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公開日:
2020.07.11
更新日:
2022.12.15

英会話上達のコツ|スピーキング初心者が知るべき3つの超原則!

英会話のスピーキングの上達には3つの基本的なコツがある。それは、①「シンプル表現」、②「まず結論」、③「プロソディ重視」だ。

この3つのコツを意識してトレーニングを繰り返せば、英会話のスピーキングの上達は格段に速くなる。また、初心者であれ、上級者であれ、スピーキング時にこの3つのコツを意識すれば、ネイティブとのコミュニケーションの質は格段に上がる。

このコラムでは、英会話上達の3つの基本的なコツに加えて、科学的にもその効率性が立証されているトレーニング方法をご紹介する。初心者から上級者まで、英会話の上達を目指している皆さまを対象としているが、ある程度高いレベルの英語力を目標としている方向けだ。

なお、英会話でのリスニング力向上については「英会話上達のコツ|リスニング初心者が取るべき7つの基本戦略!」を参考にして頂きたい。

1. 英会話上達のコツは「シンプル」「まず結論」「プロソディ」!

英会話(スピーキング)を効率的に上達させるコツは、①「シンプルに表現」すること、②「結論を先に言う」こと、そして③「プロソディを重視」することの3つである。

英会話上達のコツ

英会話ができる人ほど「シンプル」な英語で表現する。また、「結論を先に言う」とネイティブとのコミュニケーションがスムースになる。そして、「プロソディを重視」する人の英語はネイティブによく理解してもらえる。一つ一つ説明しよう。

2. 英会話上達のコツ①|「シンプル」に表現すること!

意見

重要なのでもう一度言う。『英会話ができる人ほど「シンプル」な英語で表現する。』それは、自分の言いたいことを正確に表現するためだ。

英会話を効率的に上達させたいのであれば、目標は中学英語で自分の言いたいことを全て表現できるようにすることである。

2.1. 英会話ができる人ほどシンプルな英語を使う理由とは!

自分の言いたいことを正確に伝えるためには、使い方を熟知した単語・構文(文法)を使う必要がある。使い方が曖昧な単語や文法を使って表現しようとすると、間違った使い方になってしまう可能性が高くなり、自分に言いたいことが正確に伝わらないリスクが高くなる。

シンプル英語を使う理由

いくら英語を長年学習してきた方であっても、使い方を熟知した単語や構文は限られる。「理解できる」レベルの知識と、「使える」レベルの知識の間には大きな差があるからだ。使えるレベルにするためには、奥深い知識が必要になる。

英会話ができる人(効率的に英語を習得した人)は、自分の言いたいことを自由に表現するための範囲だけを、使えるレベルにまで知識を深掘りし、それらだけで表現する。したがって、必然的に「シンプル」な英語になるのだ。

2.2. 例えば「suggest」を使えるようにするには?

例えば、「suggest(提案する)」という単語を知らない英語学習者は少ないだろう。中学で習う超基本単語であり、ビジネスパーソンであれば頻繁に使う単語である。しかし、この「suggest」を使えるようにするためには奥深い知識が必要となる。

suggestの使い方

「suggest」を正確に使いこなせるようになるためには、「suggest」のあとに「to不定詞」を使うことはできないこと、節を続ける場合は「should」が省略されるので、節内の主語が三人称単数でも動詞は原形になること、そして、「suggest」のあとに動名詞は使えることなどを知らなければならない。

このように、「suggest」のような超基本語でも、正確に、そして自由に使いこなせるようになるためには深い知識が必要になる。しかし、全ての単語・構文(文法)を使えこなせるようになる必要はない。自分の言いたいことを自由に表現できさえすればよいのだ。それには、理解できる英語の範囲と使える英語の範囲を区別して学習すれば効率性が格段に上がる。

2.3. 理解できる英語の範囲と使える英語の範囲を区別すること!

