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公開日:
2025.01.10
更新日:
2025.01.20

英語の面接で質問しよう!面接官も注目の逆質問例文集と注意点

面接官への質問は、あなたの熱意を伝える絶好のチャンスです。

面接官が注目する質問をするには、会社とポジションについて徹底的に調べ、自分自身について徹底的に考える必要があります。なぜなら、あなたが本当に知りたいと思っており、かつ、ポジションと会社についての具体的な質問を準備しなければならないからです。

英語の面接は「会話形式」で進んだ場合に良い結果がでます。ただ面接官の質問に答え、「何か質問はありますか?」のときにだけ、「ありきたり」な質問をするのではなく、会話の流れの中で疑問点を解消していくことが理想です。それには高い英語力が求められます。

このコラムでは、「ありきたり」な質問フレーズを全部で48紹介します。決してフレーズだけをそのまま覚えて面接官に向かって棒読みするのではなく、あなたの状況に合わせて必ずテーラーメイドしてください。そうすれば結果はついてきます。Good luck!

1. 【英語の面接】[全体の流れと注意点]

注意

英語の面接の一般的な流れは下図の通りです。この中で一番重要なのが、「あなたの自己紹介」と「あなたについての質疑応答」です。

Job Interviewの流れ_逆質問

本コラム「会社等についての質疑応答」以外は下記のコラムを参照してください。

【最初と最後の挨拶】:「英語の面接【挨拶】最初と最後をビシッと決める表現と注意点!

【あなたの自己紹介】:「英語の面接【自己紹介】鉄板フレーズと絶対採用される14のコツ

【あなたに関する質疑応答】:「英語の面接【質問と回答例】聞かれることは実績と目標の2種類!

2. 【英語の面接】質問する際の[5つの注意点]

電球

英語の面接で質問する際の、基本的な注意点を5つ紹介します。どれも、誰もが陥りやすい落とし穴です。これらに注意しながら慎重に準備してください。

  1. 「質問はありません」と答えるな! 面接官に「何か質問はありますか?」と聞かれたときの最悪の答えは、「いいえ、ございません。」です。面接官は、あなたはこの仕事について真剣に考えていないと受け取られ、面接の準備もしなかったと思われます。
  2. 質問事項は柔軟に! 前もって聞きたいことを準備することはお勧めしますが、すでに答えてもらっていたり、訊きたい質問が新しく出てきた場合は柔軟に対応しましょう。加えて、ネットで調べた質問を読んでいる印象を与えないように、自然な会話を心がけましょう。
  3. 具体的な質問をいくつかすること! ありきたりの質問ではなく、会社やポジションに関する具体的な質問をすることにより、全身全霊を傾けて面接に臨んでいることを示しましょう。職務に対してあなたがもたらすことのできる価値を再度強調することを忘れずに。
  4. 面接の最後にだけ質問するな! 面接は会話形式で進むことがベストです。会話中、適切だと判断できる質問をするようにしましょう。
  5. 本当に答えを聞きたい質問をすること! 面接官を感動させるためだけの質問しないように。あなたが本当に知りたいことを聞けるチャンスです。それは、あなたがそもそもその仕事に本当に就きたいかどうかにも影響することかもしれません。

3. 【英語の面接】[仕事]について質問しよう!

多くの仕事

オファーを受けたときのために、ポジションの日々の職責について、現在と将来においてどのようなものなのかをしっかりと把握しておきましょう。「想像していたものと違った」や「ブラックだった」と後で後悔しないように。

“What are the skills and experiences you’re looking for in an ideal candidate?”
(このポジションの候補者に求めるスキルと経験はなんですか?)

“What are the biggest challenges that someone in this position would face?”
(このポジションの方が直面するであろう最大のチャレンジはなんですか?)

“Can you show me examples of projects I’d be working on?”
(私が担当するであろうプロジェクトの例を教えてもらえますか?)

“What are the most immediate projects that need to be addressed?”
(最初に担当するプロジェクトはなんですか?)

“What does a typical day or week look like in this role?”
(このポジションの方は、どのような1日もしくは1週間になりますか?)

“How does this position contribute to the company overall?”
(このポジションの方は、会社に対してどのように貢献することになるのですか?)

“What sort of budget would I be working with?”
(私が担当する予算はどれくらいですか?)

4. 【英語の面接】[会社]について質問しよう!

疑問なこと

会社についてもよく訊いておきましょう。仕事は単なる日々の「To Do リスト」ではありません。会社の価値観があなたのものと共通しているか?同じ方向を向いているか?などを知ることは重要です。

“What gets you most excited about the company’s future?”
(御社の将来について、何が一番ワクワクしますか?)

“What direction do you see this company heading in over the next few years?”
(今後5年間、御社はどの方向に進んでいくのでしょうか?)

“What are the company’s most important values?”
(御社が最も重要視することが何ですか?)

“What can you tell me about your new products or plans for growth?”
(成長のための新しい製品や計画について言えることを教えてください。)

“What are the current goals that the company is focused on?”
(御社が注力している喫緊の目標は何ですか?)

5. 【英語の面接】[チーム]について質問しよう!

ミーティング中の人達

日々一緒に働くチームの人たちは、あなたの仕事人生を築いてくれるかもしれません。もしくは破壊するかもしれません。あなたにとって最適なチームかどうかを判断するために質問しましょう。

“Can you tell me about the team I’ll be working with?”
(私が一緒に働くであろうチームについて教えてください。)

“Who will I work with most closely?”
(誰と最も緊密に働くことになります?)

“Who will I report to directly?”
(私の直属の上司は誰になりますか?)

“What are the team’s biggest strengths and challenges?”
(チームの最も強いところと、そうでないところは何ですか?)

