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公開日:
2021.02.17

英語【比較級・最上級】※話すための英文法|基本から徹底解説

英語の「比較級」と「最上級」について、基本から発展までを徹底的に解説する。このコラムで説明する主な例文は以下のとおりだ。なお、下記以外にも、よく使用される比較級や最上級の例文を数多く紹介しているので実践の場で役立てて頂きたい。

Ken is older than Tom.
(ケンはトムより年を取っている。)
Mike is the tallest in his class.
(マイクは彼のクラスでいちばん背が高い。)
Soccer is more popular than Baseball.
(サッカーは野球より人気がある。)
John is the most famous in his school.
(ジョンは彼の学校で一番有名だ。)
My cat isn’t as big as your dog.
(私の猫はあなたの犬ほど大きくない。)
The problem is far more complicated than it seems.
(この問題は見かけよりかなり複雑だ。)
A BMW is no more expensive than a Mercedes.
(BMWはメルセデスと同じくらい高価だ。)
the younger you are, the faster you can learn.
(若ければ若いほど、速く学ぶことができる。)
What is the most unusual thing you’ve ever done?
(あなたが今までしたことのなかで最も普通ではないことは何?)
He is as nice a person as his father.
(彼は彼の父と同じくらい素敵だ。)

1. 英語の比較級|【基本】形容詞・副詞に「-er」をつける

英語の比較級-er

1.1. 「-er」を付ける比較級の基本

何かと何かを比べて「…よりも、もっと〜」と表現するときは、「〜」の単語(形容詞もしくは副詞)の語尾に「-er」をつける。そして「…よりも」は「than…」で表す。

上の図中の例文を見てほしい。

「ケンは年を取っている。」は「Ken is old.」だが、「もっと年を取っている」とするには「old」(形容詞)に「-er」をつけて「older」にする。そして「トムよりも」を表すには「than Tom」を付け加える。そうすると「Ken is older than Tom.」(ケンはトムより年を取っている。)となる。

「-er」を付けた形(例:「older」)を「比較級」という。

1.2. 「-er」を付ける比較級の例文

その他の「比較級」の例文を紹介する。


Mike is taller than his father.
(マイクは彼の父より背が高い。)

My cell-phone is newer than yours.
(私の携帯電話はあなたのより新しい。)

I can run faster than him.
(私は彼より早く走れる。)

I got up earlier than her.
(私は彼女より早く起きた。)

You are a better singer than me.
(あなたは私より良い歌手だ。)


ちなみに、「tall(比較級:taller)」と「new」(比較級:newer)は名詞を修飾しているので「形容詞」であり、「fast(比較級:faster)」と「early(比較級:earlier)」は動詞を修飾しているので「副詞」である。「比較級」(および「最上級」)を作れるのは「形容詞」と「副詞」のみである。

一番最後の例文の「better(goodの比較級)」は「形容詞」だが、「better singer」と後ろに名詞を付けてその名詞を修飾していることに注意してほしい。

1.3. 「-er」を付ける比較級の疑問文など

何かと何かを比べて「どちらがより〜ですか?」という疑問文を作るときは、「どちら」という意味の疑問詞「which」(ものの場合)、もしくは「who」(人の場合)を主語にして、最後に「… or …?」を付け加えればよい。

上の図中の例文を見てほしい。

「KenとTomとどちらがより年をとっていますか?」という疑問文を作るには、「Who」を主語にして「Who is older」として、そのあとに「Ken or Tom?」を付け加え、「Who is older, Ken or Tom?」とする。ここでは人と人を比べているので「Which」ではなく「Who」を使う。

その他の「比較級」の「疑問文」や「否定文」などの様々な基本例文を紹介する。

Which is higher, Mt. Fuji or Mt. Everest?
(どちらが高い?富士山とエベレスト。)

Who runs faster, John or Mike?
(どちらが速く走れる?ジョンとマイク。)

Is Mt. Fuji higher than Mt. Everest?
(富士山はエベレストより高い?)

Can John run faster than Mike?
(ジョンはマイクより早く走れる?)

Mt. Fuji isn’t higher than Mt. Everest.
(富士山はエベレストより高くない。)

John can’t run faster than Mike.
(ジョンはマイクより早く走れない。)


なお、「疑問詞」の詳細については「英語【疑問詞】※話すための英文法!基本から発展まで徹底解説」、「疑問文」については「英語【疑問文】※話すための英文法|超基本〜発展を徹底解説!」を参考にしてほしい。

2. 英語の最上級|【基本】形容詞・副詞に「-est」をつける

英語の最上級-est

2.1. 「-est」を付ける最上級の基本

3つ以上を比べて「…の中でいちばん〜」と表現するときは、「〜」の単語(形容詞もしくは副詞)の語尾に「-est」をつける。そして「…の中で」は「of…」や「in…」で表す。