「理解できる英語の範囲」と「使える英語の範囲」を区別して学習すれば効率的に英会話を習得できる。

理解できる英語を使える英語の範囲

私たちは、日本人として、読んだり聞いたりすれば理解できるが、書いたり自分で使えない漢字は多くある。つまり、理解はできるが、自分では使えない漢字だ。英語も同じで、読んだり聞いたりすれば理解できるが、自分では使えない単語や構文(文法)があっても構わない。むしろ、その方が自然なのだ。

自分の言いたいことを自由に表現できるギリギリの範囲だけを使えるようにし、残りは理解できるようにしておけば、最も効率的に英語を習得できる。

2.4. 中学英語で自分の言いたいことは自由に表現できる!

使えるようしなければならないギリギリの範囲は中学英語である。中学3年間で学習する単語と文法を、自由に、そして正確に使えるようになれば、自分の言いたいことを自由に表現できると考えていい。

例えば、中学校で「仮定法」は習わない。「仮定法」は理解できるようにしておくべきだとは思うが、必ずしも使えるようにする必要はない。仮定法を使わなくても、他の言い方で同じことが表現できるからだ。

中学英語の表現

「携帯電話を持っていたら、あなたに電話していただろう。」をそのまま英語で言おうとすると、「仮定法過去完了」を使わないと表現できない。しかし、「携帯電話を持っていなかったので、あなたに電話しなかった。」に表現を変えると、単純な中学英語で表現できる。若干のニュアンスの違いがあるかもしれないが、不慣れな仮定法過去完了を無理して使うことで、間違ってしまい自分の言いたいことを伝えられなかったり、途中で沈黙してしまうより遥かによい。

頭に浮かんだ言いたいことが中学英語で言えないような複雑なことだった場合は、頭をやわらかくして、中学英語で言えるようなシンプルな言い方を考る。このような頭の動かし方は、英会話を上達させる上で身につけなければならない重要なスキル(「原則」)の一つである。

2.5. シンプルな英語で話すためのセンテンスの作り方のコツとは!

シンプルな英語で話すための、英語のセンテンスの作り方のコツを4つ紹介する。

センテンスは短く: 英会話の場合は、センテンスを長くすると相手に伝わりにくくなる。加えて間違いやすくなる。一つのことを言うときも、いくつかのセンテンスに分けていうと、シンプルな英語にでき、間違いも少なくなる。

人を主語にする: 「物」や「事」を主語にするとセンテンスが複雑になり、途中で言えなくなるリスクが高い。「I」「We」「You」などの人を主語にしてセンテンスを作るとシンプルな英語にできる。

受動態より能動態: 動作を受けた主体を主語にする「受動態」ではなく、動作を起こした主体を主語にした「能動態」を使うようにするとセンテンスをシンプルにできる。間違いを避けることもできる。

名詞より動詞: 名詞と動詞の両方の形がある単語は、動詞や動名詞を使うようにするとシンプルになる。一般的に、名詞を使うと「固い」表現になりやすく、「動詞」や「動名詞」を使うと単純でわかりやすい英語になる。

シンプルな英語の作り方については、「英語のライティング|書き方のコツとおすすめツールを徹底解説」で詳細を説明しているので参考にしてほしい。

3. 英会話上達のコツ②|「結論」を先に述べること!

決定

「結論を先に言う」とネイティブとのコミュニケーションがスムースになる。それは、英語のセンテンスを頭の中で作るとき、そして、雑談のとき、英語の会議などで自分の意見を述べるときなど、全ての英会話の状況において、最も重要な「原則」の一つと言っていい。

3.1. 英語のセンテンスを作るときは「結論」を先に言え!

英会話のスピーキングでは、頭の中で言いたいことを英語にする際、まずは結論を先に言う癖をつけよう。そうすれば、より簡単に文章(センテンス)が作れるようになる。

英語は結論を先に言うようにできている言語である。一方で、日本語は結論を後に言うようにできている言語である。したがって、日本語の順番で英語の文章(センテンス)を作ろうとするとうまくいかないのだ。

英語は結論が先

例えば、「これは(私が)昨日あの店で100円で買ったiPhoneです。」を英語にすると、“This is the iPhone which I bought at that shop at \100 yesterday.”となる。日本語では、最後に結論の「iPhoneです。」と言うが、英語では、まず「これは iPhone だ。」という一番重要なことを言ってから、「which」という関係代名詞を使って、「どういう iPhone」なのかを説明する。

