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公開日:
2024.08.14
更新日:
2024.08.26

「はじめまして」の英語|シーン別に24の表現を使い分けよう!

英語の「はじめまして」は、状況に応じて表現を変える必要があります。どのような状況でも適切な「はじめまして」を言えるようにしておきましょう。

最初の挨拶と第一印象が大切なのは世界共通です。最初を「ビシッ」と決めれば、あとはなんとかなるものです。

このコラムでは、一般的な「はじめまして」から、カジュアル・フォーマルな場面での「はじめまして」、そしてメールでの「はじめまして」まで、よく使われるフレーズと返答例、そして会話パターンを紹介していきます。これだけ覚えておけば完璧です!

1. どんな状況でも使える「はじめまして」のフレーズと会話パターン

握手する人

1.1. 一般的な「はじめまして」|フレーズ

(It’s/It is) nice to meet you.
(お会いできてうれしいです。)

Point: 「お会いできてうれしいです」を表現する最も一般的なフレーズ。最初の “It’s (It is)” は省略する場合も多いですが、省略しないほうが丁寧なニュアンスになります。

 

(It’s/It is) good/great/wonderful/lovely to meet you.
(お会いできてうれしい/素晴らしいです。)

Point: “nice” を上記のような別な単語に変えることもできます。意味はほとんど変わりません。

 

(I’m/I am) happy/glad/pleased to meet you.
(お会いできてうれしい/幸せです。)

Point: “nice” を上記の単語に変えることもできますが、これらの単語の場合は、主語が “I” になることに注意してください。なお、”pleased” は上品な言い方です。

 

(I’m/I am) happy/glad/pleased to meet you all.
「みなさんにお会いできてうれしいです。」

Point: 複数の人の前での「はじめまして」は、最後に “all”(みなさん)を付けるだけでOKです。

 

(It’s/It is) nice to (finally) meet you in person.
((やっと)直にお会いできて嬉しいです。)

Point: オンライン会議やメールではやり取りはしていたけど、実際に面と向かって会うのは初めての場合の挨拶です。“finally” をつけると「やっと会えた」という感じを表現できます。

1.2. 一般的な「はじめまして」|返答フレーズ

【相手】(It’s/It is) (very/so) nice/good/great/wonderful/lovely to meet you.
(お会いできてうれしいです。)
【返答】(It’s/It is) (very/so) nice/good/great/wonderful/lovely to meet you, too.
(こちらこそ、お会いできてうれしいです。)

Point: 返答の場合は “you” を若干強く発音します。”nice” など の前に “very” や “so” と付けて返答すると、うれしさを強調できます。

注意! “Nice meeting you.” と “Nice to meet you.” の意味は全く異なります。”Nice to meet you. (It is nice to meet you.)” は、初めて会った人に、最初にいう挨拶のことばで、「お会いできてうれしいです」の意味。一方で、“Nice meeting you. (It was nice meeting you.)” は、初めて会った人と話したあと、別れる際にいう挨拶のことばで、「お会いできてうれしかったです。」の意味。” Nice meeting you.” の省略しない形は、”It was” と動詞が過去形になっていることに注意してください。

1.3. 一般的な「はじめまして」|会話パターン

一般的な「はじめまして」の会話パターン:


A: Hi, good morning.
 (おはようございます。はじめまして。)
B: Hello, good morning.
 (おはようございます。はじめまして。)
A: I’m <Taro Tanaka>. Nice to meet you.
 (<田中太郎>と言います。お会いできてうれしいです。)
B: I’m <Mike Smith>. Nice to meet you, too.
 (<マイク・スミス>です。こちらこそ。)


知り合いに初めて会ったときの「はじめまして」の会話パターン:


A: Hi, you must be <Mark>!
 (こんにちは。あなたは<マーク>ですよね。)
B: Yes, you are <Taka>, right?
 (そうです。あなたは<タカ>ですね。)
A: Yes, it’s nice to finally meet you in person.
 (そうです。やっと直接会えましたね。)
B: I’m glad to meet you finally.
 (やっと会えてうれしいです。)


