【結論】
日付の前置詞は「on」で決まり!
例えば、「2020年7月4日に」は…
アメリカ英語: on July 4th, 2020(on July 4, 2020でも可。(,) はあった方がよい。)
イギリス英語: on 4th July, 2020(on 4 July 2020でも可。(,) はなくてもよい。)
では、例えば「火曜日に」の場合は?「火曜日の午後に」は?「私の誕生日に」は?
これを機会に、「時間」「月」「季節」など、「時」を表現するときの前置詞をまとめて覚えよう!
目次
1. 時を表現するときの前置詞|「at」「on」「in」の違い
「前置詞」は、「名詞」の「前」に「置く」から「前置詞」という。したがって、「前置詞」の後には必ず「名詞」がくることを忘れないでほしい。
1.1 「at」は「時間」
「at」は「点」のイメージ。「時間」を表現するときに使う。
I usually start working at 8 o’clock.
(通常8時に働き始める。)
My train leaves at 10:15.
(私の電車は10:15に出る。)
She goes to bed at midnight every day.
(彼女は毎日夜の12時に寝床につく。)
My train arrived at noon.
(私の電車は正午に着く。)
He is always sleeping at lunchtime.
(彼は昼飯時にはいつも寝ている。)
最後の「lunch time」は、「点」ではなく「短い期間」をイメージするかもしれないが、慣例的に「at」を用いる。
1.2. 「on」は「日付」と「曜日」
「on」は「日にち」に「乗っている」イメージ。「日付」と「曜日」を表現するときに使う。
I’m starting my new job on April 1st.
(4月1日に新しい仕事を始める。)
I’ll see you on Friday.
(金曜日に会いましょう。)
Do you work on Saturdays?
((毎週)土曜日に働く?)
She always gives me a present on my birthday.
(彼女は私の誕生日にいつもプレゼントをくれる。)
We eat Osechi on New Year’s Day.
(私たちは元日におせちを食べる。)
Do you eat chicken on Christmas Day? (※参照「at Christmas」)
(クリスマスにはチキンを食べる?)
1.3. 「in」は「期間」
「in」は「〜の中」のイメージなので、「期間の中に[で]」をイメージしてほしい。
I’m going on holiday in August.
(8月に休暇を取る予定だ。)
Tokyo Olympic Games are being held in 2020.
(2020年に東京オリンピックが開催される。)
We go skiing in winter.
(我々は冬にはスキーに行く。)
In Japan, soccer became popular in the 1990s.
(日本では、サッカーは1990年代に人気がでた。)
We used fax machines in the past.
(我々は過去にファックスを使っていた。)
She often goes out in the morning. (※参照「on Monday morning」)
(彼女はしばしば午前中に出かける。)
I take a nap in the afternoons. (※参照「on Sunday afternoons」)
((毎日)午後にうたた寝する。)
He works in the evenings. (※参照「on Monday evenings」)
(彼は(毎日)夜働く。)
Yesterday, I was arrested in the night. (特定の日の「夜」を表す場合は「in」※参照「at night」)
(昨日夜に逮捕された。)
2. 時を表現するときの「at」の慣用的な使い方
「at」は「時間」のときに使われることを上記で紹介した。「at」は「点」をイメージすると理解しやすいが、例外的に「点」ではイメージしにくい場合もある。下線の「at」を使った表現はよく使用されるので、このまま覚えておきたい。
He is in a meeting at the moment / at this time / at present.
(彼は今(現時点)ミーティング中です。)
I play baseball at the weekends / at weekends. (※アメリカ英語では「on」を使う)
(週末には野球をする。)
I don’t eat anything at night. (一般的な「夜中」を意味する場合は「at」※参照「in the night」)
(夜には何も食べない。)
I’m having a business trip to the U.S. at the end of January.
(1月末にアメリカに主張に行きます。)
You can’t sleep and eat at the same time.
(寝ることと食べることは同時にはできない。)
Many people visit Kyoto at this time of the year.
(一年のこの時期には多くの人が京都を訪れる。)
I’ll give her a present at Christmas. (※参照「on Christmas Day」)
(クリスマスには彼女にプレゼントをあげる。)
最後の「at Christmas」は、キリストのミサ(キリスト降誕祭)という「期間」を意識している。
3. 時を表現するときの「on」の慣用的な使い方
「on」は「日付」と「曜日」のときに使われることを上記で紹介した。それ以外にも、慣用的に「on」が使われる場合を紹介する。
I play baseball on the weekends / on weekends. (※イギリス英語では「at」を使う)
(週末には野球をする。)
I’m meeting Ken on Monday morning. (※参照「in the morning」)
(月曜日の午前中にケンに会う予定だ。)
I play baseball on Sunday afternoons. (※参照「in the afternoons」)
((毎週)日曜日の午後に野球をする。)
Does he work on Monday evenings? (※参照「in the evenings」)
(彼は(毎週)月曜の夜に働いている?)
4. 時を表現するときの「in」の慣用的な使い方
「in」は「期間」のときに使われることを上記で紹介した。それ以外の「in」の慣用的な使い方を紹介する。
The train leaves in a few minutes.
(電車は数分後に出発する。)
He will be back in an hour. (参照※「within an hour」)
(彼は1時間後に帰ってくる。)
The new year will come in three days.
(あと3日で新年がくる。)
I’ll be there in a moment.
((電話で)すぐにそちらに行きます。)
I learned to swim in 10 days.
(10日間で泳ぎを学んだ。)
※「He will be back within an hour.」は「1時間以内に」の意。一方で「in an hour」は「1時間後に」の意を表すことに注意。
5. 時を表現するときの前置詞|知っておきたいその他のこと
時を表現するときの前置詞「at」「on」「in」について、既に説明したこと以外で、是非知っておいて頂きたいことを紹介する。
5.1 「at」「on」「in」を付けない場合
「last」「next」「this」「every」の前には「at」「on」「in」は付けない。
I graduated from a college last March.
(この前の3月に大学を卒業した。)
I’ll see you next Monday.
(次の月曜に会おう。)
We are going to play tennis this weekend.
(今週末テニスをする予定だ。)
We go swimming every summer.
((毎年)夏には泳ぎに行く。)
5.2. 「at」「on」「in」を省略できる場合
「at」「on」「in」を省略できる場合を紹介する。下記の両方とも正しい。
I’ll see you on Monday.
I’ll see you Monday.
(月曜に会おう。)
We go swimming on Sunday mornings.
We go swimming Sunday mornings.
((毎週)日曜日の朝に泳ぎに行く。)
『英語独学完全マニュアル』
独学で効率的に習得する科学的学習法の全て(全79ページ)
英語は独学が基本です。しかし、「自分の学習方法が正しいかどうか…」不安に思っていませんか?本書は、英語の学習方法についてお悩みの皆さまに、第二言語習得研究と脳科学(神経科学)研究の知見に基づいた真に効率的な英語学習法をご紹介する解説書です。
無料eBookの主な内容
- 単語・文法・発音の効率的な基礎力強化方法
- インプット(読む・聞く)能力向上のための英語脳作りトレーニング法
- アウトプット(話す・書く)能力向上のためのリハーサル・トレーニング法
- 学習計画の立て方と効率性を上げるための学習習慣
そろそろ本気で英語を習得したいとお考えの方におすすめです。また、「英会話スクールに通っているけど思うように上達しない…」「TOEICで高得点を取ったけど話せない…」などでお悩みの皆さまも是非ご一読ください。