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公開日:
2019.06.11
更新日:
2019.08.16

英語はリズムが重要!4つの法則を理解して使える英語を獲得する

英語はリズムが重要だ。英語を学習している方であれば一度は聞いたことがあるはず。しかし、実際に何がどのように重要なのかを理解している人は少ない。

多くの言語学者が、英語はリズムが重要だと主張している。あなたの英語力のブレイクスルー(突破口)にもなり得るのだ。しかし、英語のリズムは決して難しいことではない。4つの法則を理解し、正しい方法でトレーニングを繰り返せば、間違いなくリスニング力は向上する。そしてネイティブ・スピーカーにも理解してもらえるスピーキング力も獲得できる。

1. 英語のリズム|使えない英語の原因の一つ?!

リズム

英語のリズム(rhythm)は、発話の「強弱」や「スピード」の差によって起こる。下の例文を見てほしい。

I wanted to talk to him again.

この例文では、通常赤字の部分が「強く」発音され、その他の部分は「弱く」発音される。そして、一般的には「強く」発音されるところは「ゆっくり」発音され、「弱く」発音されるところは「速く」発音される傾向がある。それによって英語独特のリズムが生じるのだ。

1.1. リズムのない英語は通じない

リスニング力とスピーキング力は、この英語独特のリズムを習得しているかどうかで左右される。リズムを知らないと「聞き取れない」「通じない」ということが起こり得るのだ。

ピッツバーグ大学言語学科教授の白井氏は、「リズムやイントネーションの方が個々の音の発音よりも重要だという研究結果が大勢を占めている」と指摘している。関西学院大学大学院応用言語学教授の門田氏も、「プロソディ(リズムやイントネーション)の変化が、母音・子音よりも、音声発話の理解度を大きく左右する」と指摘しているのだ。

1.2. 英語の発音は「プロソディ」から

「プロソディ/Prosody(韻律)」とは、音の「強さ」「高さ」「長さ」の基本3要素を変化させて起こる音声の変化のことを示す。つまりリズムとイントネーションのことだ。白井教授や門田教授に限らず、英語の発音はこの「プロソディ」から習得することを薦めている言語学習は非常に多い。

なお、イントネーション(抑揚)とは、音の高低(ピッチ)のパターンのことだ。下の例文のように、イントネーションの違いによって、気持ちやニュアンスの違いを表すことができる。

Excuse me

このような、音の「高低」に関する「イントネーション」については、「英語のイントネーション|基礎と応用15のルールとおすすめ学習法!」で詳細をご説明しているので是非参考にして欲しい。

このコラムでは、音の「強さ」と「弱さ」、そしてスピード(長さ)の差から起こる「リズム」に焦点をおいて、その重要性と習得方法について詳しくご説明する。

1.3. 日本語には日本語のリズム

日本語

日本語には日本語のリズムがある。神奈川大学名誉教授の深澤氏によると、日本語は、「強弱」があまりなく平坦なリズムだといわれている。日本人はこの「強弱」に慣れていないので、英語のリズムを難しく感じるのだ。

英語を日本語のように強弱をつけないで平坦に発音していると誤解される場合もある。東京大学社会基盤学科准教授のマイケル・ハンドフォード氏によると、平坦な英語は「退屈しているか、熱意がないサインと取られてしまう。」という。

2. 英語のリズム|まずは法則を理解しよう!

英語は「内容語」を「強くゆっくり」発音することが原則だ。一方で、話者の意図や文脈によって変化することがある。基本的には、話者が重要だと思うところは強くゆっくり発音されるということを覚えておけばよい。詳しく説明しよう。

2.1. 内容語は「強・遅」・機能語は「弱・速」

フォルテシモ

「強弱」の原則は、「内容語」(content words)は強く・ゆっくり発話され、「機能語」(function words)は弱く・速く発話される。

2.1.1. 内容語とは実質的な内容を含む単語

内容語とは、英文の実質的な内容を含む単語のことだ。下の例文をみて欲しい。

Come to the party with John and Mary at ten.

通常、赤字の部分が強くゆっくり(強・遅)発音されるが、それら全ての単語が「内容語」だ。つまり実質的な内容を含む単語だということがわかるだろう。

内容語は通常、名詞、本動詞、形容詞、副詞、疑問詞、数詞などのことをいう。

2.1.2. 機能語とは文法上の関係を示す単語

機能語とは、実質的な内容が薄く、文法上の関係を表す単語だ。もう一度例文をみてみよう。

Come to the party with John and Mary at ten.

