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公開日:
2021.06.12

英語【名詞の複数形】作り方※8つのルール・不規則変化と例外

英語の名詞には「単数形」と「複数形」がある。「複数形」にするには、単純に「単数形」の語尾に「-s」をつける場合が多い。しかし、「-es」をつけたり、全く別な形になったり(不規則変化)、形が変わらない場合(単複同形)などもある。

このコラムでは、名詞の複数形の作り方を徹底的に解説する。規則的に複数形を作れる名詞の8つのルールをまとめた表が以下である。これらの詳細と、不規則変化・単複同形などについても細かく説明しよう。

名詞の語尾複数形単語例
-s+ esbus → buses(バス)
-sh+ esdish → dishes(皿)
-ch+ eschurch → churches(教会)
-x+ esbox → boxes(箱)
子音 + -o+ estomato → tomatoes(トマト)
子音 + -y→ iescity → cities(都市)
-f, -fe→ vesshelf → shelves(棚)
上記以外+ scat → cats(ねこ)

1. 「数えられる名詞」と「数えられない名詞」

英語の名詞には「単数形」と「複数形」がある。しかし、全ての名詞に「複数形」があるわけではない。「数えられる名詞」(加算名詞)にのみ「複数形」があり、「数えられない名詞」(不加算名詞)には「複数形」はない。

例えば、「apple」(りんご)は「可算名詞」だが、「rice」は「不可算名詞」である。「加算名詞」の「apple」には「単数形」の「apple」と「複数形」の「apples」があるが、「不可算名詞」の「rice」には「単数形」の「rice」しかない。「rices」という「複数形」はない。

英語の数えられる名詞と数えられない名詞1

「加算名詞」なのか「不可算名詞」なのかは、一つ一つ覚えていくことが基本である。しかし、ルールがないわけではない。詳細は「英語【名詞】※5種類の名詞の使い方・形を基本から徹底解説!」を参考にしてほしい。

それでは、英語の名詞の複数形の作り方を解説していこう。

2. 名詞の複数形|規則的に変化する名詞

「加算名詞」の「単数形」を「複数形」にする場合、ルールに従って形を変えればよい名詞を「規則変化」の名詞と呼ぶ。規則変化のルールは下記のように8つある。

  1. s」で終わる名詞は「es」をつける。
  2. sh」で終わる名詞は「es」をつける。
  3. ch」で終わる名詞は「es」をつける。
  4. x」で終わる名詞は「es」をつける。
  5. 子音 +「o」で終わる名詞は「es」をつける。
  6. 子音 +「y」で終わる名詞は「y」を「i」に変えて「es」をつける。
  7. f」「fe」で終わる名詞は「f」「fe」を「v」に変えて「es」をつける。
  8. 上記以外の名詞は「s」をつける。

それぞれ、覚えておきたい重要な単語を紹介しよう。

2.1.「s」で終わる名詞は語尾に「es」をつける。

単数形の語尾複数形単語例
-s+ esbus → buses(バス)
address → addresses(アドレス)
class → classes(クラス)
lens → lenses(レンズ)
miss → misses(失敗)
boss → bosses(上司)
toss → tosses(軽く投げること), etc.

2.2.「sh」で終わる名詞は語尾に「es」をつける。

単数形の語尾複数形単語例
-sh+ esdish → dishes(皿)
bush → bushes(茂み)
wish → wishes(望み)
brush → brushes(ブラシ)
radish → radishes(大根)
flash → flashes(発光)
rush → rushes(突進), etc.

「fish – fish(単複同形)」(魚)などの例外もある。「単複同形」については下記4. を参照してほしい。

2.3.「ch」で終わる名詞は語尾に「es」をつける。

単数形の語尾複数形単語例
-ch+ eschurch → churches(教会)
bench → benches(ベンチ)
peach → peaches(桃)
branch → branches(枝・支店)
sandwich → sandwiches(サンドイッチ)
watch → watches(時計)
coach → coaches(コーチ), etc.

「stomach – stomachs」(胃)などの例外もある。

2.4.「x」で終わる名詞は語尾に「es」をつける。

単数形の語尾複数形単語例
-x+ esbox → boxes(箱)
fox → foxes(キツネ)
ax → axes(おの), etc.

「index – indices」(索引)などの例外もある。

2.5. 子音 +「o」で終わる名詞は語尾に「es」をつける。

単数形の語尾複数形単語例
子音 + -o+ estomato → tomatoes(トマト)
potato → potatoes(いも)
hero → heroes(ヒーロー)
motto → mottoes(標語)
cargo → cargoes(貨物)
mosquito → mosquitoes(蚊)
buffalo → buffaloes(バッファロー), etc.