上記の例文を見てほしい。

「マイクは背が高い。」は「Mike is tall.」だが、「いちばん背が高い」とするには「tall」(形容詞)に「-est」をつけて「tallest」にする。そして「彼のクラスの中で」を表すには「in his class」を付け加える。そうすると「Mike is the tallest in his class.」(マイクは彼のクラスでいちばん背が高い。)となる。

なお、「いちばん背が高い」人は一人しかいないので「tallest」の前に「the」をつけることを忘れないでほしい。「the」は通常「名詞」の前につけるが、ここでは「the tallest person」の「person」という「名詞」が省略されていると考えよう。

ちなみに、「一つ」もしくは「一人」に「限定」できる場合は、「限定詞」である「冠詞」の「the」をつける。詳しくは「英語【冠詞】※話すための英文法|基本から発展を徹底解説!」を参考にしてほしい。

「-est」を付けた形(例:「tallest」)を「最上級」という。

2.2. 「-est」を付ける最上級の例文

その他の「最上級」の例文を紹介する。


Mt. Fuji is the highest in Japan.
(富士山は日本でいちばん高い。)

She can run (the) fastest in her class.
(彼女は彼女のクラスでいちばん早く走れる。)

Tom is the youngest of the four.
(トムは4人の中でいちばん若い。)

This is the oldest castle in France.
(これはフランスでいちばん古い城です。)


「high(最上級:highest)」「young(最上級:youngest)」「old(最上級:oldest)」は名詞を修飾しているので「形容詞」であり、「fast(最上級:fastest)」は動詞を修飾しているので「副詞」である。副詞の最上級の場合は、「the」を省略できる。

下から2番目の例文だけ、「of the four」と「of」(「in」ではなく)が使われている。次に「in」と「of」の使い分けについて説明する。

2.3. 最上級で「…の中で」を表す「of…」と「in…」

最上級で「…の中で」を表す場合、「of…」と「in…」の2通りある。期間や複数の人やものを表す語句の場合は「of…」、場所や範囲を表す語句の場合は「in…」を使う。


Today is the happiest day of my life.
(今日は人生でいちばん幸せな日だ。)

Yesterday was the hottest day of the year.
(昨日は1年の中でいちばん暑い日だった。)

Kate is the youngest of us all.
(ケイトは我々全員の中でいちばん若い。)

Mr. Everest is the highest mountain in the world.
(エベレストは世界でいちばん高い山だ。)

Shinano river is the longest in Japan.
(信濃川は日本でいちばん長い。)

He is the oldest director in this company.
(彼はこの会社でいちばん年を取った取締役だ。)


2.4. 「-est」を付ける最上級の疑問文など

「どれが/誰が(どの…が)いちばん〜ですか?」という疑問文を作るときは、「どれが」という意味の疑問詞「which」か、「何が」という意味の疑問詞「what」(両方とも”もの”の場合)、もしくは「who」(人の場合)を主語にすればよい。

上の図中の例文を見てほしい。

「彼のクラスでいちばん背が高いのは誰?」という疑問文を作るには、「Who」を主語にして「Who is the tallest in his class?」とすればよい。ここでは人なので「Who」を使う。

その他の「最上級」の「疑問文」や「否定文」などの様々な基本例文を紹介する。

Which is the fastest animal on earth?
= What is the fastest animal on earth?
= Which animal is the fastest on earth?
= What animal is the fastest on earth?
(地球上でいちばん速い動物は?)

Who is the youngest student in the class?
(クラスでいちばん若い生徒は誰?)

Is the elephant the fastest animal on earth?
(象は地球上でいちばん速い動物ですか?)

The elephant isn’t the fastest animal on earth.
(象は地球上でいちばん速い動物ではない。)


一番上の例文「Which is the fastest animal on earth?」は、その下の3つの例文に書き換えられる。どれも正しい。なお、「地球上で」という場合は「on earth」となる。「of」や「in」ではない。

3. 英語の比較級と最上級|【基本】形容詞・副詞の語形変化

基本、比較級は「-er」、最上級は「-est」をつけるが、そうでない場合もある。「-r」「-st」だけをつけるもの、「y」を「i」に変えて「-er」「-est」をつけるもの、最後の1文字を重ねて「-er」「-est」をつけるもの、そして不規則に変化するものがある。

それぞれ、重要な単語を紹介する。

3.1. 「-r」「-st」だけをつけるもの

(意味) 原級 – 比較級 – 最上級
(良い) nice – nicer – nicest
(遅い) late – later – latest
(大きい) large – larger – largest
(広い) wide – wider – widest
(易しい) simple – simpler – simplest
(真の) true- truer – truest