赤字を含んでいない単語が機能語だ。通常、全て弱く・速く発音される(弱・速)。あまり意味的に内容が薄い単語だということが理解できるだろう。

機能語は通常、冠詞、前置詞、接続詞、代名詞、関係詞、助動詞などのことをいう。

2.1.3. 内容語は「強・遅」・機能語は「弱・速」の例

内容語は強くゆっくり(強・遅)発音され、機能語は弱く早く(弱・速)発音される例を見てみよう。

「強・遅」
で発音される
内容語
例文
名詞There is a dog under the table.
本動詞・名詞He bought me a watch.
形容詞・名詞She is a safe driver.
本動詞・名詞・副詞You can park your car here.
数詞・名詞There were 5 cats in my garden.
疑問詞・本動詞・名詞Which do you like, cats or dogs?
疑問詞・本動詞・形容詞・名詞Why did you buy this expensive bag?
本動詞・名詞I’m reading a book which I borrowed from the library.

否定語・本動詞・名詞

I had never spoken to a foreigner before I entered college.

2.2. 話者が重要だと思うところは「強」・それ以外は「弱」

重要な点

いつも内容語が「強・遅」で、機能語が「弱・速」というわけではない。前後の関係や話者の意図で変化することもある。

2.2.1. 前後の関係や文脈で「強・弱」「速・遅」が変化する場合

What are you doing?
(あなたは何をしているの?)

この例文では通常、内容語である疑問詞の「What」と本動詞の「doing」が「強・遅」で発音される。しかし、下記の文脈の中では、機能語である「you」が「強・遅」で発音される。

I’m reading a book. What are you doing?
(私は本を読んでいる。あなたは何をしているの?)

「私は本を読んでいるが、あなたは何をしているの?」と、私とあなたを対比しているので、「you」が意味的に重要となり、「強・遅」で発音されるのだ。

2.2.2. 話者の意図によって「強・弱」「速・遅」が変化する場合

今度は話者の意図によって「強・遅」の場所が変わる例だ。下の例文をみて欲しい。①と②は書きことばでは全く同じ意味だが、「your」を「強・遅」で発音するか、「now」を「強・遅」で発音するかで意味合いが変わってくる。

① It’s your turn now.
(今度はあなたの順番です。)

② It’s your turn now.
今度は あなたの順番です。)

①は「your」を強調することで、(私ではなく)「あなた」の順番であることを伝える意図を示している。②は「now」を強調することで、(さっきや、あとではなく)「今」があなたの順番であることを伝える意図を示している。

2.2.3. 話者の意図や文脈などで「強・遅」の場所が変化する例

話者の意図から人称代名詞を強く発話する例It’s for you to decide.
文意から前置詞も強く発話する例Where are you from?
文意から be 動詞も強く発話する例Are they from Italy? – Yes, they are.
指示代名詞や所有代名詞を強く発話する例Is this bag yours?
比較するため前置詞を強く発話する例The cat is under the table, not on the table.

2.3. 「強」は単語のアクセントのあるところ

リズムをとる手

単語を「強・遅」で発音する場合は、その単語のアクセントのあるところを強く発音する。そのアクセントに位置を間違えると理解してもらえないので注意が必要だ。

下の例文をみて欲しい。「suppose」のアクセントは「po/ポゥ」にあるので、当然「強・遅」で発音するときも「po/ポゥ」を強く発音する。「su/サ」を強く発音したら理解してもらえない。

I suppose you want me to come tonight.

