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公開日:
2025.03.15

英語ビジネスメール【挨拶】最初と最後をビシッと決める55例文

英語のビジネスメールでは「挨拶」は非常に重要です。

最初の挨拶がきちんとしていないと読むことを止めてしまう人もいます。また、最後の挨拶の仕方によっては、こちらが期待する反応をしてくれない場合があります。そして、一度悪い印象を持たれると、その印象を変えることが難しくなってしまいます。

このコラムでは、英語のビジネスメールでの最初と最後の挨拶について、フォーマルとカジュアルの場合に分け、全部で55の例文と注意点を解説していきます。

1. ビジネス英語メール【最初の挨拶】宛名だけの場合

英語のビジネスメールの場合は、「宛名」を「挨拶」として、そのあとすぐ要件を書くことが最も一般的です。

business email example_宛名

1.1. フォーマルな【宛名 = 挨拶】の書き方

Dear Mr. Smith,
Dear Ms. Monroe,
Dear Dr. Johnson,
(親愛なる〜様)

注意点:

  • 最も一般的なフォーマルな宛名は、”Dear 〜” です。
  • “Mr.” “Ms.” “Dr.” のあとは、ラストネーム(姓)かフルネーム(名+姓)を書きます。
  • “Mr.” は男性、“Ms.” は女性。未婚の女性は “Miss”、既婚の女性は “Mrs.” も使用可能ですが、ビジネスでは既婚・未婚関係なく使用できる “Ms.” が好まれます。
  • 最近では、相手の性別を特定することを避ける場合に “Mx.” を使う場合もあります。
  • 博士号を持つ学者、医師などのタイトルである “Dr.” のほか、教授の “Prof.” などもあります。
  • アメリカでは「,」の代わりに「:」も使用されます。

“Mr.” などの敬称の詳細については「英語の敬称|基本の Mr. Ms. & 職業・身分・家族など全88種類!」を参考にしてください。

1.2. カジュアルな【宛名 = 挨拶】の書き方

Hello Mike,
(こんにちは、マイク)
Dear John,
(ジョンさん)
Greetings (Nancy),
(こんにちは(ナンシー))
Good Morning, (Susan,)
(おはようございます(スーザン))
Hi Mike,
(やあ、マイク)
Hi,
(やあ)

注意点:

  • 親しい社外の方、もしくは社内向けのセミフォーマル〜カジュアルな表現です。
  • 通常 ”Dear” の次にはラストネームを置きますが、セミフォーマルなメールの場合はファーストネームを置くこともあります。
  • 名前を省くとよりカジュアル感が強まります。

複数の人に送る場合や、相手の名前がわからないない場合など、宛名の詳細については「英語ビジネスメール【宛名の書き方】”Dear””Mr.” などの使い方」を参考にしてください。

1.3.【宛名 = 挨拶】の次の【要件】の書き出し

I am writing this email to apply for the marketing manager position at ABC Agency.
(ABCエージェンシーのマーケティングマネジャーのポジションに応募します。)

Thanks for submitting the product review.
(商品レビューありがとうございました。)

I apologize for the inconvenience caused by product mishap.
(弊社の商品によるご迷惑をお詫びします。)

We would like to invite you to Japan Trade Show at Roppongi Mid-town.
(六本木ミッドタウンでのジャパントレードショーにご招待します。)

It was great to meet you last night at the Japan Trade Show.
(昨夜ジャパントレードショーでお会いできてよかったです。)

I sent you an email three days ago about our agency services.
(弊社のエージェンシーサービスについて3日前にメールを差し上げました。)

As you requested, I am attaching a detailed cost estimate for our service.
(ご要望の、弊社サービスの詳細見積もりを添付いたしました。)

2. ビジネス英語メール【最初の挨拶】宛名 + 挨拶の場合

ビジネスメールでは、「宛名」のあとに、簡単な「挨拶」の言葉を入れる場合もあります。

business email example_宛名+挨拶

2.1. フォーマルな【挨拶】の書き方

I hope this email finds you well.
(お元気にお過ごしでしょうか。)
I hope you’re doing well.
(お元気ですか。)
I hope you’re having a good week.
(お元気にお過ごしのことと思います。)
How do you do?
(お元気ですか。)

注意点:

  • 英語のビジネスメールでは、長い前置きは好まれません。挨拶を入れる場合でも端的に書きましょう。

2.2. カジュアルな【挨拶】の書き方

I hope you’re well.
(元気ですか?)
How are you?
(元気?)
How’s it going?
(どう?)
How have you been?
(元気だった?)

