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公開日:
2025.04.06

英語メール【書き出し】ビジネスの目的別55例文!完全保存版

英語のビジネスメールでは、宛名(Dear Mr.○○など)の後にいきなり要件(メールの目的)から書き出すことが普通です。

アメリカを中心としたグローバルなビジネス環境では、自分の時間を無駄にされることを忌み嫌います。したがって、メールにおいても、相手の時間を極力無駄にしないよう結論から書き出すことが好まれるのです。

しかし、状況によっては簡単な挨拶や自己紹介、お礼などから書き出す場合もあります。

このコラムでは、あなたがコピペしてすぐに使えるよう、要件から書き出す場合の目的別の17フレーズに加え、挨拶、自己紹介、お礼などから書き出す場合の46フレーズを紹介します。まずは、宛名の書き方(9例文)を簡単に解説します。

1. 英語ビジネスメール【宛名】の書き方(9例文)

メール

1.1. フォーマルな【宛名】

Dear Mr. Johnson,
(親愛なるジョンソン様)
Dear Ms. Monroe,
(親愛なるモンロー様)

注意点:

  • “Dear” のあとに、男性は “Mr.”、女性は “Ms.”、そしてラストネーム(姓/苗字)を書きます。
  • 「ラストネーム」の後に「,」をつけます。アメリカでは「:」も使用されます。
  • 最も一般的なフォーマルな宛名の書き方です。

 

Dear Human Resources Manager,
(人事担当マネジャー様)
Dear Sir,
(ご担当者様(男性とわかっている場合))
Dear Madam,
(ご担当者様(女性とわかっている場合))
To Whom It May Concern,
(ご担当者様)

注意点:

  • 相手の名前を知らない場合は、“Dear” のあとに役職名を書くこともできます。
  • 2つ目以降は何も知らない場合の宛名です。

1.2. フレンドリーな【宛名】

Hello Mike,
(こんにちはマイク)
Greetings,
(こんにちは)
Dear Colleagues,
(みなさま)

注意点:

  • “Hello + ファーストネーム” は社内の同僚もしくは良く知っている顧客にも使用できます。
  • “Greetings,” は不在のときの自動返信メールでもよく使用されます。
  • “Colleagues” は会社の同僚の意味です。複数の同僚に送るときに使用されます。

英語ビジネスメールでの宛名の書き方は「英語ビジネスメール【宛名の書き方】”Dear””Mr.” などの使い方 」に詳しく書いています。

2. 英語ビジネスメール【要件】から書き出す場合の17フレーズ

ノートと鉛筆

宛名のあとに、いきなり要件から書き出す場合です。英語ビジネスメールでは最も一般的です。

2.1.【通知】が目的の書き出し

We are writing to inform you that <we will release new products/ services on April 1st>.
(この度は、<新しい製品/サービスを4月1日に発表することになりましたので> ご連絡させて頂きました。)

I’d like to bring to your attention that <we have started selling our products in Japan>.
(<弊社が日本で商品の販売を開始した>ことをお知らせいたします。)

Please be advised that <the office will be closed on Friday for maintenance>.
(<このオフィスは金曜日、メンテナンスのために閉鎖する>ことを通知いたします。)

2.2.【依頼】が目的の書き出し

I am writing to ask you to send us <your company brochure and product catalog>.
(この度は、<貴社のパンフレットと製品/サービスのカタログをご送付> 頂きたいと思い、ご連絡させて頂きました。)

I am writing to formally request <information regarding the upcoming software release for your smart phones>.
(この度は、<貴社のスマートフォン用のソフトウェアのリリースについての情報>を頂きたいと思い、ご連絡させて頂きました。)

I am writing this letter to request <your assistance in regard to the ABC project >.
(この度は、<ABCプロジェクトについてご協力を>を頂きたいと思い、ご連絡させて頂きました。)