なお、単語のアクセントについての詳細は「英語のアクセント|基礎と応用の8つのルールで英単語の発音を極めよう!」を参考にして欲しい。

2.4. 英単語には「強形」と「弱形」がある

通訳

英語では、「強・遅」で発音する場合(強形)と「弱・速」で発音する場合(弱形)で、発音が変化する単語が多い。

2.4.1. 「強形」と「弱形」とで発音が異なる単語

例えば下の例では、①の質問の「from」は「強・遅」で発音されている(強形)。その場合の発音記号は[frʌ́m](フラム)で、母音は日本語の「ア」に近い。

Where are you from?
from” 強・遅:[frʌ́m]

– I’m from London.
from” 弱・速:[frəm]

一方で、②の回答の「from」は「弱・速」で発音されており(弱形)、発音記号は[frəm]で、母音は「あいまい母音」になっている。あいまい母音とは、非常の弱く発音される「あ・い・う・え・お」の中間の母音だ。このように「from」は強形と弱形で発音が異なる。

このような単語は他にもたくさんある。

2.4.2. 「強形」と「弱形」とで発音が異なる単語の例

Are they from Italy?
Yes, they are .
弱形 “are”[ə](ア)
強形 “are”[ɑ́ːr](ー)
Will you close the window?
– Yes, I will.
弱形 “will”[wəl](ゥェル)
強形 “will”[wíl](ウィル)
Who gave her a car ?
Did your child give it to her?
Her child did.
中間 “her”[hər](ハー)
弱形 “her”[ər](ア)
強形 “her”[hə́ːr](ー)

「強形」と「弱形」がある単語のうち、今後あなたがよく出会う単語のいくつかをご紹介しておこう。あくまで参考のためにカタカナ読みも付けた。

英単語「強形」と「弱形」
have強形:[hǽv]ハー
弱形:[əv]アヴ
(弱形では[h]が発音されず、あいまい母音に変化することが多い。)
can強形:[kǽn]キャーン
弱形:[kən]キャン
(弱形ではあいまい母音に変化することが多い。)
was強形:[wʌ́z]ウォーズ
弱形:[wəz]ワズ
(弱形ではあいまい母音に変化することが多い。)
he強形:[hí]ヒー
弱形:[i(ː)]イ ( ー )
弱形では[h]が発音されず、伸ばさないことが多い。
for強形:[fɔ́ːr]フォ
弱形:[fə]フォ
(弱形ではあいまい母音に変化し、伸ばさないことが多い。)
of強形:[ʌ́v]アー
弱形:[əv]アヴ
(弱形ではあいまい母音に変化することが多い。)
to強形:[túː]トゥ
弱形:[tə]トゥ
(弱形ではあいまい母音に変化し、伸ばさないことが多い。)
and強形:[ǽnd]エーンドゥ
弱形:[ən]アン
(弱形ではあいまい母音に変化し、[d]が発音されないことが多い。)

なお、母音と子音の発音記号についての詳細は、「英語の発音記号|日本人が苦手な母音と子音を14のコツで矯正しよう」が参考になるはずだ。

2.5. 日本人としてのリスニングのコツは「強・遅」

リスニング

基本的には、話者が意味的に重要だと思うところは「強・遅」、重要とは思わないところは「弱・速」で発音されることが理解できただろう。我々日本人にとって、「強・遅」で発音してくれるところは聞き取りやすいが、「弱・速」で発音されるところは聞き取りにくくなる。

2.5.1. 「強・遅」の部分は聞き逃さないように!

我々日本人としては、話者が重要だと思っている「強・遅」の部分を聞き逃さないようしたい。そうすれば、話者の言いたいことの大意は取れるはずだ。言われたことを100%聞き取れる必要はない。まずは「強・遅」の部分を確実に聞き取れるようにして、徐々に「弱・速」の部分の聞き取れる割合を上げていけばよい。

なお、リスニングのコツについての詳細は「英語のリスニング|5つの聞き取れない理由と対策&コツ3つを伝授!」を参考にして欲しい。

2.5.2. 弱く速く発音されるところはリエゾンが起こりやすい

発話が速くなるとリエゾンが起こりやすくなる。リエゾンとは、音がつながることによって単語の切れ目がわかりにくくなる現象だ。

Give it to him.
「ギヴ イットゥ トゥ ヒム」

「ギヴィットゥィム」

上の例では、「Give」だけが「強・遅」で発音される。「it to him」は、ゆっくり発音すると、「イットゥ トゥ ヒム」のようになるが、「弱・速」で発音されると「ィットゥィム」のように音声が変化する。日本人が英語を聞き取れない最大の理由だ。

なお、リエゾンの攻略法についての詳細は、「英語のリエゾン|ジョブズから学ぼう!単純ルールと簡単発音練習法」を参考にして欲しい。

3. 英語のリズム|対策は単純!まねて繰り返すこと

リピート

英語のリズムについての基本的な法則を理解できたら、あとはネイティブ・スピーカーの発音をまねて繰り返し練習しよう。英語のリズムを習得するための最適なトレーニング・フローをご紹介する。

