高田様は、単語・文法・発音の基礎力はしっかりとしたものがありました。しかし、ご自分でも認識されているように、会話力が伸び悩んでいる状況でした。これは多くの方に共通する悩みだと思います。
インプット(読む・聞く)の能力を上げること(TOEIC(L/R)の点数を上げることを含む)はそんなに難しくはありません。しかし、アウトプット(話す・書く)の能力を上げることは簡単なことではありません。
第二言語習得研究では、インプットだけでは言語は習得できないというのが主流の考え方です。アウトプットの練習をしなければ、話せるようになることは難しいからです。では、何をすればよいのでしょうか?
話せるようになるためには、大きく分けて2つのことをする必要があります。1つ目は、言語の3つの基本要素である、単語・文法・発音を組み合わせて無限の文章を作れるようにすること。そして2つ目は、よく使用される定型表現・言い回しを覚えることです。この2つのことを同時並行的に強化していくことが最も効率的です。
この2つのうち、大きな壁は1つ目です。現状の高田様は、時間をかければ正確な英文をアウトプットできるようになってきています。それを時間をかけずにアウトプットできるようになるためには、頭の中でセンテンスを作ってから発話するのではなく、センテンスを作りながら発話できるようにしていくことです。
そのためには、自分の言いたいことを自分の英語力で言えるように、なるべく簡単な単語と単純な文法(自分で使える単語と文法は中学英語が目標)で組み立てた簡単な表現にする練習と、使える定型表現・言い回しを覚えていくことです。今後はこれらの点に注力しながら進めて行きましょう!
ECが10校の中から選ばれたというのは知りませんでした。身が引き締まる思いです。改善点として頂きました、実力の向上を数値でお示しする点は、ちょうど体制が整ったところです。一方で、学習効果を試す機会については是非検討させてください。引き続き宜しくお願い致します。