説明から入る日本語と、結論から入る英語の違いが理解できるだろう。英語を話すときは、常に結論(重要なこと)を先に言うことを意識しよう。そうすれば頭の中でセンテンスを作ることが楽に感じられるはずだ。なぜなら、英語は結論(重要なこと)を先に言うようにできている言語だからだ。その証拠に、上の例文は、日本語の順番では英語のセンテンスを作ることはできない。

3.2. 英会話の論理展開も「結論」が先で「説明」が後!

英会話では、話す順番も結論が先である。日本語では「起・承・転・結」で表現するように小学生の頃から教えられてきた。しかし英語ではそれは通用しない。常に「結論が先で説明は後」である。

英会話も結論が先

例えば、日本語の会話では、「週末どうだった?」と聞くと、「土曜日はどこにいって…」など、週末にやったことを説明し始める方も多いと思う。しかし、これを英会話でこれをやったら、ネイティブの頭の上には大きな「?」が出てくる。

英会話では、まずは結論を言う。つまり、「How was your weekend?(週末どうだった?)」の質問に対する結論だ。楽しかったのか、そうでもなかったのか、つまらなかったのか、などの「How」(どのようだったか)に対して答えてから、その理由は後で言うことが普通である。

常に結論を先に言うことを心がけると、ネイティブともスムースに会話できるようになる。

3.3. 英語のネイティブの頭の中は全て「結論」が先!

ネイティブの頭の中は常に「結論」が先にある。上で説明した英会話だけではない。プレゼンの構成、会議での発言の仕方に加えて、メールやレポートなどのライティングでも常に結論を先に述べることを心がけてほしい。そうしないと、仕事がうまくいかないという状況にもなり得るからだ。

ミーティング中の人達

例えば、英語の会議で発言する際、まずは自分の立場(何が言いたいか)をはっきりとさせてから、その理由を述べるようにしよう。日本語の会議では理由から入る場合も多いと思うが、英語の会議では、理由から入ると必ずネイティブが横から入ってきて最後の結論を言えなくなる。

メール

また、メールの書き方もそうだ。例えば、何かをお願いするメールをネイティブに送らなければならないとする。その場合は、必ずお願いしたいことを最初に書くようにしよう。日本語では状況説明から入る場合も多いと思うが、英語でそれをやると最後まで読んでもらえない。

4. 英会話上達のコツ③|「プロソディ」に注意すること!

「プロソディを重視」する人の英語はネイティブによく理解してもらえる。「シンプル」な英語で「結論」を先に話したとしても、ネイティブが理解できる「発音」で話すことができなければ、英会話が上達しないどころか、会話が成り立たない。

英語のプロソディ

「プロソディ」とは、「リズム」や「イントネーション」などの「音の強さ・速さ・高さの変化」のことだ。第二言語習得研究では、このプロソディがネイティブの理解度を最も左右するといわれている。

4.1. イントネーション(抑揚)に注意!

「イントネーション」はプロソディの構成要素の一つである。イントネーションとは、話すときの声の「高低」の変化のことだ。日本語では「抑揚」という。英語はこのイントネーションの変化によって、日本語以上に意味(ニュアンス)の違いを表現できる。以下が一つの例だ。

Excuse me⤵.
「失礼します。」(通常の意味)

Excuse me⤴.
「もう一度言ってもらえますか?」(聞こえなかったので質問している)

Excuse me⤴.
(強く発音)「何を言っているんですか!」(言われたことに怒っている)

イントネーションが間違っていたり、比較的平坦な日本語調のイントネーションで英語を話したりすると、自分の意図とは違った意味で伝わる場合があるので注意が必要となる。

英語のイントネーション

イントネーションには2種類ある。「文の種類」で決まるイントネーションと、「話者の意図」で決まるイントネーションだ。前者は文法で決まっているので習得することは比較的簡単だが、後者を習得することは難しい。会話の実践の場で、ネイティブのまねをしながら徐々に体得していくしかない。

イントネーションの例や詳細な解説は「英語のイントネーション(抑揚)|基礎と応用15のルールで発音矯正」を参考にしてほしい。

4.2. リズム(強弱)に注意!

