ホーム > ブログ > 英語【名前の書き方】※ローマ字表記方法と姓名の順番の基本!
公開日:
2021.08.27

英語【名前の書き方】※ローマ字表記方法と姓名の順番の基本!

日本語の名前をローマ字表記する場合は「ヘボン式ローマ字」で書くことが一般的である。しかし、最近はそれによらずに比較的自由に表記する人も増えてきた。名前のローマ字表記の基本と応用を説明する。

また、姓名の順番については、ローマ字で書く場合は「名・姓」の順番で書くことが一般的であったが、日本政府の方針の影響もあり、それも変わりつつある。また、カンマや大文字を使うなどの別の方法もあるので、それらの基本と応用を説明する。

1. 英語での名前の書き方|ローマ字表記の基本と応用

日本語の名前を英語表記する場合は「ヘボン式ローマ字」を使って書くことが一般的である。

その理由は、パスポートの氏名を「ヘボン式ローマ字」で表記することが「旅券法」という法律で定められているからだ。

1.1.【基本】日本語と「ヘボン式ローマ字」の変換表

日本語と「ヘボン式ローマ字」の変換表は以下の通り。

ヘボン式ローマ字50音
ヘボン式ローマ字濁音・半濁音
ヘボン式ローマ字拗音

1.2.【基本】注意が必要な「ヘボン式ローマ字」

長音(ちょうおん)|母音をのばす音

※「い」をのばす場合:「I」は省略しない


【例】
椎名(しいな)→ SHIINA(× SHINA
新潟(にいがた)→ NIIGATA(× NIGATA
新菜(にいな)→ NIINA, etc. (× NINA), etc.


※「う」をのばす場合:末尾の「U」は省略する

【例】
佐藤(さとう)→ SATO(× SATOU
太郎(たろう)→ TARO(× TAROU
伊藤(いとう)→ ITO(× ITOU), etc.


※「う」をのばす場合:「U」は一つ

【例】
裕子(ゆうこ)→ YUKO(× YUUKO
優太郎(ゆうたろう)→ YUTARO(× YUUTARO
秀太(しゅうた)→ SHUTA, etc. (× SHUUTA), etc.


※「お」をのばす場合:「おう」は「O」

【例】
浩平(こうへい)→ KOHEI(× KOUHEI
翔太(しょうた)→ SHOTA(× SHOUTA
陽子(ようこ)→ YOKO, etc. (× YOUKO), etc.


※「お」をのばす場合:「おお」は「O」

【例】
太田(おおた)→ OTA(× OOTA
大西(おおにし)→ ONISHI(× OONISHI
大岡(おおおか)→ OOKA, etc. (× OOOKA), etc.


促音(そくおん)|小さい「っ」で表記する音

※ 小さい「っ」を入れる場合:子音を重なる

【例】
一平(いっぺい)→ IPPEI
吉川(きっかわ)→ KIKKAWA
服部(はっとり)→ HATTORI, etc.


※ 小さい「っ」を入れる場合:「CH」の前は「T」を入れる

【例】
吉兆(きっちょう)→ KITCHO
八丁(はっちょう)→ HATCHO, etc.


撥音(はつおん)|「ん」で表記する音

※「B」「M」「P」の前に「ん」を入れる場合:「N」ではなく「M」

【例】
本間(ほんま)→ HOMMA(× HONMA
俊平(しゅんぺい)→ SHUMPEI(× SHUNPEI
丹波(たんば)→ TAMBA, etc. (× TANBA), etc.


1.3.【応用】「ヘボン式ローマ字」以外のローマ字表記

最近は「ヘボン式ローマ字」によらずに比較的自由に表記する人も増えてきた。最近よく見かける例を紹介するが、パスポートでは使えない(別途申請が必要)。そのほかの公的な書類でも避けた方がよいだろう。

「お」をのばす場合:「H」を入れる


【例】
伊藤(いとう)→ ITOITOH
大野(おおの)→ ONOOHNO
翔太(しょうた)→ SHOTASHOHTA, etc.


「K」を「C」で表記する


【例】
莉子(りこ)→ RIKORICO
誠(まこと)→ MAKOTOMACOTO, etc.


「R」を「L」で表記する


【例】
理沙(りさ)→ RISALISA
沙羅(さら)→ SARASALA, etc.


名前の途中でハイフン「-」を入れる


【例】
健一(けんいち)→ KENICHIKEN-ICHI
(「けにち」を避けるため), etc.


2. 英語での名前の書き方|姓名の順番の基本と応用

英語で名前を書く場合は、通常「名 → 姓」の順で書く。

一方で、日本人の名前をローマ字で書く際は、国の公文書では「姓 → 名」の順にすると政府が2019年9月に決めた。

詳しく説明しよう。

2.1.【基本】英語の名前は「名 → 姓」の順番が基本

英語で名前を記載する際は、公用語が英語の国では「名 → 姓」の順番である。


【例】
Donald Trump(ドナルド・トランプ)
Tom Cruise(トム・クルーズ)
Cameron Diaz(キャメロン・ディアス), etc.


日本人の名前をローマ字で記載する際も「名 → 姓」の順番が基本である。その際、日本人以外の方にとって「名」と「姓」の区別がつきにくいため、「姓」を全て大文字にする場合もある。


【例】
Shohei Otani/OTANI (大谷翔平)
Shinzo Abe/ABE(安倍晋三)
Hayao Miyazaki/MIYAZAKI(宮崎駿), etc.


