The English Club の
カリキュラム
言語の基本要素である「単語(語彙)」と「文法」を、それぞれの学習ストリームでブラッシュアップしていきます。同時並行的に、「流暢さ」の学習ストリームにおいて、それらの知識を無意識的に理解し、使えるように「自動化」していきます。なお、「発音」については、「単語(語彙)」「文法」「流暢さ」および「定型表現」のストリームで同時にブラッシュアップしていくことになります。
「定型表現 + 社会言語要素」のストリームでは、各受講者様の目的に沿った、よく使用する定型表現や言い回しを覚えて、使えるようにしていきます。「社会言語要素」とは、円滑なコミュニケーションを実現するための、社会的に適切な単語(語彙)や表現方法のこと(コミュニケーション上のマナーなどの「ことば」以外の要素も含む。詳しくは「英語学習のヒント」を参照)を指しますが、これも必要最低限のところをこのストリームでカバーします。
The English Club では、「理解 → 記憶 → 自動化」のプロセス、および「インプット」と「アウトプット」の両方を重視しながら、基礎からの積み上げ学習(ボトムアップ)と定型表現の習得(トップダウン)の両方からアプローチします。
ボトムアップ学習の目標は、単語・文法・発音を基礎からブラッシュアップすることで、グローバルな環境で標準的に使用されている英語を理解すること、そして自分での意見とその根拠を自由に表現できるようにすることです。
単語については、科学的な根拠に基づいて、文脈の中で自動化するまで繰り返し聞くこと、そしてアウトプットしながら覚えることを重視します。文法については、まずは自主学習およびセッションで理解したあとに、例文を自動化するまで繰り返し聞く、そしてアウトプットして覚えることを重視します。発音については、単語・文法の例文を活用して、5つの要素を意識しながら自動化するまで繰り返し練習することを重視します。流暢さについては、「話す・書く」 流暢さを伸ばすために、平易な長めの英文を使用して音読などのトレーニングを自動化するまで繰り返します。「読む・聞く」流暢さは、多読・多聴を重視します。リスニングについては、単語力・文法力・流暢さと同時に習得します。
トップダウン学習の目標は、ボトムアップ学習の補足として、グローバルな様々な状況において、よく使用される定型表現や社会言語要素などを習得することです。
定型表現については、各受講者様の目的に応じた、よく使用される自然な表現を理解し、繰り返しアウトプットして覚えることを重視します。社会言語要素については、様々な場面において、特殊な意味を持つ語彙や表現などを習得していきます。また、ボディーランゲージ、コミュニケーション上のルールやマナーなどの、「ことば」以外のコミュニケーションに影響をおよぼす要素についての基礎的なところを習得していきます。
The English Club のカリキュラムは5つのバランスを考慮した、考え抜かれたものです。
① インプットとアウトプットのバランス
学習の初期はインプットを重視し、学習が進むにつれアウトプットも重視していきます。第二言語習得研究から、基礎力がないうちからアウトプットを強制すると「変な」英語が身に付いてしまうといわれています(化石化)。それを避けるために The English Club では、学習の初期段階では、既に学習したことを使ってアウトプットするなどの配慮をしています。
② ボトムアップ学習とトップダウン学習のバランス
よく使用される定型表現を覚えること(トップダウン)は効率的な学習につながりますが、それだけではいつまで経っても自分の言いたいことを自由に表現できるようにはなれません。やはり単語や文法などの基礎からの習得(ボトムアップ)がメインの学習になります。
③「理解」→「記憶」→「自動化」のプロセスとバランス
大人が効率的に英語を習得するにはこのプロセスが必須です。そして、それぞれのバランスを重視した繰り返しが重要になります。
④ 5つの学習項目のバランス
英語を習得するには、単語・文法・発音・流暢さ・社会言語要素の項目を、学習段階に応じてバランスよく学習する必要があります。
⑤ オンラインセッションと自主学習のバランス
週1回75分の日本人講師とのオンラインセッションと、1日90分を基本とした自主学習を効果的に連携することで効率的な学習を実現します。
各受講者様の特性や現在の英語力、目標とその達成時期などを考慮し、カリキュラムをカスタマイズします。
各受講者様の目標を最短で実現するために、ベースのカリキュラムをカスタマイズし、受講者様専用のものを作成します。受講者様には、基礎知識(単語・文法・発音)、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングについての英語力診断を受けていただき、加えて、最終目標とその達成時期、1日に確保できる学習時間や過去の学習などについてのインタビューを実施します。
なお、当初の目標学習時間が確保できない場合や、教材や学習方法が自身に合わない場合、目標を変更したいなどの場合は、作成したカリキュラムを修正することも可能です。
教材は、市販のものから The English Club のアプローチに適合したものを厳選し、個々の学習者に適したものを使用します。
市販されている教材の中にも第二言語習得研究や脳科学研究からみても効率的な方法を採用している完成度の高い教材も多くなってきています。また、英語教授法や英語習得法の多くのプロフェッショナルの英知が集積した教材を活用しないことはむしろ非効率です。そして、既に市販されている教材を使用する方が、The English Club のオリジナルの教材を一から開発する場合と比べて、学習者の費用負担を軽減できます。これらの理由でThe English Club ではオリジナルの教材は作成しておりません。市販されている教材の中から、単語・文法・流暢さ・定型表現習得用のものを、最適な組み合わせを考慮したうえで、目標達成までの全てを選定し、それらをセッションおよび自主学習で使用することになります。
講師は、TOEIC920点以上(もしくは同程度の実力)でバイリンガル、かつ経験豊富な「日本人」が担当します。
英語を第二言語として習得したことのないネイティブに英語が教えられるでしょうか?日本人にとって効率的な単語の覚え方や、日本人にとって分かりにくい文法解釈は日本人講師の方が得意です。発音は口の動かし方が重要ですが、ネイティブから、英語でそれを説明されても理解できるでしょうか。また、優秀な日本人講師は、日本人学習者の壁になりそうなところ、そしてその乗り越え方も熟知しています。
スピーキングはどうでしょうか?日本人が、自分の言いたいことを自由に表現できるようになるためには、「シンプルで正確な英語」が目標となります。難しい単語と複雑な文法を使おうとすると、不自然に間があいたり、間違ったり、ネイティブにとって不自然な英語になる可能性が高くなるからです。優秀な日本人講師は、その「常識」を熟知しているので、受講者が再現しやすい、シンプルな表現方法を教えてくれます。
一方で、ネイティブ講師の場合は、日本人にとって何が難しいのかを理解し、かつ「常識」を理解している方が稀なため、受講者が再現できないような難しい表現を教えてしまいがちです。自分が再現できない難しい表現を教えてもらって意味があるでしょうか。
The English Club では、優秀な日本人講師が担当します。