? My name is <Taro Tanaka>. It is my pleasure to meet you all.”


「これから/今日からよろしくお願いします。」

自己紹介の最後などに、「これからよろしくお願いします。」や「今日からよろしくお願いします。」と言いたい場合は、英語では「(みなさん)仲良くしてください。」と表現しよう。

I hope to get along with you (all).
「(みなさん)仲良くしてください。」

【カジュアル】例文:


「こんにちは。新人です。(みなさん)これから/今日からよろしくお願いします。
Hi, I’m new here. I hope to get along with you (all).”


ビジネスの状況で「これから/今日からよろしくお願いします。」と言いたい場合は、英語では「(みなさんと)一緒に働くことを楽しみにしています。」と表現しよう。

I’m looking forward to working with you (all).
I’m excited to work with you (all).
「(みなさんと)一緒に働くことを楽しみにしています。」

【フォーマル】例文:


「お時間ありがとうございました。これから/今日からよろしくお願いします。
Thank you for your time. I’m looking forward to working with you (all).”


【カジュアル】例文:


「こんにちは。<日本>から来ました。これから/今日からよろしくお願いします。
Hello. I’m from <Japan>. I’m excited to work with you (all).”


なお、自己紹介の英語表現の詳細は「英語で自己紹介|簡単例文【保存版】出身地・趣味・会社・経歴など」に書いています。

2. 【挨拶】の「よろしくお願いします。」

「今日はよろしくお願いします。」

知り合いの人(達)と、今日何かを一緒にしたり、どこかへ行ったりする場合の「今日はよろしくお願いします。」は、英語では「今日また(みなさんと)お会いすることを楽しみにしていました。」と表現しよう。

I was looking forward to seeing you (all) today.
「今日また(みなさんと)お会いすることを楽しみにしていました。」

【カジュアル】&【フォーマル】例文:


「こんにちは。お元気ですか?今日は(みなさん)よろしくお願いします。
Hello. How are you doing? I was looking forward to seeing you (all) today.”


誰かに何かをお願いするときの「今日はよろしくお願いします。」は、英語では「今日来ていただきありがとうございます。」もしくは「今日はお時間ありがとうございます。」と表現しよう。

Thank you for coming today.
「今日来ていただきありがとうございます。」
Thank you for your time today.
「今日はお時間ありがとうございます。」

【フォーマル】例文:


「今日はよろしくお願いします。あなたの親切な支援に感謝します。」
Thank you for coming today. I appreciate your kind support”


ビジネス関連のイベントや会議などへ招待されたときの「今日はよろしくお願いします。」は、英語では「本日はお招きいただきありがとうございます。」と表現しよう。

Thank you for having me today.
「本日はお招きいただきありがとうございます。」

【フォーマル】例文:


「今日はよろしくお願いします。みなさまとビジネス機会について議論できることはうれしいです。」
Thank you for having me today. It is a pleasure to discuss business opportunities with you all.”


「明日はよろしくお願いします。」

「明日はよろしくお願いします。」は、英語では「明日会いましょう。」もしくは「明日楽しみにしています。」と表現しよう。

(I will) see you tomorrow.
「明日会いましょう。」
I am looking forward to seeing you (all) tomorrow.
「明日楽しみにしています。」

【カジュアル】例文:


「前回会ってから何年にもなります。明日はよろしくお願いします。
It is many years since we last met. (I will) see you tomorrow.”


【フォーマル】例文:


「明日はよろしくお願いします。お忙しい中お時間を取っていただき感謝します。」
We are looking forward to seeing you tomorrow. Thank you for taking time out of your busy schedule.”


「今日/明日またよろしくお願いします。」

昨日に引き続き「今日またよろしくお願いします。」と言いたいとき、英語では「今日また会えてうれしいです。」と表現しよう。

Nice to see you again.
It is a pleasure to see you again.
「今日また会えてうれしいです。」

【カジュアル】例文:


「今日もまたよろしくお願いします。昨日はありがとう。」
Nice to see you again. Thanks for yesterday.”


【フォーマル】例文:


「今日もまたよろしくお願いします。昨日のプレゼンは素晴らしかったです。」
It is a pleasure to see you again. We thought your presentation was great yesterday.”


今日に引き続き「明日もまたよろしくお願いします。」と言いたいとき、英語では「明日また会いましょう。」もしくは「明日またお会いすることを楽しみにしています。」と表現しよう。

(I will) see you tomorrow again.
「明日また会いましょう。」
I am looking forward to seeing you tomorrow again.
「明日またお会いすることを楽しみにしています。」

【カジュアル】例文:


「今日はありがとうございました。明日もまたよろしくお願いします。
Thank you for today. (I will) see you tomorrow again.”


【フォーマル】例文:


「あなたのご提案は我々の予想を超えていました。明日もまたよろしくお願いします。
Your suggestion was beyond our expectations. I will see you tomorrow again.”


「これからもよろしくお願いします。」

「これからもよろしくお願いします。」は、英語では「頼りにしています。」もしくは「継続的な支援を感謝します。」と表現しよう。

I will be counting on you.
「頼りにしています。」
I would appreciate your continuous support.
「継続的な支援を感謝します。」

【カジュアル】例文:


「私はあなたなしにはこの学校で生きていけない。これからもよろしくお願いします。
I can’t survive in this school without you. I will be counting on you.”


