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公開日:
2025.01.04
更新日:
2025.01.20

英語の面接【質問と回答例】聞かれることは実績と目標の2種類!

英語の面接での質問は2種類に集約されます。Achievement(過去の実績)と Objective(今後の目標)です。

英語の面接を乗り越えるには、まずは、現在を起点として過去に何をやってきたのか、そして、今後何をやりたいのかについて徹底的に考える必要があります。あなたの過去・現在・未来が論理的につながっており、そこに応募したポジションがビシッとはまっていること、そして応募する会社の目標と自分自身の目標とをシンクロさせ、その目標達成への熱意を面接官に理解してもらえれば、あなたが採用される可能性は非常に高くなるでしょう。

単に、よく聞かれる質問に対するありきたりな回答例を丸暗記して、それを面接官の前でうまく言えたとしても、それだけで乗り越えられるような甘いものではありません。その程度で採用されるポジションであれば、そもそも応募する価値のないポジションに違いありません。

このコラムで紹介する質問と回答例は、あなた自身の回答ではありえません。あくまでご参考まで。

1. Job Interview[英語の面接]流れと注意点

英語の面接の一般的な流れは下図の通りです。この中で一番重要なのが、「あなたの自己紹介」と、このコラムの題材である「あなたについての質疑応答」です。

Job Interviewの流れ

本コラム「あなたに関する質疑応答」以外は下記のコラムを参照してください。

【最初と最後の挨拶】:「英語の面接【挨拶】最初と最後をビシッと決める表現と注意点!

【あなたの自己紹介】:「英語の面接【自己紹介】鉄板フレーズと絶対採用される14のコツ

【あなたからの質問】:「英語の面接で質問しよう!面接官も注目の逆質問例文集と注意点

2. Achievement と Objective[実績と目標]両方に関する質問と回答例

シミュレーションする人

Achievement と Objective の両方に関する、よく聞かれる質問と注意点、そして回答例を紹介します。

2.1. ”Tell me about yourself.”

「あなたについて教えてください。」は「自己紹介してください。」と同義です。Achievementをメインに、最後にObjectiveで締めましょう。つまり、現在の仕事についての職務や業績の概略、そこに至る前の経緯や経験、そして最後に応募理由と、あなたがポジションに適している理由を完結に述べましょう。これは「現在・過去・未来 フォーミュラ」と呼ばれる説明方法です。

回答例

“Well, I’m currently an account executive at ABC, where I handle our top-performing client. Before that, I worked at an agency where I was in charge of three different major national healthcare brands. And while I really enjoyed the work that I did, I’d love the chance to dig in much deeper with one specific healthcare company, which is why I’m so excited about this opportunity with your company.”

(私は現在、ABCで取引先担当者をしており、重要顧客を担当しています。その前は、代理店で3つの主要ブランドを担当していました。楽しく働いていましたが、一方で一つの会社に深く関わりたいと思い、御社で働くことに非常にワクワクしております。)

なお、面接の自己紹介については、「英語の面接【自己紹介】鉄板フレーズと絶対採用される14のコツ」に詳しく書いています。

2.2. “Walk me through your resume.”

「あなたの職務経歴を説明してください。」は、”Tell me about yourself.” 同様、面接で最初によく聞かれる質問です。回答は ”Tell me about yourself.” の回答と同じでOKです。現在と過去について説明する際は、応募するポジションに関係する経験と実績を強調すること、そして、なぜ、次はこのポジションであるべきかなど、今後について話すことも忘れないでください。

回答例

I am a <job title> who’s been working in <industry> for the last <number> years. Throughout my career, I’ve always focused on <relevant skills or goals>, leading me to <job role, achievement, or project milestone>. Right now, I’m interested in <professional development goal>. When I saw the job posting on LinkedIn, I was immediately interested. I read more about <company name>, and I really identified with <vision or core value>.

(私は、過去<数>年間<業界>で働いてきました。現在は<役職>です。キャリアを通して、私は<ポジションに関係するスキルや目標>に注力してまいりました。そして、それが<仕事の役割・業績・職歴の節目など>へとつながりました。今、私は<職務上の目標>に興味があります。Linkedinでこのポジションの広告を見たとき、すぐに興味を持ちました。そして御社について調べ、<ビジョン・価値観・ミッション>に共感しました。)

なお、自己紹介の経歴については、「英語【経歴】自己紹介フレーズ|日常会話・面接対応【保存版】」も参考にしてください。

2.3. “Why do you want this job?”