2. カジュアルな場面での「はじめまして」のフレーズと会話パターン

greetings1

2.1. カジュアルな「はじめまして」|フレーズ

Hello!
Hi!
(はじめまして/おはようございます/こんにちは/こんばんは。)

Point: “Hello” と “Hi” は1日のうち、どの時間帯でも使える便利で一番簡単な挨拶のことばです。初対面の人に対しては「はじめまして」の意味にもなります。“Hi” は “Hello” に比べて若干カジュアル。

 

Hello/Hi, good morning.
(はじめまして。おはようございます。)
Hello/Hi, good afternoon.
(はじめまして。こんにちは。)
Hello/Hi, good evening.
(はじめまして。こんばんは。)

Point: 使用できる時間帯は、“Good morning” は午前中、“Good afternoon” は正午以降日没くらいまで、“Good evening” は日没以降が目安です。

2.2. カジュアルな「はじめまして」|返答フレーズ

【相手】Hello!
(こんにちは)
【返答】Hello!
(こんにちは)

【相手】Hello/Hi, good morning.
(はじめまして。おはようございます。)
【返答】Hello/Hi, good morning.
(はじめまして。おはようございます。)

Point: 返答するときは、相手と同じ言葉を繰り返すのが一番簡単です。

 

【相手】(It’s/It is) nice/good/great/wonderful/lovely to meet you.
(お会いできてうれしい/素晴らしいです。)
【返答】You, too. (“(It’s) nice to meet you, too.” の省略形)
【返答】Likewise.
【返答】Same here.
(こちらもです。)

Point: “Nice to meet you.” と言われたときの返答として上記のようにカジュアルに返すこともできます。

2.3. カジュアルな「はじめまして」|会話パターン


A: Hi, I’m <John>. Nice to meet you.
 (こんにちは。<ジョン>です。会えて嬉しいよ。)
B: You, too. I’m <Shin>.
 (こちらこそ。<シン>です。)


なお、「はじめまして」以外の英語の挨拶については「【英語の挨拶と返し方】シーン別パターンを覚えてスムースに!」をご参照ください。

3. フォーマルな場面での「はじめまして」のフレーズと会話パターン

別れの挨拶をする人達

3.1. フォーマルな「はじめまして」|フレーズ

It’s/It is a pleasure to meet you.
(お会いできて光栄です。)

Point: (It’s/It is) nice to meet you.” よりも丁寧なフレーズ。”It’s/It is a” は省略できますが、丁寧に言いたい場合は省略しません。また、”It’s” よりも “It is” の方が更に丁寧になります。

 

It’s/It is my pleasure to meet you.
(お会いできて光栄です。)

Point: 下記のように ”a pleasure” を “my pleasure” とする場合もあります。

 

It’s/It is an honor to meet you.
(お目にかかれて大変光栄に存じます。)

Point: 高貴な方や目上の方に対して使用する非常に丁寧なフレーズ。通常、”It’s/It is an” は省略しません。

注意! 英語では「丁寧さ」よりも「フレンドリーさ」の方を重視する傾向があります。状況にふさわしくない丁寧すぎる表現は、逆に浮いてしますこともあるので注意が必要です。

 

How do you do?
((初対面で) お元気ですか?)