「リズム」はプロソディのもう一つの構成要素である。英語のリズムは、発話の「強弱」や「スピード」の差によって起こる。下の例文を見てほしい。

I’ll show you the photo of my family.
(あなたに私の家族の写真を見せよう。)

この例文では、通常太字の部分が「強く」発音され、その他の部分は「弱く」発音される。そして、一般的には「強く」発音されるところは「ゆっくり」発音され(強・遅)、「弱く」発音されるところは「速く」発音される(弱・速)。それによって英語独特のリズムが生じることになる。

英語のリズム

リズムには、「内容語・機能語」で決まる場合と、「話者の意図」(重要なところとそうではないところ)で決まる場合などがある。

「内容語」は、名詞、本動詞、形容詞、副詞、疑問詞、数詞などのことをいい、「機能語」は、冠詞、前置詞、接続詞、代名詞、関係詞、助動詞などのことをいう。通常「内容語」は「強・遅」、「機能語」は「弱・速」で発音する。

英語のリズムについては、上記以外にも知っておくと便利なルールが他にもある。詳しくは「英語はリズムが重要!4つの法則を理解して使える英語を獲得する」を参考にして頂きたい。

5. 英会話の上達には「ボトムアップ学習」と「トップダウン学習」!

ある程度の高いレベルまで英会話の能力を向上させるためには、よく使われるフレーズや言い回し(定型表現)を覚えるだけでは不十分である。単語・文法・発音の3つを組み合わせて無限の英文を、自由に、そして素早く作れるようにしなければならない。

英語のトップダウン学習とボトムアップ学習

The English Clubでは、定型表現を覚えて使えるようにする学習を「トップダウン学習」、単語・文法・発音を組み合わせて無限の文章を作れるようにする学習を「ボトムアップ学習」と呼んでいる。それら2つのトレーニング方法を紹介しよう。

5.1. ボトムアップ学習のトレーニング法とは!

単語・文法・発音を組み合わせて無限の文章を作れるようにするための「ボトムアップ学習」には、「リハーサル」が必須である。その重要性は第二言語習得研究でも立証済みだ。ピッツバーグ大学言語学教授の白井氏は、「リハーサルの効果は絶大」と指摘している。

第二言語習得研究で使われている「リハーサル」とは、英語で考えることを意味する。白井氏は「単語や文を実際に声に出さずに頭の中で言うタスク(課題)」と表現している。

「リハーサル」の具体的なトレーニング方法を紹介しよう。ここでは概要のみ説明する。より詳しい説明は「英語スピーキング|話せない方必読!科学的練習法と5つの注意点」を参考にしてほしい。

シミュレーション(Simulation)

「シミュレーション」とは言いたいことを前もって頭の中で考えること。言ったことを後で振り返って修正することも含まれる。スピーキング力アップのための基本中の基本のトレーニングであり、英語で考える「リハーサル」の中心的なトレーニング方法の一つ。

リプロダクション(Reproduction)

「リプロダクション」とは聴いた英文を再現(Reproduce)すること。意味を理解することに意識を集中して英文を聴き、その意味を基に英文を再現するスピーキングのトレーニング。結果的に音源の英文と同じになっても構わない。その再現の過程がリハーサルになる。

ディクトグロス(Dictogloss)

ディクトグロスはリプロダクションに似ている。意味を理解することに意識を集中して英文を聴き、聞き取れた単語を書き取る。それをもとに、書き取れなかったところを想像しながら英文を復元するスピーキングとライティングのトレーニング。英文を復元する過程がリハーサルになる。

リフレーズ(Rephrase)

リフレーズとは他の英文に言い換えること。通訳を目指す方の定番練習法としてその効果は認められている。聴いた英文をだいたい同じ意味になるように言い換えるスピーキングのトレーニング。他の単語や文の構造で言い換える過程がリハーサルになる。

サマライズ(Summarize)

サマライズとは要約すること。ある程度長い英文聴き、大意を自分のことばで要約するスピーキングのトレーニング。これも通訳を目指す方の定番練習法としてその効果は認められている。自分のことばで要約する過程がリハーサルになる。

5.2. トップダウン学習のトレーニング法とは!