「あなたはなぜこの仕事に就きたいのですか?」という質問に対する回答も、Achievement と Objective の両方を説明するという意味では、上記の2つの自己紹介と同じです。応募するポジションに関係する過去の実績を簡潔にまとめ、自分がこれからやりたいこととポジション(および会社の方向性)をリンクさせて将来の目的を熱く語りましょう。

回答例

“The first thing that caught my eye when I saw the position posted was definitely that it was at ABC Advisers. The part that really spoke to me was the chance to combine the programming skills I gained from being a senior software engineer and my knowledge about quantitative analysis in a position that lets me engage with my growing interest in investing and portfolio management. I’ve been interested in switching to finance for a while now. Joining a quant shop like yours makes sense to me because I think it’s one of the few places where I’ll still be able to use my technical skills and also spend my day thinking about finance. I’m really excited to learn more and see how I’ll be able to contribute to the firm.”

(この募集を見たときに一番目を引いたのは、ABCアドバイザーズの募集だということです。このポジションが私にとって魅力的なのは、ソフトウェアエンジニアとしての私のプログラミングスキルと、定量分析についての私の知識を、興味のある投資に関するポジションでつなぎ合わせることができるからです。是非ファイナンスの業界に入りたいと思っていました。御社で働くことは私にとって非常に筋が通っているのです。なぜなら、ファイナンスのことを考えながら、私のスキルを活用することができる唯一の場所だからです。ポジションについてよく知りたいと思っていますし、どのように御社に貢献できるかもお話ししたいと思っています。)

3. Achievement[過去の実績]に関する質問と回答例

話す人

Achievement についての、よく聞かれる質問と注意点、そして回答例を紹介します。

3.1. “What are your strengths?”

「あなたの長所は何ですか?」という質問は、あなたが応募したポジションに最適な人物であることを示すことができるチャンスです。理想的な回答は、色々な形容詞を並べるのではなく、ポジションに関係する厳選されたものだけを、具体的な例をあげて説明しましょう。あなた自身のストーリーを交えて話すことができれば担当者の印象に強く残ります。

回答例

“One of my strengths is probably my ability to build strong relationships with my clients. I love meeting and getting to know new people so I always approach each new account as an opportunity to make a new work friend. By asking questions about them and really listening to their answers, I’m usually able to build a strong relationship and that is because my renewal rate is more than 90%. I keep contacts from clients even after moving to different companies. They request to work with me again.”

(私の長所の一つは、顧客と強い関係を作ることができるということです。知らない人を会うことが好きですので、新しい顧客にアプローチするときはいつでも新しい仕事仲間を作る機会だと思っています。彼らに質問し、その答えを真摯に聞くことにより、再契約の確率は90%以上を維持しています。会社が変わった後でさえ、顧客からの連絡があります。彼らは私とまた一緒に働きたいと言ってくれます。)

3.2. “What are your weaknesses?”

「あなたの短所は何ですか?」という質問により、担当者は、あなたの自己認識力と誠実さを知りたいと思っています。しかし、短所を述べるだけではなく、それを長所につなげていくことが重要です。例えば、「人前で話すことが苦手です。」だけではなく、「去年、英語スピーチの研修に参加させてもらった。」と付け加えることで短所を長所に変えられ、Achievementの一つとしてアピールできます。

回答例

“I struggle with writing. I believe that as a salesperson, I never had enough time to actually develop creative writing skills. So, my emails are usually pretty straightforward and simple. Recently, I decided to enroll in an online creative writing course. Even though writing is not on my job requirements, I believe it’s an important skill to have in this digital era we live in.”

(私は文章を書くことが苦手です。私は営業として、文章を書く能力を磨く機会がありませんでした。よって、メールはとても単純で直接的な言い方になってしまいます。それで、最近オンラインのコースを取ることにしました。文章を書くことは仕事上あまり必要ではありませんが、デジタル世界で生きていくためには重要なスキルだと思っています。)

3.3. “Do you prefer working independently or on a team?”

「一人で働くことと、チームで働くこととどちらを好みますか?」という質問で、どちらを好むと言った方がいいかは職種や会社のカルチャーによって異なります。しかし、通常一人で行う職種でも、多くの場合、日常的に他の人と協力し合うことが要求されます。この質問に答える際は、あなたの個人的な資質とポジションが要求することを考慮し回答しましょう。具体例を話すことができればより強い印象を与えることができます。

回答例

“I enjoy a blend of the two. I like having a team to strategize with, get diverse opinions from, and reach out to for feedback. But I am also comfortable taking on assignments that require me to work independently. I find I do some of my best work when I can focus alone in a quiet space, but I really value collaborating with my teammates to come up with the best ideas.”