2.3.【確認】が目的の書き出し

We are writing to confirm <our meeting at 12:45pm on April 1st>.
(この度は、<4月1日午後12時45分のミーティング> の確認でご連絡させて頂きました。)

This email is to confirm your upcoming appointment with <ABC Company on April 3 at 1pm>.
(このメールは、<4月1日午後1時の弊社(ABC Company)とのアポイント>の確認でございます。)

We are pleased to confirm <the receipt of your order #XXXXX, dated April 3, 2025>.
(<4月3日のオーダー(#XXXXX)受領>の確認をさせていただきたいと思います。)

2.4.【アポイント】が目的の書き出し

I am contacting you because I would like to visit your company to <introduce our products/services>.
(この度は、<弊社の製品/サービスをご紹介>させて頂きたく、ご面談の機会を頂戴したいと思いご連絡させて頂きました。)

I am writing to request an appointment with you <to discuss how our services can further support your business goals>.
(この度は、<弊社のサービスがどのように貴社のビジネスの目標達成に貢献できるかについてお話し>させて頂きたく、ご面談の機会を頂戴したいと思いご連絡させて頂きました。)

I am writing on behalf of <ABC Corporation> to set up a meeting with you to <discuss how our new products can support XYZ Inc.>.
(この度は、<弊社のサービスがどのように貴社に貢献できるかについてお話し>させて頂きたく、ご面談の機会を頂戴したいと思い<ABCコーポレーション>を代表してご連絡させて頂きました。)

2.5.【問い合わせ】が目的の書き出し

I am contacting you to enquire about <the prices of your products/services>.
(この度は、<貴社の製品/サービスの価格> についてお伺いしたく、ご連絡させて頂きました。)

I recently read/heard about your company and would like to know <more about the products/services that you offer>.
(この度は、貴社に関する記事を拝見致しまして、<貴社の製品/サービスについて詳しく> お伺いしたく、ご連絡させて頂きました。)

Having seen your advertisement in <The Financial Times>, I would like to enquire more about <your products/services>.
(この度は、<フィナンシャルタイムズ> に掲載された貴社の広告を拝見致しまして、<貴社の製品/サービスについて詳しく> お伺いしたく、ご連絡させて頂きました。)

2.6.【苦情】が目的の書き出し

I am writing to express my dissatisfaction with <your products/services>.
この度は、<貴社の製品/サービス> について不満を申し上げたく、ご連絡させて頂きました。

I am writing to complain about <the late delivery of the products we purchased on April 30.>
(この度は、<4月30日に購入した貴社の製品のデリバリーの遅延>について不満を申し上げたく、ご連絡させて頂きました。)

3. 英語ビジネスメール【挨拶】から書き出す場合の13フレーズ

握手する人

宛名のあとに、簡単な挨拶を書く場合です。フォーマル、カジュアル両方のメールでもよく見かけます。

3.1.【フォーマル】なメールでの挨拶

I hope this email finds you well.
(ご健勝のことと存じます)
I hope you are doing well.
(お元気のことと思います。)
I hope your week is going smoothly.
(良い週をお過ごしかと存じます。)
I hope you had a nice weekend.
(よい週末を過ごされたと思います。)

3.2.【カジュアル】なメールでの挨拶

I hope you’re well.
(お元気ですか?)
Hope you’re doing well!
(元気ですか?)
How are you?
(元気?)
How’s it going?
(どう?)

英語ビジネスメールでの挨拶の書き方は「英語ビジネスメール【挨拶】最初と最後をビシッと決める55例文 」に詳しく書いています。

3.3.【以前の出来事を引用】する挨拶

It was great to meet you at <the networking event the other day>.
(<先日はネットワークイベント>でお会いできてよかったです。)
※ 始めて会った方には “meet” を使います。

It was great seeing you at <our opening party>.
(<当方のオープニングパーティ>でお目にかかれてよかったです。)
※ 以前にも会ったことがある人には “see” を使います。