「piano – pianos」(ピアノ)、「photo – photos」(写真)、「kilo – kilos」(キロ)などの例外も多い。

2.6. 子音 +「y」で終わる名詞は「y」を「i」に変えて「es」をつける。

単数形の語尾複数形単語例
子音 + -yy をi に
変えて
+ es
city → cities(都市)
baby → babies(赤ちゃん)
story → stories(物語)
family → families(家族)
fly → flies(ハエ)
country → countries(国)
secretary → secretaries(秘書), etc.

2.7.「f」「fe」で終わる名詞は「f」「fe」を「v」に変えて「es」をつける。

単数形の語尾複数形単語例
-f, -fe-f, -feを
v に変えて
+ es
shelf → shelves(棚)
leaf → leaves(葉っぱ)
wolf → wolves(オオカミ)
wife → wives(妻)
knife → knives(ナイフ)
life → lives(命), etc.
thief → thieves(泥棒), etc.

「roof – roofs」(屋根)、「safe – safes」(金庫)、「belief – beliefs」(信条)などの例外もある。

2.8. 上記以外の名詞は語尾に「s」をつける。

単数形の語尾複数形単語例
上記以外+ sbook→ books(本)
dog → dogs(いぬ)
shop → shops(店)
car → cars(車)
key → keys(鍵)
mistake → mistakes(失敗)
hotel → hotels(ホテル), etc.

3. 名詞の複数形|不規則に変化する名詞

名詞の中には「単数形」と「複数形」の形が全く異なるものも少なくない。「不規則変化」の名詞というが、これらはひとつひとつ覚えていくしかない。

不規則変化の名詞の例

単数形複数形
man(男)men
woman(女)women
child(子)children
foot(足)feet
tooth(歯)teeth
mouse(ネズミ)mice
datum(データ)data
medium(メディア)media
analysis(分析)analyses
crisis(危機)crises
basis(基礎)bases
hypothesis(仮説)hypotheses
phenomenon(現象)phenomena
stimulus(刺激)stimuli
axis(軸)axes
goose(ガチョウ)geese
formula(公式)formulae
index(索引)indices
larva(幼虫)larvae
memorandum(覚書)memoranda
octopus(タコ)octopi
passerby(通行人)passersby
quiz(クイズ)quizzes

4. 名詞の複数形|単数形と複数形と同じ形の名詞

名詞の中には「単数形」と「複数形」の形が全く同じものもある。「単複同形」の名詞という。

4.1. 単複同形の名詞の例

単数形複数形
sheep(羊)sheep
carp(鯉)carp
deer(鹿)deer
yen(円)yen
means(手段)means
species(種)species

4.2. 単複同形の名詞の使い方

単複同形の名詞は、下記の例文の「carp(鯉)」ように、「10匹」でも「ten carp」であり「ten carps」とはしない。


I have a carp in my garden.
(私は庭に1匹の鯉を飼っています)
There are ten carp in this pond.
(この池には10匹の鯉がいます)


5. 名詞の複数形|常に複数形の名詞

名詞の中には常に「複数形」で使用される単語もある。「単数形」はない。

5.1. 常に複数形で使用される名詞(単数形はない)の例

scissors(はさみ)
glasses(メガネ)
trousers(ズボン)
jeans(ジーンズ)
shorts(ショートパンツ)
tights(タイツ)
pants(ズボン)
pajamas(パジャマ)
binoculars(双眼鏡), etc.

5.2. 常に複数形で使用される名詞の使い方

常に複数形で使用される名詞は、下記の例文の「glasses(眼鏡)」のように、2つ(のレンズ)でワンセットのものである。

これらの名詞は、「glasses」と単独で使うこともできれば、「a pair of」(ワンセットの)をつけることもできる。


He is wearing glasses.
= He is wearing a pair of glasses.
(彼は眼鏡をかけている)

My glasses are on the table.
= My pair of glasses is on the table.


上記の例文のように、「glasses」は一つの眼鏡でも複数形として扱われる。一方で、「a pair of」を付けると単数形として扱われる。


He has five pairs of glasses.
(彼は眼鏡を5つもっている)


複数の眼鏡を表す場合は、上記の例文のように「[数詞]pairs of glasses」とすればよい。

6. 名詞の複数形|形は単数形でも複数形として扱われる名詞

名詞の中には、形は「単数形」でも「複数形」として扱われる名詞もある。

6.1. 形は単数形でも複数形として扱われる名詞の例

常に複数形として扱われる名詞の例
people(人々)
police(警察), etc.
複数形としても単数形としても扱われる名詞の例
company(会社)
firm(会社)
government(政府)
family(家族)
team(チーム)
stuff(スタッフ)
audience(聴衆)

6.2. 形は単数形でも複数形として扱われる名詞の使い方

下記の例文の「people」や「police」は、単数形の形だが常に複数形として扱えばよい。


There are many people in the park.
(公園にたくさんの人がいる)
Some people are very tired.
(一部の人々はとても疲れているようです)