注意点:

  • 親しい相手以外には使わない方が無難な表現です。

3. ビジネス英語メール【最初の挨拶】宛名 + 自己紹介の場合

ビジネスでは、初めてメールを送る場合、宛名のあとに自己紹介を入れる場合もあります。

business email example_宛名+自己紹介

3.1.【自己紹介】の書き方

My name is Michael Johnson, and I work with ABC Technology. I am writing to you for the first time.
(ABCテクノロジーのマイケル ジョンソンと申します。初めてご連絡させていただきます。)

I’m Michael Johnson from ABC Technology. We specialize in providing secure information systems.
(ABCテクノロジーのマイケル ジョンソンと申します。弊社は安全な情報システムを提供しています。)

英語ビジネスメールでの自己紹介の詳細については「「はじめまして」は英語のメールでどう書く?ビジネス例文14選」を参考にしてください。

4. ビジネス英語メール【最後の挨拶】結びの言葉だけの場合

英語のビジネスメールの場合は、「結びの言葉」を「締めの挨拶」として使用することもあります。

business email example_結びの言葉

4.1. フォーマルな【結びの言葉 = 締めの挨拶】の書き方

Regards,:最も一般的で汎用性の高い丁寧な結びの言葉。
Best regards,:”Best” を付けると若干カジュアルになる。
Sincerely,:フォーマルな結びの言葉。名前を知っている場合に使用。
Sincerely yours,:最もフォーマルな結びの言葉。以前連絡したことがある場合に使用。
Yours faithfully,:名前を知らない場合の最もフォーマルな結びの言葉。
Yours sincerely,:名前を知っている場合の最もフォーマルな結びの言葉。

4.2. カジュアルな【結びの言葉 = 締めの挨拶】の書き方

All the best,:フレンドリー、かつ若干フォーマルな結びの言葉。
Best,:”Best regards,” よりもカジュアルな結びの言葉。
Yours,:”Sincerely yours,” などのカジュアル版。
Many thanks,:同僚などにも使えるカジュアルな結びの言葉。
Cheers,:親密な関係な人に使うカジュアルな結びの言葉。
Take care,::個人的によく知っている人に使うカジュアルな結びの言葉。

5. ビジネス英語メール【最後の挨拶】締めの挨拶 + 結びの言葉の場合

ビジネスメールでは、「結びの言葉」の前に、簡単な「締めの挨拶」の言葉を入れることが一般的です。

business email example_締めの挨拶+結びの言葉

5.1. フォーマルな【締めの挨拶】の書き方

I am looking forward to hearing from you (soon).
(ご連絡をお待ちしております。)
Thank you (once more) for your help in/cooperation on this matter.
(本件に関するご協力に対して(再度)お礼申し上げます。)

Any assistance you could give me in this matter would be greatly appreciated.
(本件に対するご協力をいただければ幸いです。)

I would appreciate your immediate attention to this matter.
(本件について迅速にご対応いただけますと幸いです。)

If I can be of assistance, please do not hesitate to contact me.
(必要があればいつでもご連絡ください。)

Please feel free to contact me if you need any further information.
(更に情報が必要な場合はご連絡ください。)

Please let me know if you have any (other) questions.
((ほかに)ご質問があればご連絡ください。)

Please let me know your thoughts on this matter.
(本件についてのご意見を伺わせてください。)

Once again, please accept our apologies for any inconvenience caused.
(ご不便をおかけいたしましたことを再度お詫び申し上げます。)

Thank you for your understanding.
(ご理解ありがとうございます。)

5.2. カジュアルな【締めの挨拶】の書き方

Looking forward to hearing from you (soon).
(ご連絡を待っています。)

Thank you for your help.
(助けてくれてありがとう。)

Thank you for your consideration.
(配慮ありがとう。)

Thank you in advance.
(前もってお礼を言います。)

Let me know if you need anything.
(何か必要なときは連絡ください。)

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((ほかに)何か質問があれば連絡ください。)

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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