Point: フォーマルかつ、若干古風なフレーズ。初対面のときのみに使用されます。

 

It’s/It is an honor/my pleasure to meet you all.”
「みなさんにお会いできてうれしいです。」

Point: 複数の人の前でのフォーマルな「はじめまして」は、最後に “all”(みなさん)を付けるだけでOKです。

3.2. フォーマルな「はじめまして」|返答フレーズ

【相手】It’s/It is a pleasure to meet you.
(お会いできて光栄です。)
【返答】It is my pleasure to meet you as well.
【返答】It is a (great) pleasure to meet you, too.
(こちらこそお会いできて光栄です。)

Point: “too” に変えて “as well” とすると上品さが増します。また、”great” をつけるとうれしさを強調できます。

 

【相手】It’s/It is a pleasure to meet you.
(お会いできて光栄です。)
【返答】The pleasure is mine.
(こちらこそ光栄です。)

Point: “mine” を強めに発音すると、「こちらこそ」を強調できます。

 

【相手】How do you do?
(お元気ですか?)
【返答】How do you do?
(あなたはお元気ですか?)

Point: 返答の場合は “you” を若干強く発音することで「あなたは」を強調します。

 

【相手】How do you do?
(お元気ですか?)
【返答】It’s a pleasure to meet you.
(お会いできて光栄です。)

注意! 日本では、“How do you do?” と聞かれたら “How do you do?” と答えることが一般的だと思われていますが、不自然だと感じるネイティブスピーカーもいることも事実です。”It’s a pleasure to meet you.” は無難な返答です。

3.3. フォーマルな「はじめまして」|会話パターン

フォーマルな「はじめまして」の会話パターン:


A: Hello, Mr. <Stephen King. I’m <Junichiro Ito>. It is pleasure to meet you.
 (こんにちは、<スティーブン・キング>さん。<伊藤純一郎>と言います。お会いできて光栄です。)
B: The pleasure is mine. Mr. …. I’m sorry. What is your name again?
 (こちらこそ光栄です。えーっと。すみません。もう一度お名前を教えていただけますか?)
A: My name is <Junichiro Ito>. Please call me “<Jun>”.
 (<伊藤純一郎>です。<ジュン>と呼んでください。)
B. Nice to meet you, <Jun>.
 (お会いできてうれしいです。<ジュン>。)


非常にフォーマルな「はじめまして」の会話パターン:


A: Hello, you must be <Mr. Jack Sparrow>.
 (こんにちは。<ジャック・スパロー>様でございますよね。)
B: Yes, I am.
 (はい、そうです。)
A: My name is <Mika Sato>. It is honor to meet you, <Mr. Sparrow>. I’m a big fan of your novels.
 (私は<佐藤美香>と言います。お目にかかれて光栄です、<スパロー>さん。私はあなたの小説の大ファンです。)
B: Thank you. It’s nice to meet you.
 (ありがとう。お会いできてうれしいです。)


フォーマルかつ若干古風な「はじめまして」の会話パターン:


A: You are <Ms. Anne Hathaway>. Am I correct?
 (<アン・ハサウェイ>さんでございますか?)
B: Yes, I am.
 (はい、そうです。)
A: I’m <Hiro Fujiwara>. How do you do?
 (<藤原弘次>と言います。はじめまして。)
B: It’s nice to meet you, Hiro.
 (はじめまして、<ヒロ>さん)


なお、ビジネスでの英語の挨拶の詳細は「英語で挨拶|ビジネスで使える初対面・再会フレーズ完全版!」をご参照ください。

4. ビジネスのメールでの「はじめまして」のフレーズ

メール

メールの場合は、日本語の「はじめまして」にピッタリあてはまる英語表現がありません。「はじめまして」というニュアンスをメールで伝えるには、状況に応じて表現を変える必要があります。

How do you do?
(お元気ですか?)

Point: メールでも “How do you do?” は使えますが、非常に丁寧でフォーマルな言い方です。

 

I am writing to you for the first time.
(はじめてメールを送らせて頂きます。)

Point:「はじめて」ということを強調したい場合はこのフレーズが使えますが、英語では下記のようにすぐにメールの主旨を書く方が好まれます。

 

I am writing to <say hello and to ask you to do me a favor>.
(この度は、<ご挨拶と、お願いがあり>ご連絡しました。)

なお、メールでの「はじめまして」の詳細は「「はじめまして」は英語のメールでどう書く?ビジネス例文14選」をご参照ください。

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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