下記の例文の「company」や「family」などの複数の人の集合体は、単数形の形だが複数形として扱われる場合も多い。


The company have decided to withdraw from the market.
(その会社は市場から撤退することを決めた)
My family are all well.
(私の家族は皆元気です)


7. 名詞の複数形|形は複数形でも単数形として扱われる名詞

また、名詞の中には、形は「複数形」でも「単数形」として扱われる名詞(不可算名詞)もある。

7.1. 形は複数形でも単数形として扱われる名詞の例

news(ニュース)
economics(経済(学))
politics(政治(学))
electronics(電子工学)
mathematics(数学)
athletics(運動競技)
means(手段)
series(シリーズ)
species(種)

7.2. 形は複数形でも単数形として扱われる名詞の例

下記の例文のように「news」や「mathematics」「species」は単数形として扱われる。


The news I heard yesterday was surprising.
(私が昨日聞いたニュースは驚くものだった)

Mathematics is my favorite subject.
(数学は私の好きな教科だ)

Sandfish is a species of fish.
(ハタハタは魚の一つの種だ)


8. 名詞の複数形|複数形にできない名詞

最後に「複数形」にできない名詞、つまり「不可算名詞」(数えられない名詞)のうち、重要なものを紹介する。

8.1. 複数形にできない不可算名詞の例

music(音楽)
furniture(家具)
coffee(コーヒー)
bread(パン)
wood(木)
suggestion(提案)
honesty(正直さ)
advice(アドバイス)
work(仕事)
information(情報)
baggage/luggage(手荷物)
traffic(交通)
weather(天気)
travel(旅行)
Japan(日本)

8.2. 複数形にできない不可算名詞の使い方

下記の例文の「music」は不可算名詞なので「musics」という複数形はない。


I like music.
(私は音楽が好きだ)


下記の例文の「coffee」も複数形はないので、「コーヒー2つ」は「two cups of coffee」というのが正確な英語である。しかし現実には「two coffees」もよく使われる。


Can we have two cups of coffee?
(コーヒーを2つもらえますか)


下記の例文の「wood」は「木」という意味では複数形はない。「woods」は「森」の意味になる。


This table is made of wood.
(このテーブルは木でできている)


日本人が間違いやすい名詞として、下記の例文の「advice」があるが、これも複数形にはできない。通常「some」のあとは複数形がくるが、「some advices」は間違い。


Can you give me some advice?
(アドバイスを頂けますか?)


なお、「coffee(コーヒー)」「wood(木)」などを「物質名詞」、「suggestion(提案)」「hope(希望)」などを「抽象名詞」、「Japan(日本)」などを「固有名詞」というが、これらは「不可算名詞」(数えられない名詞)なので、基本的には複数形はない。

「物質名詞」や「抽象名詞」などの名詞の種類については「英語【名詞】※5種類の名詞の使い方・形を基本から徹底解説!」を参考にしてほしい。

8.3. 複数形に「できる」「できない」両方の場合がある名詞

同じ単語でも意味やニュアンスによって複数形にできる場合(加算名詞)とできない場合(歩加算名詞)がある名詞も少なくない。下記がその例である。

複数形にできない(不可算名詞)複数形にできる(可算名詞)
noise
(一般的な雑音)
a noise / noises
(特定の雑音)
paper
(紙)
a paper / papers
(新聞)
room
(スペース)
a room / rooms
(部屋)
glass
(ガラス)
a glass / glasses
(コップ)
light
(光)
a light / lights
(明かり・電灯)
hair
(頭に生えている全ての髪)
a hair / hairs
(一本一本の髪)
experience
(経験)
a experience / experiences
(体験した事柄)
difficulty
(困難)
a difficulty / difficulties
(困ったこと)
hope
(希望(抽象的な意味))
hope
(具体的な希望)

8.4. 複数形に「できる」「できない」両方の場合がある名詞の使い方

下記の例文の「paper」のように、意味の違いによって複数形にできる場合とできない場合がある名詞は、その使い方はわかりやすいだろう。


I buy two papers every day.
(私は毎日2つの新聞を買う)
I need some paper to write on.
(私は書くための紙が必要だ)


一方で、下記の例文の「experience」のように、若干のニュアンスの違いの場合は非常にわかりにくい。


I had some interesting experiences while I was travelling.
(私は旅行中いくつかの面白い経験をした)
I was offered the job because I had a lot of experience.
(私は多くの経験があるのでその仕事をオファーされた)


上記の、複数形の「some interesting experiences」は、「体験した事柄」という意味で複数形にできる(加算名詞)。一方で、単数形「a lot of experience」は、抽象的な意味での「経験」で複数形にできない(不可算名詞)。

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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