【フォーマル】例文:


「あなたは今までで一番のコンサルタントです。これからもよろしくお願いします。
You are the best consultant we have ever met. I would appreciate your continuous support.”


「それではよろしくお願いします。」

別れるときに「それではよろしくお願いします。」と言いたいときは、英語では「連絡を取り合いましょう」や「お会いできてうれしかったです。」と表現しよう。

Let’s keep in touch.
(連絡を取り合いましょう)
(It was) nice meeting you.
(お会いできてうれしかったです。)

【カジュアル】例文:


「近々一緒に飲みましょう。それではよろしくお願いします。
Why don’t we have a drink sometime soon. Let’s keep in touch.”


【カジュアル】【フォーマル】例文:


「私の名刺です。それではよろしくお願いします。
This is my business card. (It was) nice meeting you.”


「今年もよろしくお願いします。」

「今年もよろしくお願いします。」を英語で表現することは不可能です。英語では、相手の幸せを願う表現にしよう。

Merry Christmas and a Happy New Year!
(メリークリスマス、そして新年おめでとう!)
Wishing you a successful and prosperous New Year.
(成功と繁栄に満ちた新年を!)

なお、挨拶の英語表現の詳細は「【英語の挨拶と返し方】シーン別パターンを覚えてスムースに!」に書いています。

3. 【依頼】の「よろしくお願いします。」

何かをお願いするときの「よろしくお願いします。」

何かをお願いするときの「よろしくお願いします。」は、英語では色々な表現方法があります。

何かをお願いするときの「よろしくお願いします。」は、英語では「〜をありがとうございます。」の「感謝」で表現しよう。

Thank you for your assistance/help/understanding.
I would appreciate your assistance/help/understanding.
「ご支援/ご援助/ご理解ありがとうございます。」

【カジュアル】例文:


「明日までにレポートを完成させてもらえますか?よろしくお願いします。
Can you finish the report by tomorrow? Thank you for your help.”


【カジュアル】例文:


「当店は月曜お休みです。よろしくお願いします。
We are closed on Mondays. Thank you for your understanding.”


【フォーマル】例文:


「当社は早急に財務諸表を提出しなければなりません。よろしくお願いします。
We have to submit our financial statements as soon as possible. I would appreciate your assistance.”


何かをお願いするときの「よろしくお願いします。」は、英語では「(ご協力に対して)前もってお礼申し上げておきます」で表現しよう。

Thank you (for your cooperation) in advance.
「(ご協力に対して)前もってお礼申し上げておきます」

【カジュアル】【フォーマル】例文:


「履歴書を当方にご送付ください。よろしくお願いします。
It would be appreciated if you could send us your resume. Thank you in advance.”


何かをお願いするときの「よろしくお願いします。」は、英語では「あなたを頼りにしています。」で表現しよう。

I’m (We’re) counting on you.
「あなたを頼りにしています。」

【カジュアル】例文:


「それはあなたしかできないと思います。よろしくお願いします。
I think you are the only one who can do it. I’m counting on you.”


4. 【メール】の「よろしくお願いします。」

「引き続き/今後ともよろしくお願いします。」

メールの最後に「引き続きよろしくお願いします。」と書きたい場合は、英語では「いつもご支援/ご協力ありがとうございます。」と表現しよう。

I would appreciate your continuous support/ cooperation.
「いつもご支援/ご協力ありがとうございます。」

【フォーマル】例文:


「日本プロジェクトへの支援をありがとうございます。引き続き/今後ともよろしくお願いします。
Thank you for your kind assistance for the Japan project. I would appreciate your continuous support/cooperation.”


「また機会があればよろしくお願いします。」

メールの最後に「また機会があればよろしくお願いします。」と書きたい場合は、英語では「またお会いできることを楽しみにしています。」、「またの機会を楽しみにしています。」もしくはビジネスでは、「また一緒にお仕事できることを楽しみにしています。」と表現しよう。

I am looking forward to seeing you again.
「またお会いできることを楽しみにしています。」
“I am looking forward to it again.
「またの機会を楽しみにしています。」
I am looking forward to doing business with you again.
「また一緒にお仕事できることを楽しみにしています。」

【カジュアル】【フォーマル】例文:


「ディナー楽しかったです。また機会があればよろしくお願いします。
I enjoyed the dinner with you. I am looking forward to it again.”


【フォーマル】例文:


「商品はいい状態でした。また機会があればよろしくお願いします。
The goods is in good condition. I am looking forward to doing business with you again.”


「ご理解のほどよろしくお願いいたします。」

メールの最後に「ご理解のほどよろしくお願いいたします。」と書きたい場合は、英語では「ご理解ありがとうございます。」と表現しよう。

Thank you for your understanding.
I would appreciate your (kind) understanding.
「ご理解ありがとうございます。」

【カジュアル】【フォーマル】例文:


「商品の修理には1週間かかります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
It will take a week to fix your item. Thank you for your understanding.”


【フォーマル】例文:


「ご注文の製品は既に製造を中止しています。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
The items you ordered are no longer in production. I would appreciate your (kind) understanding.”


なお、メールの英語表現の詳細は「ビジネス英語メール|件名・書き出しから結びまで!例文100選」に書いています。

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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