池田様は、初回セッションから英語学習に対する前向きな姿勢と、明確な目的意識をお持ちでした。また、英語の言語そのものや文化に対する興味も強く、学習を始めるためのモチベーションは非常に高い状態でした。しかし、長期にわたり継続した努力が求められる英語習得には、「英語の勉強を始める!」という、始めるためのモチベーションだけでは十分ではありません。むしろ、実行し続けるためのモチベーションの維持が課題となります。学習開始当初の池田様は、実行に関するモチベーションが、やや足りない状態でした。経営者という多忙な日常に、英語学習をどうルーティン化するかが課題でした。毎週の学習状況を細かく見守り(見張り?!)、セッションを始めて半年ですが、英語学習は池田様の生活の一部となっていると感じます。
池田様は、語学に関する感性が鋭く、学習用素材から多くの情報を吸収することができます。ただ漫然と繰り返すだけでない姿勢は、大変効果的な学習につながっています。また、テキストや会話練習での英語を、映画やニュース、ご自身の日常生活と結びつけることが、とても上手いので、それも記憶保持に大きく役立っています。何よりも、驚いたり、感心したり、納得したりと英語学習に大切な “気づき” をどんどん積み重ねている姿は、見守っている者として大変楽しいです。目標に向かって順調に前進している池田様を、これからも応援いたします!
インタビュー担当:小柳講師
今回のインタビューを通して、池田様はECを本当に信頼して頂いているということを強く感じました。非常に嬉しいと感じると同時に、その信頼を裏切ることがないよう身が引き締まる思いが致しました。
池田様のご指摘どおり、英語を効率的に習得する方法は解明されています。正確には、解明されつつあるといった方がよいでしょう。その方法は、多くの言語学者の長年の研究(第二言語習得研究)により積み上げられてきた知識です。それらを無視して、自分自信で英語の習得方法を考えることは非効率以外の何ものでもありません。
ECのカリキュラムは、長年積み上げられてきた第二言語習得に関する知識を可能な限り取り入れることで、効率的な英語習得を目指すものになっています。
しかしながら、様々な他の研究分野同様、第二言語習得研究の分野でも、新しい発見などにより、主流な考え方は日々変化致します。池田様を初め、全ての受講者様の信頼を裏切らないよう、今後も「効率的な英語習得方法」を追い求めていきたいと思っております。
また、自動翻訳技術についても池田様がご指摘しておりましたが、人と人とのコミュニケーションは「言葉」だけで行われることではありません。その背景にある「文化」を理解していなければ、真に理解し合うことは不可能です。真に理解し合うことができなければ信頼関係を気づくことは不可能です。ビジネスは信頼関係から始まります。つまり、字面だけを翻訳する機械ではビジネスを成功させることは不可能といっていいでしょう。
文化の違いからくる考え方の違いは、そのまま言語に反映されます。他の言語を学習することは、その考え方の違いを学ぶことでもあります。英語を学習されている方には、その違いを学ぶ楽しさも感じて頂ければと思います。