3.2. 「y」を「i」に変えて「-er」「-est」をつけるもの

(意味) 原級 – 比較級 – 最上級
(幸福な) happy – happier – happiest
(忙しい) busy – busier – busiest
(やさしい) easy – easier – easiest
(幸運な) lucky – luckier – luckiest
(重い) heavy – heavier – heaviest
(かわいい) pretty – prettier – prettiest
(早く) early – earlier – earliest
(健康な) healthy – healthier – healthiest
(乾いた) dry – drier – driest

3.3. 最後の1文字を重ねて「-er」「-est」をつけるもの

(意味) 原級 – 比較級 – 最上級
(大きい) big – bigger – biggest
(暑い) hot – hotter – hottest
(薄い) thin – thinner – thinnest

3.4. 不規則に変化するもの

(意味) 原級 – 比較級 – 最上級
(良い:形容詞) good – better – best
(良く:副詞) well – better – best
(悪い:形容詞) bad – worse – worst
(悪い:副詞) badly – worse – worst
(多数の:加算名詞を修飾) many – more – most
(多量の:不加算名詞を修飾) much – more – most
(遠い) far – further (farther) – furthest (farthest)
(少しの:不加算名詞を修飾) little – less – least

4. 英語の比較級と最上級|【基本】「more」と「most」を使う

形容詞・副詞に「-er」「-est」をつけるのではなく、それらの単語の前に「more」「most」をつける比較級と最上級を説明する。

英語の比較級-more
英語の最上級-most

上図の例文のように、「popular」(人気がある)や「famous」(有名な)を比較級・最上級にするには、その単語の前に「more」「most」をつける。「popularer」「popularest」や「famouser」「famousest」とは言えない。

「-er」「-est」の代わりに「more」「most」が付く以外は全て同じである。なお、最上級は「most」の場合でも、その前に「the」をつけることを忘れないでほしい。

4.1. 「more」「most」をつける形容詞と副詞

長めの単語は「more」「most」がつくと考えておけば良い。文法的に説明すると、音節(syllable)が2つ以上ある単語は「more」「most」がつく(「-er」「-est」はつかない)。

音節(syllable)とは、簡単にいうと「発音する母音の数」である。例えば、「popular」の音節は「pop」「u」「lar」の3つ、「famous」は「fa」「mous」の2つである。なお、多くの辞書には「pop・u・lar」「fa・mous」など、音節の区切りに「・」が入っている。

「more」「most」がつく重要な単語を紹介する。

「more」「most」がつく主な形容詞・副詞
im・por・tant(重要な)
dif・fi・cult(難しい)
use・ful(便利な)
beau・ti・ful(美しい)
pop・u・lar(人気がある)
fa・mous(有名な)
in・ter・est・ing(興味深い)
ex・pen・sive(値段が高い)
se・ri・ous(真面目な)
com・fort・a・ble(くつろいだ)
of・ten(しばしば)
slow・ly(ゆっくりと)
quick・ly(素早く)
eas・i・ly(簡単に)
se・ri・ous・ly(真面目に)

4.2.「-er」「-est」と「more」「most」両方OKな形容詞と副詞

2音節の形容詞の中には、「-er」「-est」と「more」「most」の両方OKなものもある。代表的なものを紹介する。

「-er」「-est」と「more」「most」の両方OKな形容詞
(易しい) simple – simpler – simplest
more simple – most simple
(静かな) quiet – quieter – quietest
more quiet – most quiet
(賢い) clever – cleverer – cleverest
more clever – most clever
(狭い) narrow – narrower – narrowest
more narrow – most narrow
(浅い) shallow – shallower – shallowest
more shallow – most shallow

5. 英語の比較級|【基本】「as 〜 as …」を使った比較表現

「…と同じくらい〜」を表すときは「as 〜 as …」の形を使う。また、「as 〜 as …」を使って「…と比べて何倍〜」を表すこともできる。

5.1. 「…と同じくらい〜」を表す「as 〜 as …」

英語の比較級-as-as

上の図中の例文を見てほしい。

「私の猫は大きい。」は「My cat is big.」だが、「あなたの犬と同じくらい」を付け加えるには形容詞「big」の前に、「同じ程度に」を意味する副詞「as」をつけて、「big」のあとには「…と比べて」を意味する接続詞「as」と、比べる対象の「your dog」をつける。そうすると「My cat is as big as your dog.」(私の猫はあなたの犬と同じくらい大きい。)となる。

この文の「is」を「isn’t」にして「My cat isn’t as big as your dog.」という否定文にすると、「私の猫はあなたの犬ほど大きくない。」というニュアンスになる。この否定文の場合は「so 〜 as」としても同じ意味になる。

My cat isn’t as big as your dog.
= My cat isn’t so big as your dog.
(私の猫はあなたの犬ほど大きくない。)


5.2. 「…と同じくらい〜」を意味する「as 〜 as …」の例文

その他の「as 〜 as …」(…と同じくらい〜)の例文を紹介する。


Is my cat as big as your dog?
(私の猫はあなたの犬と同じくらい大きい?)

