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公開日:
2020.04.13
更新日:
2020.04.19

英語の一人称とは!※人称代名詞の主格・所有格・目的格を解説

英語の「一人称」を説明する。「二人称」と「三人称」もついでに理解しておこう。単純明快かつ、一目瞭然の表も理解の助けになるだろう。

一人称・二人称・三人称の代名詞のことを「人称代名詞」と呼ぶ。人称代名詞には、その働きにより「主格」「所有格」「目的格」の3つの種類がある。その他にも「所有代名詞」と「再帰代名詞」についても説明する。

文法は理解するだけでは宝の持ち腐れ。それらの使いこなし方も紹介する。更に、文法用語をしっかりと理解したい方向けに、「人称とは?」「代名詞とは?」「目的語とは?」など、「」がついている用語を掘り下げて解説する。

さあ、始めようか!

1. 英語の「一人称」とは?

1.1. 「一人称」は「I」と「We」

「一人称」とは、「自分」(話し手)のことだ。英語の「I」と「We」を「一人称」と呼ぶ。「I」(私)は一人称の「単数形」、「We」(私たち)は「複数形」である。

英語の一人称代名詞

なお「人称」には、「一人称」の他に「二人称」と「三人称」がある。それらについては下記「2. 英語の「二人称」とは?」と「3. 英語の「三人称」とは?」で説明する。

1.2. 「一人称」の「人称代名詞」

一人称の「代名詞」は、その働きにより「主格」「所有格」「目的格」の3種類に分けられる。

  • 主格:文の主語として使われる代名詞(一人称は「I」と「We」のみ)
  • 所有格:名詞の前について、「だれだれの〜」という所有を表す代名詞(一人称は「my」と「our」のみ)
  • 目的格:「だれだれを」「だれだれに」のように「目的語」として使われる代名詞(一人称は「me」と「us」のみ)

「一人称」の「代名詞」は以下のように整理される。なお、これら「人を表す代名詞」のことを「人称代名詞」と呼ぶ。

英語の一人称代名詞の一覧表

1.3. 「一人称」の「所有代名詞」

「一人称」の「所有代名詞」は「mine」(私のもの)と「ours」(私たちのもの)の2つ。

英語の一人称代名詞と所有代名詞の一覧表

「一人称」の「人称代名詞」の「所有格」である「my」(私の)および「our」(私たちの)は、後ろに名詞をおかなければならないが、「所有代名詞」は単独で使うことができる。

人称代名詞の所有格と所有代名詞の違いは以下の通り。

Is this your car? (これはあなたの車ですか?)
(答え) Yes, this is my car. (はい、これは私の車です。) (「my」は「人称代名詞」の「所有格」)
(答え) Yes, this is mine. (はい、これは私のものです。) (「mine」は「所有代名詞」)

1.4. 「一人称」の「再帰代名詞」

「一人称」の「再帰代名詞*」は「myself」(私自身)と「ourselves」(私たち自身)の2つ。

英語の一人称代名詞と所有代名詞と再帰代名詞の一覧表

「再帰代名詞」は下記の2つの使われ方がある。

  1. 目的語として使われる場合
    I looked at myself in the mirror. (私は鏡の中の私自身を見た。)
  2. 強調するときに使われる場合
    I will do it myself. (私が私自身でそれをやります。)

2. 英語の「二人称」とは?

2.1. 「二人称」は「you」

「二人称」とは、「相手」(聞き手)のことだ。英語の「you」を「二人称」と呼ぶ。二人称の「you」は、「単数形」(あなた)も「複数形」(あなたたち)も「you」のまま形は変わらない。

英語の二人称代名詞

2.2. 「二人称」の「人称代名詞」「所有代名詞」「再帰代名詞」

「二人称」の「人称代名詞」「所有代名詞」「再帰代名詞」は以下の通り。

英語の一人称・二人称代名詞の一覧表

二人称については、人称代名詞の主格、所有格、目的格のすべてと所有代名詞について、単数形と複数形とが同じ形になることに注意して頂きたい。

3. 英語の「三人称」とは?