(私は両方好きです。チームで戦略を立て、色々な意見を聞き、フィードバックをもらうことも好きです。一方で、私一人で行うことを要求される課題も苦ではありません。私は、静かな場所で一人で集中できるときに最高の仕事ができると思っています。しかし、チームで最善のアイデアを出し、協力し合うことにも価値を感じています。)

3.4. “What is your greatest professional achievement?”

「仕事上の一番の実績は何ですか?」の質問は、まさにAchievement の質問です。あまり謙遜しすぎることなく、堂々と話しましょう。ここでは「STARメソッド」を紹介しましょう。まずは、状況(Situation)と任務(Task)を説明します。そして、自分がやったこと(Action)と、結果(Result/Achievement)を説明します。

回答例

“As a customer service manager, my greatest accomplishment was improving customer satisfaction by 15% at my last job. When I started working there, the customer service team had a holistic approach to answering customers’ inquiries via email, phone, and social media, but it didn’t work very well. Although everybody doing a little bit of everything might work in some cases, I quickly realized that it wasn’t the best approach for that team. So, I decided to make some changes. I took some time to assess each employee’s strengths and weaknesses and separated great verbal communicators to focus solely on the phone. Better written communicators were responsible for social media and email. Our workflow improved significantly, reducing the time customers had to wait for a response by half, which boosted customer satisfaction by 15% in three months.”

(カスタマーサービスのマネジャーとして、私の一番の業績は顧客満足度を15%向上させたことです。そこで働き始めたときは、すべての人が、メール、電話、SNSなど全ての媒体からの問い合わせに対応する体制でしたが、うまく機能していませんでした。全ての人が全てのことを少しずつやることは機能することもありましたが、チームにとってベストだとは思いませんでした。そこで、私は全ての従業員の強みを弱みを調べ、話すことが得意の人は電話担当、書くことが得意の人はSNSとメール担当と変更しました。それにより仕事の流れは改善し、顧客の待ち時間は半分に減りました。結果、顧客満足度は3ヶ月で15%改善しました。)

3.5. “Tell me about a time you demonstrated leadership skills.”

「あなたのリーダーシップのスキルを発揮できたときについて教えてください。」という質問に対しては、すごいことを話さなければならないと思う必要はありません。あなたが先頭に立ってやったこと、そして方法を変えて進めた経験や、チームを引っ張った経験について考えてみましょう。ここでも「STARメソッド」が使えます。

回答例

“I think that a good leader is someone who can make decisions while also taking into account the opinions and feelings of others. In my last role, my team and I were responsible for giving a big presentation to a prospective client that involved a lot of research ahead of time. I quickly assigned different tasks to members of my team, including giving the newest employee a chance to actually give the presentation. However, the project never really got moving. I asked my team about their concerns and gave everyone an opportunity to share their input, and it turned out that they were struggling in the roles I’d given them. I ended up switching a few people around. Meanwhile, the employee I had assigned to give the presentation was nervous, but still wanted to give it a try. I worked with them to make sure they were ready. When the time came, they have done it! We got the client and the company still has the account today. And that employee became a go-to person for important client presentations. I’m really glad I took the time to listen to everyone’s concerns so that I could re-evaluate my approach and help my team be the best it could be.”

(良いリーダーというのは、チームメートの意見や感情を考慮に入れつつ決断できる人だと思います。直近の職務において、私と私のチームはある潜在顧客への大々的なプレゼンをやることになりました。それは大変な準備を必要としました。私はすぐにチームメンバーそれぞれに異なる課題を与え、新入社員を実際にプレゼンするチャンスを与えました。しかし、全く前進しませんでした。私はチームメンバー全員に懸念点を聞いたところ、私が与えた課題に悪戦苦闘していることがわかったので何人かの課題を変更しました。プレゼンを任せた新入社員は緊張していましたが、やりたいと言っていました。私は引き続きチームメートと緊密にコミュニケーションをとりました。そしてやったのです。その新規顧客を獲得したのです。そしてそのプレゼン担当者は今では新規顧客獲得の重要なプレゼンになくてはならない人です。私は、時間をかけてチーム全員の意見を聞き、アプローチ方法を変えたことで最高のチームにできたことを非常に嬉しく思っています。)

4. Objective[今後の目標]に関する質問と回答例

雄弁な人

Objective についての、よく聞かれる質問と注意点、そして回答例を紹介します。

4.1. “Where do you see yourself in five years?”

「5年後のあなたはどこにいますか?」に対しては正直に答えてください(「どこ」というのは会社ではなく、どのような仕事をしているかと理解してください。)。その際、以下のことに気を付けてください。①あなたのキャリアとして現実的か?②あなたの意欲を表現できているか?③応募したポジションと関係しているか?