リズム トレーニング フロー

全部で6種類のアクティビティが含まれる。全て必ずリズムに意識を集中して行おう。教材は、単語や文の構造(文法)が全て理解できているものを使用する。知らない単語や理解できていない文法項目があるものを使用した場合、内容を理解することに意識が向いてしまい、リズムの練習にならない。

6種類のアクティビティを一つずつ説明しよう。

3.1. 聞き取り(Listening)

ステップ-01

まずは、英文は見ないで聞き取りだ。最初はリズムは気にせず、内容を理解することに意識を集中しよう。内容が理解できたら、今度は話者がどの単語を「強・遅」で発音しているのか、そして単語のどの部分を強く発音しているのか(アクセントの位置)に注意して何回か聞いてみよう。

3.2. アイシャドーイング(Eye-shadowing)

ステップ-02

英文を目で追いながら音源を聴いてみよう。リズムのみに意識を集中させる。話者が「強・遅」で発音している単語とアクセントに位置に印をつけておくとよいだろう。余裕があれば、イントネーションや「弱・速」で発音しているところのリエゾンも確認しておこう。

3.3. オーバーラッピング(Overlapping)

ステップ-03

英文を目で追いながら、音源にぴったり合わせて自分でも声を出してみよう。リズムに意識を集中して遅れないでついていく。オーバーラッピングの第一の目的はスピードを体感することだ。もし、発音があいまいなところがあったら、声を出さずに「口パク」(Lip-sync)して確認しよう。

余裕があれば、イントネーションや、「弱・速」で発音しているところのリエゾンも意識しよう。

3.4. リピーティング(Repeating)

ステップ-04

英文を目で追いながら音源を一文聴き、一旦音源を止めてから音読してみよう。話者のリズムをできるだけそっくりに真似てほしい。そっくりにリズムになるまで何度も繰り返そう。

余裕があれば、イントネーションや、「弱・速」で発音しているところのリエゾンも真似てみよう。

3.5. 音読(Reading aloud)

ステップ-05

音源を止めて自力で音読する。ここでもリズムに集中して、音源とそっくりに発音できるようになるまで繰り返し練習しよう。うまく音読できない場合は、一旦オーバーラッピングやリピーティングに戻り、確認してから再度音読に挑戦してみよう。

なお、音読の効果ややり方についての詳細は「英語の音読|正しいやり方で4技能に効果あり!7つのコツと教材選び」を参考にして欲しい。

3.6. シャドーイング(Shadowing)

ステップ-06

仕上げのシャドーイングだ。リズム、スピード、そして余裕があればイントネーションやリエゾンを意識して、音源をそっくりそのままコピーできるまで練習しよう。最終目標は、無意識的に音源とそっくりに発音できるようになることだ。

最後に、音と意味がつながっているかどうかを確認しよう。リズムなどの発音は意識しなくてよい。意味(内容)を理解しながらシャドーイングをやってみる。シャドーイングをやりながら内容が頭にスーッと入ってこなければ、まだ音と意味がつながっていない。その場合は、内容が入ってくるまで、意味に意識を集中してシャドーイング繰り返そう。

なお、シャドーイングの効果ややり方についての詳細は「英語のシャドーイング|4種類のやり方と効果&6のコツを徹底解説!」を参考にして欲しい。

4. 英語のリズム|スティーブ・ジョブズと練習しよう!

スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式で行った有名なスピーチを使ってリズムを体感してみよう。「強・遅」のところを太字にしてある。単語・文法・発音の説明も付けた。ご紹介したトレーニング方法を是非試してほしい。

尚、このスピーチは上級者向けなので、初・中級者の方は下記でご紹介する教材で練習することをおすすめする。

スティーブ・ジョブズ スタンフォード卒業式スピーチ

 

Thank You. I am honored to be with you today for your commencement from one of the finest universities in the world.