3.1. 「三人称」は「I」と「you」以外の全て

「三人称」とは、「自分」(話し手)と「相手」(聞き手)以外の全てだ。英語では「he」「she」「it」「Taro」「My cat」「they」「Taro and Hanako」「those books」など、人だけではなく、「物」や「事」もすべて「三人称」である。

英語の三人称代名詞

3.2. 「三人称」の「人称代名詞」「所有代名詞」「再帰代名詞」

「三人称」の「人称代名詞」「所有代名詞」「再帰代名詞」は以下の通り。

英語の一人称・二人称・三人称代名詞の一覧表

人称代名詞の「it」の所有格「its」は「it’s」ではない。「it’s」は「it is」の省略形なので注意して頂きたい。また、「it」の所有代名詞は存在しないことも注意して頂きたい。

なお、「三人称」については、別途コラムで詳細に説明するので参考にして頂きたい。

4. 英語の「人称代名詞」「所有代名詞」「再帰代名詞」の使い方

使い方

英語の「人称代名詞」「所有代名詞」「再帰代名詞」について、ネイティブ・スピーカーの使い方を紹介する。ビジネスでよく使用される定型表現ばかりなので、明日から早速使って頂きたい。

それぞれの例文には、是非一緒に学んで頂きたい文法項目を取り上げている。詳細を知りたい場合は、リンクをクリックすればそのコラムに移動する。また、文型も記載しているので参考にして頂きたい。

4.1. 人称代名詞の使い方

4.1.1. 主格

人称代名詞の主格(主語として使われる人称代名詞)の例文を紹介する。

一人称

  • (単数) I work for Google. (第1文型/現在形)
     (訳: 私はグーグルで働いています。)
  • (複数) We are working on a project in Germany. (第1文型/現在進行形)
     (訳: 私たちはドイツのプロジェクトに従事している。)

二人称

  • (単数) You will be a good manager. (第2文型/未来)
     (訳: あなたはよいマネージャーになるでしょう。)
  • (複数) Are you visiting the client today? (第3文型/未来)
     (訳: あなたたち(あなた)は、今日その顧客を訪問しますか?)

三人称

  • (単数) He is going to show you our products. (第4文型/未来)
     (訳: 彼は我々の製品をあなたに見せる予定です。)
  • (単数) She is going to make the client happy. (第5文型/未来)
     (訳: 彼女はクライアントをハッピーにするでしょう。)
  • (単数) What time is your train? – It leaves at 10 am. (第1文型/未来)
     (訳: あなたの電車は何時ですか? – それは午前10時に出発します。)
  • (複数) They have become good leaders. (第2文型/現在完了)
     (訳: 彼ら/彼女らはよいリーダーになった。)

4.1.2. 所有格

人称代名詞の所有格(「だれだれの〜」を意味する人称代名詞)の例文を紹介する。

一人称

  • (単数) This is my colleague who works at our London office. (第1文型/関係代名詞)
     (訳: この方は、弊社のロンドン事務所で働いている私の同僚です。)
  • (複数) Our products are better than competitors’. (第2文型/比較級)
     (訳: 我々の製品は競合他社のものより良いです。)

二人称

  • (単数) Your opinion was the most helpful to us. (第2文型/最上級)
     (訳: あなたの意見は我々にとって一番役に立った。)
  • (複数) Your cooperation would be highly appreciated. (第2文型/受け身)
     (訳: あなたたちの(あなたの)協力は大変ありがたいです。)

三人称

  • (単数) His/Her cellphone needs charging. (第3文型/動名詞)
     (訳: 彼女の携帯電話は充電が必要です。)
  • (単数) The computer looks as if its battery died. (第1文型/仮定法)
     (訳: このコンピュータは、そのバッテリーが切れたかのように見える。)
  • (複数) Pointing out the sample, he explained their products. (第3文型/分詞構文)
     (訳: サンプルを指し示しながら、彼は彼らの製品について説明した。)

4.1.3. 目的格

人称代名詞の目的格(「だれだれを」「だれだれに」を意味する人称代名詞)の例文を紹介する。

一人称

  • (単数) Will you do me a favor? (第4文型/助動詞)
     (訳: お願いを聞いてくれませんか?)
  • (複数) Can you show us the way to your office? (第4文型/助動詞)
     (訳: 我々にあなたの事務所までの道を教えてくれませんか。)

二人称

  • (単数) Shall I help you? (第3文型/助動詞)
     (訳: お手伝いしましょうか?)
  • (複数) We would like to invite you to the conference. (第3文型/助動詞)
     (訳: 我々はあなたたちを(あなたを)会議に招待したいです。)

三人称

  • (単数) You mustn’t forget to call him today. (第3文型/助動詞)
     (訳: あなたは今日彼に電話することを忘れてはいけません。)
  • (単数) Do I have to report to her every day? (第1文型/助動詞)
     (訳: 私は毎日彼女に報告しなければなりませんか?)
  • (単数) You should give it a try. (第4文型/助動詞)
     (訳: あなたはそれを試してみるべきだ。)
  • (複数) May I invite them to the party? (第3文型/助動詞)
     (訳: 私は彼らをパーティに招待してもいいですか?)