回答例

“In five years, I’d like to be in a position where I know more about my longer-term career objectives as a designer. I will have gotten experience working for a design agency and know more about the industry overall. I’ll have grown my technical skills and learned how to take feedback from clients and incorporate it. And the way your agency is set up, I’ll also have gotten the opportunity to design different kinds of services for different kinds of clients to see where I really feel at home before settling on a focus.”

(5年後には、デザイナーとしての長期的な目標をよりよく知っているようになりたいです。デザイン会社で働くことで経験を積み、業界全体についてより深い知識を持っています。スキルも磨き上げ、顧客からのフィードバックの組み入れ方も習得しています。そして、御社のように、様々な顧客に対して、いろいろなサービスのデザインを提供する機会を得ているでしょう。それらの経験をもとに、どの分野に集中するのかを決めていきたいと思っています。)

4.2. “Why should we hire you?” “What can you bring to the company?”

「なぜ我々はあなたを採用しなければならないのですか?」と「あなたは会社に何をもたらしてくれますか?」のような質問に答える準備をするには、会社の課題、そしてそれを解決するためにあなたに何を望んでいるのかを理解し、あなたのスキルと経験で解決できること、過去の同じような課題を解決した経験を語ることによってその信憑性を高めることが重要です。

回答例

“I know it’s been an exciting time for ABC—growing so much and acquiring several startups—but I also know from experience that it can be challenging for the sales team to understand how new products fit in with the existing ones. I have over a decade of experience as a sales trainer, but more importantly, most of those years were working with sales teams that were in the exact same situation ABC is in now. Growth is wonderful, but only if the rest of the company can keep up. I’m confident I can make sure your sales team is confident and enthusiastic about selling new products by implementing a new sales training curriculum I suggest.”

(今はABCにとって刺激的な時期だと思います。急成長しており、いくつかのスタートアップを買収しました。しかし、営業にとっては、既存の製品に新しい製品がどのようにフィットするのかを理解するのは非常に大変なことだと私は理解しています。私は10年以上の営業トレーナーの経験があります。重要なことは、そのほとんどが全く同じ状況だったということです。成長することは素晴らしいことですが、それは会社の全てがついてくることができればの話しです。私の提案するトレーニングを導入することにより、御社の営業が自信を持って新しい製品を扱えるようになることに自信を持っています。)

4.3. Why are you leaving your current job?

「なぜ今の仕事を辞めるのですか?」の質問に対しては、ネガティブな回答は絶対に避けてください。過去のネガティブなことを話すのではなく、次にやりたいポジティブなことを話すきっかけにしてください。新しいことにチャレンジしたいということや、応募したポジションの方があなたにフィットすることなどを話しましょう。

回答例

“I’m ready for the next challenge in my career. I loved the people I worked with and the projects I worked on, but at some point I realized I wasn’t being challenged the way I used to be. Rather than let myself get too comfortable, I decided to pursue a position where I can continue to grow.”

(私はキャリアにおいて新しいことにチャレンジする準備ができています。一緒に働いた人、プロジェクトは大好きでした。しかし、今の私はかつてのようにチャレンジしていないことに気づいたのです。心地よいところに居続けるより、引き続き成長できるポジションを追い求めることにしました。)

4.4. “Can you explain why you changed career paths?”

「なぜ仕事を変えようと思ったのですか?」の質問に答える際に重要なことは、あなたの過去の経験やスキルが、新しいポジションにも応用できることを、例を挙げて説明することです。それらが直接的に関係している必要はありません。実際、一見ポジションには関係なさそうな経験やスキルがどのように活かされるかをうまく説明できれば、担当者に強い印象を与えることができます。

回答例

“Ever since my brother was diagnosed with a heart disease, I’ve been working with him in your annual fund-raise campaign for your organization and help support patients with expenses not covered by insurance. Each time, I’ve been impressed by how truly happy to be there with your employees. So when I saw this posting for a fundraising role, it felt like it was meant to be. For the last 10 years of my career I’ve been an account executive for various SaaS companies, and I’ve really improved my skills when it comes to convincing organizations to make regular payments over the long-term. But I’ve been looking for a position in fundraising where I can use these skills to really help people and I’m highly motivated to do that with your organization.”

(私の兄弟が心臓の病気になって以来、彼と一緒に、患者さんの保険でカバーされない費用をサポートするための御社の募金活動に参加していました。参加するたび、御社の人たちと一緒にそこにいることが本当に幸せだという強い印象を持ちました。この募金活動の募集を見たとき、私は運命だと思いました。過去10年間、SaaS企業担当の営業をしていましたが、その仕事を通して、長期にわたる支払いを継続させるスキルを磨くことができました。しかし今は、このスキルを使って人々を助けるための募金活動ができるポジションを探していました。それが御社であれば非常に嬉しいです。)

5. Others[その他]に関する質問と回答例

意見

Achievement と Objective 以外の、よく聞かれる質問と注意点、そして回答例を紹介します。

5.1. “Are you applying for other jobs?”