To follow up on our meeting, <I have attached the document you requested>.
(ミーティングでお話ししたように、<ご要望の資料をご送付いたします。>)

As we discussed on our phone call, <I have attached the document you requested>.
(お電話でお話ししたように、<ご要望の資料をご送付いたします。>)

It was great speaking with you about <your new products the other day>.
(<先日は貴社の新しい製品>についてお話しできてよかったです。)

4. 英語ビジネスメール【お礼】から書き出す場合の13フレーズ

よろしくお願いします

宛名のあとに、簡単なお礼を書く場合です。フォローアップのメールではよく見かけます。

4.1. 連絡してくれたことに対するお礼

It’s great to hear from you.
(ご連絡ありがとうございます。)
※ 丁寧なお礼です。

Great to hear from you!
(連絡ありがとう!)
※ “It’s” を省略するとカジュアルになります。

Thanks for getting in touch!
(連絡ありがとう!)
※ カジュアルなお礼です。

4.2. 返信してくれたことに対するお礼

I appreciate your quick response.
(迅速な返答を感謝します。)
※ 丁寧なお礼です。

Thanks for getting back to me.
(返信ありがとう。)
※ カジュアルなお礼です。

Thanks for the fast response.
(迅速な返信ありがとう。)
※ カジュアルなお礼です。

4.3. ミーティングのお礼

I am writing to express my sincere gratitude for your time today.
(本日お会いする機会をいただきありがとうございました。)
※ 丁寧なお礼です。

Thank you for taking the time to meet with me today.
(本日お会いする機会をいただきありがとうございました。)
※ 丁寧なお礼です。

Thanks for your time today.
(今日は時間をとってくれてありがとう。)
※ カジュアルなお礼です。

4.4. その他のお礼

I wanted to thank you for your help regarding <our product marketing>.
(<弊社製品のマーケティング>に関するご支援に対してお礼を申し上げたいと思います。)
※ 支援に対する丁寧なお礼です。

Thank you for your help.
(ご支援ありがとう。)
※ 支援に対するカジュアルなお礼です。

I would like to thank you for your updates on <the project X>.
(<プロジェクトXに関する>最新情報を送っていただき感謝します。)
※ 何か情報を受け取ったときの丁寧なお礼です。

Thanks for the update!
(最新情報をありがとう!)
※カジュアルなお礼です。

5. 英語ビジネスメール【自己紹介】から書き出す場合の3フレーズ

Helloと言っている人

宛名のあとに、自己紹介を書く場合です。初めてメールを送るときに書きます。

5.1. 自己紹介のあとに「始めてメールします」を入れる場合

I am <Taro Suzuki> from <Reiwa Corporation>. I am writing to you for the first time.
(<令和商事>の<鈴木太郎>と申します。はじめてメールを送らせて頂きます。)
※ 「始めてメールします」は、日本人は好きですが、ネイティブはあまり書きません。

5.2. 自己紹介のあとに「メールの目的」を入れる場合

I am <Taro Suzuki> from <Reiwa Corporation>. I am writing to <ask you to send us your product catalog>.
(<令和商事>の<鈴木太郎>と申します。この度は、<貴社の製品カタログをご送付頂きたいと思いご連絡させて頂きました>。)
※ このようにメールの目的をなるべく最初の方に書くことが一般的です。

5.3. 自己紹介のあとに「会社の詳細」を入れる場合

I am <Taro Suzuki> from <Reiwa Corporation>. We are <making software for large corporations>.
<令和商事>の<鈴木太郎>と申します。我々は、<大企業向けにソフトウェアを作っております>。
※ 自社の商品を売り込むときなどは会社の詳細を書きます。

ビジネスで「はじめまして」の英語メールを書くときの詳細は「「はじめまして」は英語のメールでどう書く?ビジネス例文14選」を参照してください。

また、ビジネス英語メールの全般的な書き方については「ビジネス英語メール|件名・書き出しから結びまで!使える例文100選」に詳しく書いています。

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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