4.2. 所有代名詞の使い方

「〜のもの」を意味する所有代名詞の例文を紹介する。

  • Is this book yours or mine? – It’s hers. (第2文型)
    (この本はあなたのものですか、私のものですか? – それは彼女のものです。)
  • We are meeting a friend of ours tomorrow. (第3文型)
    (私たちは明日私たちの友達と会います。)
  • I don’t have a car, so he lent me his. (第4文型)
    (私は車を持っていません。だから彼が私に彼のものを貸してくれました。)
  • We will follow this plan of theirs. (第3文型)
    (私たちは、この彼らのプランに従います。)

4.3. 再帰代名詞の使い方

再帰代名詞の「目的語」として使用される場合と、「強調」として使用される場合の例文を紹介する。

  • I enjoyed myself. (目的語)(第3文型)
    (私は楽しみました。)
  • I visited the client by myself. (目的語)(第3文型)
    (私は私一人でクライアントを訪問しました。)
  • Let’s fix the computer ourselves. (強調)(命令形)
    (私たち自身でコンピュータを直しましょう。)
  • Please help yourselves. (目的語)(命令形)
    (ご自由にお取りください。)
  • You have to do it yourself. (強調)(第3文型)
    (あなたはあなた自身でそれをやらなければなりません。)
  • He/She introduced himself/herself to the other guests. (目的語)(第3文型)
    (彼/彼女は他の招待客に彼女自身を紹介した。)
  • The presentation itself wasn’t so bad, but it was too long. (強調)(第2文型)
    (プレゼン自体は悪くなかったが、長すぎた。)
  • They don’t know what they should do themselves. (強調)(第3文型)
    (彼らは、彼ら自身でも何をすべきかわからなかった。)

5. 「そうだったのか!?」の英文法用語解説

電球

上記の説明の中で出てきた文法用語のうち、「*」のついたものについて説明する。

5.1. 「人称」とは?

「人称」とは「人の称号」のことであり、「話し手」(一人称)と「聞き手」(二人称)と「話し手と聞き手以外」(三人称)という役割を区別するための文法用語だ。「一」「二」「三」は人数を表しているのではなく、ただの番号である。

5.2. 「代名詞」とは?

「代名詞」とは「名詞」の「代わり」となる語(「代わりの名詞」)のことだ。

例えば、あなたの会社が携帯電話を売っているとして、それを表現する場合、「We sell cell phones.」(私たちは携帯電話を売っています。)という。「We」は、あなたの会社で働く全ての従業員、もしくは会社を表す「代わりの名詞」だ。このような「代わりの名詞」を「代名詞」と呼ぶ。

なお、英語の「代名詞」については、別途コラムで詳細に説明するので参考にして頂きたい。

5.3. 「人称代名詞」とは?

「人称代名詞」とは、「人の代わりを表す名詞」を意味する。しかし、実は「人称代名詞」は、「人」だけを表す代名詞ではない。

三人称は、話し手(一人称)と聞き手(二人称)以外の、話に上がってくる人・物・名詞で表せる出来事などの語句を指す。三人称の人称代名詞には「it」が含まれるが、「it」は通常、人の代名詞ではない。「人称代名詞」といえども、「人」だけではなく「物」や「事」の代わりを表すことがある。

5.4. 「目的語」とは?

動詞の後で「〜を」「〜に」などの表すときの「〜」を、動詞の「目的語」という。例えば下記の例文では、「baseball」のことを、動詞「play」の「目的語」という。

I play baseball. (私は野球をします。)

前置詞の後にくる名詞を、前置詞の「目的語」という。例えば下記の例文では、「desk」のことを、前置詞「on」の「目的語」という。

There is a book on the desk. (机の上に本があります。)

なお、英語の「目的語」については、別途コラムで詳細に説明するので参考にして頂きたい。

6. まとめ

祝福
  • 「一人称」とは、「自分」(話し手)のこと。英語の「I」と「We」を「一人称」と呼ぶ。「I」(私)は一人称の「単数形」、「We」(私たち)は「複数形」だ。
  • 「人称代名詞」は、その働きにより「主格」「所有格」「目的格」の3種類に分けられる。主格は、文の主語として使われる。所有格は、名詞の前について「だれだれの〜」という所有を表す。目的格は、「だれだれを」「だれだれに」のように「目的語」として使われる。
  • 「二人称」とは、「相手」(聞き手)のこと。英語の「you」を「二人称」と呼ぶ。二人称の「you」は、「単数形」(あなた)も「複数形」(あなたたち)も「you」のまま。
  • 「三人称」とは、「自分」(話し手)と「相手」(聞き手)以外の全て。人だけではなく、「物」や「事」もすべて「三人称」だ。
  • 「人称代名詞」の他に、「〜のもの」を意味する「所有代名詞」と、「〜自身」を意味する「再帰代名詞」がある。
  • 一人称・二人称・三人称の代名詞をまとめたのが以下の表だ。
英語の人称代名詞・所有代名詞・再帰代名詞の一覧表
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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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