単語・文法解説:

  • honor /ɑ́nər/ () 光栄と感じさせる ⇨ be honored to 〜: 〜して光栄です
  • commencement /kəménsmənt/ () 卒業式: 動詞commence /kəméns/ は「始まる」の意。その名詞「始まり」から「卒業式」の意。

発音解説:

  • commencement from: “commencement” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。
  • one of: “one” と “of” が連結して「ワノヴ」 に変化。
  • finest universities: “finest” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

 

Truth be told I never graduated from college and this is the closest I’ve ever gotten to a college graduation.

単語・文法解説:

  • truth be told: 「真実は語られる」から「実を言うと」の意。
  • I (have) never graduated : 現在完了形の “have” が省略されている。
  • this is the closest I have ever gotten to a college graduation: “this” は「この場」のこと。 “the closest” は「一番近いところ」の意。次の “I” 以下がどのような「一番近いところ」かを説明している。 “closest” の後に “place where (関係副詞)” を入れると理解しやすい。 “get to 〜” は「〜に到達する」。「経験」を表す現在完了形で、全体の意味は「この場所は、私が今までに大学の卒業式というところに到達した一番近いところ」

発音解説:

  • graduated from: “graduated” の最後の “d” は破裂されずに脱落し発音されていない。
  • gotten to: “gotten” の “tt” は破裂されずに、脱落気味に「ウン」と飲み込むように発音されている。

 

Today I want to tell you three stories from my life. That’s it. No big deal. Just three stories.

単語・文法解説:

  • that’s (that is) it: 「ただそれだけです」の意。“that’s (that is) all” と同じ意。口語では良く使用される。
  • deal /díːl/ () 取引 ⇨ no big deal: 「大きな取引ではない」から「大したことはない」の意。

発音解説:

  • want to: 口語では通常 “wanna/wɑ́nə/「ワナ」と発音される。
  • from my: “from” の “m” が脱落して発音されていない。次も “my” の “m” が来るため。
  • That’s it: “That’s” の “s” と “it” の “i” が連結、そして “it” の “t” は破裂されずに脱落して「ザッツィッ」のように変化。
  • big deal: “big” の “g” は破裂されずに脱落し発音されていない。次も破裂音の “d” が来るため。
  • Just three: “just” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

このスティーブ・ジョブズのスピーチ全文の単語・文法解説と発音解説は別途記事にするので参考にしてほしい。

5. 英語のリズム|おすすめ教材はこれだ!

ご紹介したトレーニング法にマッチした教材を3冊ご紹介しよう。必ず、単語と文の構造を100%理解できる教材でトレーニングをやってみよう。難しい教材を使う場合は、前もって内容をよく理解してから始めよう。

英会話・ぜったい音読 標準編[講談社]¥1,300+税
英会話ぜったい音読標準編

TOEIC470〜600点の方を対象とした音読教材の定番。CDも付属している。初級〜中級向けのリズム習得用教材としても使える。シリーズにレベルの違う「入門編」と「挑戦編」がある。中学・高校の英語のテキストから大人でも耐えられる内容のものを掲載。

Business Venture 1[Oxford University Press]¥4,000程度
Business Venture-1

会話演習用の教材。CDに収録されている音声がリズムのトレーニングに適している。単語と文法はやさしいが、スピードはナチュラルなので、中級者以上の方向け。会話の教材としては初級者向け。

TED Talks
TED Talks

知識人、著名人や様々な分野のリーダー達の世界を変え得るアイデアを発信することが目的の非営利のサイト。平易な英語で行われているものが多いので、リズムのトレーニングにも適している。上級者向け。

6. 英語のリズム|まとめ

祝福
  • 英語は発話の強弱やスピードの差によって独特のリズムが生じる。リズムを知らないと、聞き取れなかったり、話しても通じなかったりする。イントネーションも重要だ。
  • 英語のリズムは、内容語は「強くゆっくり」発音され、機能語は「弱く速く」発音される場合が多い。話者の意図や文脈によってその場所が変化することもある。基本的には、話者が重要だと思うところは強くゆっくり発音されるということを覚えておけばよい。
  • 「強くゆっくり」発音されるところを聞き逃さなければ全体の大意は取れる。「弱く速く」発音されるところはリエゾンしやすくなるので日本人には更に聞き取りにくくなる。
  • 英語のリズムの攻略法はとにかくまねることだ。最適なトレーニング・フローは「聞き取り」→「アイシャドーイング」→「オーバーラッピング」→「リピーティング」→「音読」→「シャドーイング」だ。
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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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