「他のポジションにも応募していますか?」という質問により、担当者は、このポジションがあなたの選択肢のトップにあるのか、それとも数ある選択肢の一つに過ぎないのかを知りたがっています。正直が一番です。もし他にも応募しているのであれば、それを伝えましょう。

回答例

“I’ve applied to a couple of other firms, but this role is really the one I’m most excited about right now because…”

(ほかのいくつかにも応募しています。しかし、現在はこのポジションについて最もワクワクしています。なぜなら、… )

5.2. “What’s your current salary?”

「今の給与はいくらですか?」の質問には正直に答える必要はありません。下記の「給与はどれくらいを要望しますか?」の質問に置き換えて返答するか、下記の回答例のように返答することも可能です。なお、アメリカのいくつかの州では、過去の給与レベルについて聞くことは法律で禁じられています。残念ながら日本では禁じられていません。

回答例

“Before discussing any salary, I’d really like to learn more about what this role entails. I’ve done a lot of research on [Company] and I am certain if it’s the right fit, we’ll be able to agree on a number that’s fair and competitive to both parties.”

(給与についてお話しする前に、このポジションについてもっと知りたいと思っています。[会社]について色々と調べ、ポジションも私に合っていると思っていますので、フェアかつ双方が納得する給与レベルで合意することができると思っています。)

5.3. “What are your salary requirements/expectations?”

「給与はどれくらいを要望しますか?」の質問に対する答えを準備する前に、ポジションの給与レベルについて知っておきましょう。会社が公表していない場合は、業界標準を調べておきましょう。そして、固定の金額を提示するよりもレンジで答えること、若干高めの金額を提示するとその後の交渉が楽になります。自分からこの話題を持ち出すことは避けた方が無難です。

回答例

“Based on my skills and experience and on the current industry rates, I’m looking at a salary around $____” (then fill in with your desired salary range and rationale).

(私のスキルと経験、業界の標準を基準としますと、年収[●●万円]くらいの給与を考えています。(論理的根拠を続けた方がベター))([●●万円]には、希望の給与のレンジを入れる。)

5.4. “When can you start?”

「いつから働けますか?」の答えはあなたの状況に左右されます。働いていない状況であれば「来月1日から」など、これから今の会社に退社を伝える必要がある場合は、正直にそう答えましょう。新しく始める前に休暇が欲しい場合も、その旨を伝えても構いません。しかし、会社側は早くしたい場合もあるので、あくまで柔軟に対応しましょう。

回答例

“I am excited for the opportunity to join your team. I have several projects to wrap up in my current role at ABC Company. I plan to give them two weeks’ notice to make a smooth transition for my coworkers and will be happy to come onboard with the team here after that time.”

(御社のチームに入れることにワクワクしています。現在、ABCで担当しているプロジェクトがいくつかあり、それをスムースに引き継ぎするために2週間の時間を取りたいと思っています。その後、御社のチームにジョインしたいと思っております。)

5.5. “What do you like to do outside of work?”

「仕事以外では何をすることが好きですか?」という質問では、担当者は決して雑談で聞いているのではありません。新しいことを学んだり、創造的なことをしているか、どのように職務上の責任と調和しているかなどを知る目的であったり、仕事以外でのあなたという人とあなたの人生について見定めるために聞いていることを忘れないようにしましょう。

回答例

“I’m a huge foodie. My friends and I love trying new restaurants in town as soon as they open—the more unusual the better! I love discovering new foods and cuisines, and it’s also a great activity to share with friends. I try to go out with the same group at least once a week and it’s a fun way to make sure we keep in touch and share experiences even when we’re busy with other things. We even took a trip to New York City and spent each day in a different neighborhood, buying something to share from a few restaurants.”

(わたしは食べることが大好きです。私の友人と私は、新しいレストランがオープンしたらすぐに食べにいくことが大好きです。珍しいものでればあるほどいいです。最低でも1週間に1回、同じグループで行きます。他のことで忙しくても、連絡を取り合い、一緒に経験することは非常に楽しいことです。ニューヨークにも行って、毎日違った場所で、いろいろなレストランで何かを買ってシェアしていました。)

なお、自己紹介での趣味については「英語の自己紹介【趣味】定番フレーズ保存版!日常会話や面接も」にも書いています。

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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