“Which other departments/teams work most closely with this one and how?”
(ほかのどの部署/チームと最も緊密に連携することになりますか?そしてどのように?)

6. 【英語の面接】[上司]について質問しよう!

シミュレーションする人

もし面接官があなたの将来の上司であれば、チームの日々の職務についてより具体的な質問をしましょう。人事部の採用担当者やリクルーターでは答えることのできないチームの詳細についてです。

“How long have you been a manager?”
(どれくらいチームを率いているのですか?)

“What do you like most about leading this team?”
(このチームの一番好きなところはどこですか?)

“What is your management style like?”
(あなたのマネジメントスタイルを教えてください。)

“How frequently do you provide feedback to the team?”
(どれくらいの頻度でチームにフィードバックをしていますか?)

“What other departments or units will I interact with?”
(ほかのどの部署やチームと連携することになりますか?)

“What would be my first challenge in this position, if I get hired?”
(もし私が雇われたら、このポジションでの最初の挑戦は何ですか?)

“What surprises employees the most after they start?”
(入社した後、人々が最も驚くことは何ですか?)

7. 【英語の面接】[能力開発]について質問しよう!

トレーナー

このポジションを、単なる新しい仕事ととらえるのではなく、キャリアを積み重ねていく上での次のステップだと考えましょう。このポジションはあなたの最終的な目標を達成するためのステップになりますか?

“What does your onboarding process look like?”
(新入社員に対する研修はどのようなものですか?)

“What learning and professional development opportunities are available to your employees?”
(従業員に対すて、どのような学習機会や能力開発の機会がありますか?)

“Will there be opportunities for stretch assignments where I can learn a lot and use new skills?”
(多くを学ぶことができ、新しいスキルを使うことができる職務を担当させていただく機会はありますか?)

“Are there opportunities for advancement within the company?”
(社内で昇進の機会はありますか?)

“Where have successful employees previously in this position progressed to?”
(過去にこのポジションに就いていて成功された方は、どのように昇進されましたか?)

8. 【英語の面接】[評価方法]について質問しよう!

チェックリスト

上司となる方のマネジメントスタイルや、会社とチームの優先順位を理解するために、業績の評価方法について理解しておきましょう。

“What are the most important things you’d like to see someone accomplish in the first 30, 60, and 90 days on the job?”
(このポジションに就いたあとの30日後、60日後、90日後に成し遂げるべき最も重要なことは何ですか?)

“What are the performance expectations of this position over the first 12 months?”
(このポジションに就いたあと1年間での期待されるパフォーマンスはどのようなものですか?)

“What is the performance review process like here? How often would I be formally reviewed?”
(御社のパフォーマンスレビューのプロセスはどのように行われますか?正式なレビューはどの程度の頻度で行われますか?)

“What metrics or goals will my performance be evaluated against?”
(私の業績はどのような基準や目標に沿って評価されますか?)

9. 【英語の面接】[面接官]について質問しよう!

3人のビジネスパーソン

面接官に質問することは、あなたが人として彼らに興味があるということを示すことができます。それは、将来の同僚と関係を気づく絶好のチャンスです。

“How long have you been with the company?”
(どれくらいこの会社で働いているのですか?)

“Why did you join this company?”
(なぜこの会社に入社されたのですか?)

“What did you do before this?”
(前は何をされていたのですか?)

“What’s your favorite part about working here?”
(ここで働く最もお気に入りのところはなんですか?)

“What part of your job are you most excited about over the next few months?”
(過去数ヶ月の間で、最もワクワクした仕事はなんですか?)

“Are there any upcoming projects you’re especially interested in?”
(これから担当するプロジェクトで特に興味があるのは何ですか?)

10. 【英語の面接】[企業文化]について質問しよう!

乾杯する人達

例えば、あなたがお酒を飲まない場合や、子供のために家に帰らなければならないときに、毎日仕事の後に「ハッピーアワー」がある職場だとしたら?もしくは、協力し合う環境を望んでいたのに、全ての人が自分自身の仕事だけに集中しているような職場だとしたら?会社の文化について、あなたにとって重要なことを訊いておきましょう。

“How would you describe the work environment here—is the work typically more collaborative or more independent?”
(御社での仕事環境について教えてください。チームワークが多いですか?個々でやる場合が多いですか?)

“Can you tell me about the last company event you did together?”
(直近の社員全員での会社のイベントについて教えてください。)

“What’s your favorite office tradition?”
(会社の伝統で最も気に入っているものは何ですか?)

“What do you and the team usually do for lunch?”
(あなたとあなたのチームはランチはどうしていますか?)

“What’s different about working here than anywhere else you’ve worked?”
(他で働いていたときと、何か異なるところはありますか?)

“Does anyone at the company or on this team hang out outside the office?”
(チームや会社の人たちは仕事あとなどに飲みに行ったりしますか?)

11. 【英語の面接】[最後]に質問しよう!

目標

帰る前に、担当者が必要な情報を全て得たかどうか、そしてあなたが今後について全て理解しているかどうかを確認しましょう。

“Is there anything else I can provide you with that would be helpful?”
(何か他に必要な情報はありますか?)

“Can I answer any final questions for you?”
(最後に何かお答えできることはありますか?)

“What are the next steps in the interview process?”
(採用プロセスの中で、次のステップは何ですか?)

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しかしながら、真のスピーキング力を身につけるには、定型フレーズを覚える「トップダウン学習」だけでは不十分です。単語・文法・発音を組み合わせて無限の文章を自由自在に使えるようにする「ボトムアップ学習」も同時並行的に行うことをお勧めします。

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
英語は学習方法で決まる。
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