英語の習得は、単語・文法・発音を組み合わせて無限の文章を作れるようにする「ボトムアップ学習」が基本である。定型表現を覚えるだけでは英語は習得できない。しかし、スピーキングの流暢さを向上するためには、よく使用される定型表現や言い回しを覚えて使えるようにすることも必要である。

よく使用される定型表現や言い回しを覚えて使えるようにするには「シャドーイング」が効果的だ。ここでは「トップダウン学習」で高い効果が期待できる、おすすめのトレーニング・フローと、それぞれのトレーニングの概要のみをご紹介する。自分が使うであろう提携表現や言い回しが多く含まれた自分のレベルにあった英文素材を使用して繰り返し行なってほしい。

スピーキング・トレーニング・フロー

それぞれのトレーニングの詳しいやり方は「英語トレーニング|4技能を独学で習得する科学的自主トレ22選!」を参考にしてほしい。

リスニング(Listening)

まずは聴く。英文(スクリプト)は事前に見ない。どの程度聞き取れるか確認しよう。あまり聞き取れない場合は何度か聴いてみよう。

アイ・シャドーイング(Eye-shadowing)

スクリプトを目で追いながら音源を聴く。リスニングで聞き取れなかったところと、意味が理解できなかったところに注意して何度か繰り返す。

音読と意味確認(Reading aloud)

音読をしながら英文の意味(内容)を確認する。理解できないところは辞書や文法書で調べよう。意味が全部理解できたら再度数回音読すること。

リピーティング(開本)(Repeating)

スクリプトを目で追いながら(開本)音源を一文聴き、一旦音源を止めて音読する。意味を意識しながら行い、内容が頭にスーッと入ってくるようになるまで繰り返そう。

オーバーラッピング(Overlapping)

スクリプトを目で追いながら音源を聴き、同時に音源にぴったりと合わせて声を出してついていく。スピードに注意しながら意味に意識を集中して繰り返しやろう。うまくできない場合は声を出さないリップ・シンク(口パク)を試してみるとよい。

ルックアップ&セイ(Look-up & say)

スクリプトを目で追いながら音源を一文聴き、一旦音源を止めて、顔をあげて(ルックアップ)暗唱(セイ)する。意味を意識しながら繰り返し練習しよう。

リピーティング(閉本)(Repeating)

スクリプトを見ないで(閉本)音源を聴き、暗唱(リピート)する。意味に意識を集中して何度か繰り返そう。

シャドーイング(Shadowing)

仕上げのシャドーイングだ。スクリプトを見ないで、音源の後を1〜2語遅れて、声を出しながら追っかけよう。意味を意識して繰り返し練習すること。うまくできない場合や、意味が頭に入ってこない場合はオーバーラッピングや音読に戻ってほしい。

6. 英会話上達のコツ|まとめ

祝福
  • 英会話(スピーキング)を効率的に上達させるコツは、①「シンプルに表現」すること、②「結論を先に言う」こと、そして③「プロソディを重視」することの3つ。
  • 英会話ができる人ほど「シンプル」な英語で表現する。英会話を効率的に上達させたいのであれば、目標は中学英語で自分の言いたいことを全て表現できるようになること。
  • 「結論を先」に言うとネイティブとのコミュニケーションがスムースになる。それは、全ての英会話の状況において、最も重要な「原則」の一つと言っていい。
  • 「プロソディを重視」する人の英語はネイティブによく理解してもらえる。ネイティブが理解できる発音で話すことができなければ会話は成り立たない。
  • 英会話の能力を向上するためには、よく使われる定型表現を覚えるだけでは不十分。単語・文法・発音の3つを組み合わせて無限の英文を素早く作れるようにしなければならない。
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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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