ちなみに、大谷翔平の背番号は「OHTANI」である。

2.2.【基本】日本人の名前をローマ字で記載する場合は「姓 → 名」と政府が決定

日本政府は、2019年9月、公文書などに日本人の名前をローマ字で書く際は「姓 → 名」の順番にすることを決定した。姓と名を明確に区別させる必要がある場合は、姓の全てを大文字にするとのことだ。


【例】
Otani/OTANI Shohei(大谷翔平)
Abe/ABE Shinzo(安倍晋三)
Miyazaki/MIYAZAKI Hayao(宮崎駿)
, etc.

パスポートではこの表記方法になる。しかし、名刺には「名 → 姓」の順番で記載している方も未だ多く、一般的には浸透しているとは言い難い。

2.3.【基本】フォームに名前を記載する際の注意点

フォームにローマ字で名前を記載する際、基本は「First name」のところに「名」、「Last name」のところに「姓」を記載する。しかし、「名」と「姓」は下記のように色々な呼び方があるので注意が必要だ。


【名】
「First name」
「Given name」
「Personal name」
「Christian name」



【姓】
「Last name」
「Family name」
「Surname」

「Middle name」を記載するところもあるが、日本人は空欄のままでいい。英語圏の方は「Middle name」を持っている方が多いが、その場合の書き方の順番は「名 → middle name → 姓」である。


【例】
Joseph Robinette Biden Jr.(ジョー・バイデン)
Angelina Jolie Voight(アンジェリーナ・ジョリー)
John Fitzgerald Kennedy(ジョン・F・ケネディ), etc.


2.4.【応用】カンマ・ピリオドやイニシャルを使った名前の記載方法

※ カンマ「,」は、「名」と「姓」の順番を反対に記載するときに使用される。


【例】
Trump, Donald(ドナルド・トランプ)
Abe, Shinzo(安倍晋三)
Shakespeare, William(ウィリアム・シェイクスピア), etc.


なお、日本政府が決定した「姓 → 名」の記載方法の場合は、「姓」のあとにカンマ「,」は入れない。

※ ピリオド「.」は省略するときに使用される。


【例1】
D. Trump
Donald T.
T., Donald
Trump, D.
(ドナルド・トランプ)



【例2】
S. Abe
Shinzo A.
A., Shinzo
Abe, S.
(安倍晋三)


なお、「A., Shinzo」は、「,」があるので「名」と「姓」が反対に記載されているという意味であり、Aのあとに「.」があるので「姓」(Abe)は省略されているという意味である。

しかしながら、このように名前の一部を省略して記載する機会はあまりないだろう。

2.5. 英語圏の人の名前を書く場合の注意点

名前の省略形(ニックネーム)には要注意!

英語圏の人の正式な名前を書かなければならない場合は注意が必要だ。普通に使用されている名前(省略形・ニックネーム)が正式な名前ではない場合がよくあるからだ。

例えば、アメリカ合衆国第46代大統領の「Joe Biden」(ジョー)の正式な名前は「Joseph Robinette Biden Jr.」(ジョセフ)である。その他にも下記のような例がある。


【例】
Mike(マイク)→ Michael(マイケル)
Steven(スティーブン)→ Stephen(ステファン)
Jeff(ジェフ)→ Jeffrey(ジェフリー), etc.


敬称をつけることも忘れずに!


男性(未婚もしくは既婚):Mr.(ミスター)
女性(未婚もしくは既婚):Ms.(ミズ)


なお、既婚女性の場合は「Mrs.」(ミセズ)が使用される場合もあるが、最近は「Ms.」(ミズ)を使用する場合が多い。

また、女性か男性が不明な場合は「Mx.」(ミクス)が使用される場合がある(主にイギリス)。

これらの敬称のあとには「姓」かフルネーム(名姓)を書く。「名」だけはだめ。


【例】
Mr. Donald Trump
Mr. Trump
(ドナルド・トランプ様)
(× Mr. Donald)


親しい人には、「姓」もしくは「名」のあとに「-san」をつけることも受け入れられる(あなたが日本人の場合)。


【例】
Donald-san
Trump-san
(ドナルドさん・トランプさん)


フィニッシュ
無料eBook
英語独学完全マニュアル
presented by The English Club
英語コミュニケーション力を
独学で効率的に習得する学習法の全て(全74ページ)

英語は独学で習得できます。でも、「自分の学習方法が正しいかどうか」と不安に思っていませんか?本書は、英語の学習法についてお悩みの皆様に、第二言語習得研究と脳科学(神経科学)研究の知見に基づいた真に効率的な英語学習法をご紹介することを目的にしています。

無料eBookの主な内容

  • 単語・文法・発音の効率的な基礎力強化方法
  • インプット(読む・聞く)能力向上のための英語脳作りトレーニング法
  • アウトプット(話す・書く)能力向上のためのリハーサル・トレーニング法
  • 学習計画の立て方と効率性を上げるための学習習慣

「英会話スクールに通っているけど思うように上達しない…」「TOEICで高得点を取ったけど話せない」などでお悩みの皆さまも是非ご一読ください。

無料Email Newsletter
presented by The English Club
英語学習をサポートするニュースレターを配信中!
是非ご購読ください!
月曜日
「英語の名言」
火曜日
「英語の語源」
水曜日
「英語の発音」
木曜日
「ビジネス英語」
金曜日
「英語のプレゼン」
土曜日
「英語学習FAQ」
この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう
執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
英語は学習方法で決まる。
徹底して科学的根拠にこだわったThe English Clubの英語学習法は、
今までにない効率的な英語習得を目指します。

CONTACT

本気で英語を学びたい方は下記の電話番号、
お問い合わせフォームよりご連絡ください。

TOP