Kate can run as fast as Tom.
(ケイトはトムと同じくらいの速さで走れる。)

Ken can’t dance as well as John.
(ケンはジョンほどうまく踊れない。)

My picture isn’t as popular as yours.
(私の絵はあなたのものほど人気はない。)


ちなみに、「big」「popular」は名詞を修飾する形容詞だが、「fast」「well」は動詞を修飾する副詞である。

5.3. 「…と比べて何倍〜」を表す「as 〜 as …」

英語の比較級-as-as-2

上の図中の例文を見てほしい。

「あなたの家は大きい。」は「Your house is big.」であり、「私の家と同じくらい」を付け加えると「Your house is as big as my house.」(あなたの家は私の家と同じくらい大きい。)となる。「あなたの家は私の家の2倍大きい」というには「as big as」の前に「2倍に」を意味する副詞「twice」をつける。

3倍であれば「three times」、4倍であれば「four times」、半分であれば「half」をつければよい。

5.4. 「…と比べて何倍〜」を意味する「as 〜 as …」の例文

その他の「as 〜 as …」(…と比べて何倍〜)の例文を紹介する。

My cat is three times as big as your dog.
(私の猫はあなたの犬と比べて3倍程度大きい)

My bag is ten times as heavy as yours.
(私のバッグはあなたのものと比べて10倍程度重い。)

Your house is more than four times as big as my house.
(あなたの家は私に家と比べて4倍以上大きい。)

My bed is half as large as yours.
(私のベッドはあなたのものと比べて半分程度の大きさだ。)

APA hotel is less than half as expensive as Hyatt Regency.
(アパホテルはハイアットリージェンシーと比べて半分以下の値段だ。)


6. 英語の比較級|【発展】応用的な比較級の使い方

「比較級」の発展的なことを説明する。

6.1.「than」のあとにくる語句


I can run faster than her.
= I can run faster than she can.
(私は彼女より早く走れる。)


上記の例文では、「than me」「than she can」のどちらでよい。口語では「her」のような「人称代名詞の目的格」を使うことが普通である。なお、上記の例文の場合は「〜 than she.」とはあまり言わない。

なお、人称代名詞の詳細については「英語の一人称とは!※人称代名詞の主格・所有格・目的格を解説」を参考にしてほしい。


It’s easier to take a taxi than to take the bus.
(バスを使うよりもタクシーに乗ったほうが簡単だ。)


上記の例文では、「to take a taxi」(タクシーに乗ること)と「to take the bus」(バスを使うこと)を比較しているので、「than to take the bus.」となる。「than」のあとにくる語句は、比較する対象がくることに注意してほしい。


The dinner was more expensive than I expected.
(その夕食は私が予想していたより高かった。)


上記の例文では、「私が予想していた(値段)」と比較しているので「than I expected.」(私が予想していたより)となる。この他にもよく使用されるものとして、「than I thought」(思ってたより)、「than I had hoped」(私が望んでいたより)などがある。


The job market is tighter than it was a few years ago.
(労働市場は数年前よりも厳しい。)


上記の例文では、「数年前の労働市場」と「今の労働市場」とを比較している。「it」は「the job market」のことで、「it was a few years ago」で「数年前の労働市場」の意味になる。

その他、「than」以下にくる色々な語句の例文を紹介する。


She has more money than I have.
= She has more money than me.
(彼女は私よりお金を持っている。)

It’s cheaper to drive than (to) go by train.
(電車で行くより運転したほうが安い。)

The movie theater is more crowded than usual.
(映画館はいつもより混んでいる。)

I play baseball better than I used to.
(私は、前より、よりよく野球をプレーすることができる。)


6.2.「比較級」のまえにくる語句


Hokkaido is much bigger than Tokyo.
(北海道は東京よりずっと大きい。)


「-er」や「more」の比較級の前に「much」をつけると、「よりずっと」という「差」が大きいことを表すことができる。


She is a bit younger than me.
(彼女は私よりもちょっと若い。)


「-er」の比較級や「more」の前に「a but」をつけると、「ちょっと」という「差」が小さいことを表すことができる。

その他、「比較級」の前に置く色々な語句の例文を紹介する。


A BMW is a lot more expensive than a Toyota.
= A BMW is much more expensive than a Toyota.
(BMWはトヨタよりずっと値段が高い。)

Could you speak a little more slowly?
= Could you speak a bit more slowly?
(もうちょっとゆっくり話してもらえますか?)

The meeting was slightly longer than I expected.
(そのミーティングは私が予想していたよりちょっと長かった。)

The problem is far more complicated than it seems.
(この問題は見かけよりかなり複雑だ。)


6.3.「more than 〜」と「less than 〜」

「less than 〜」は「〜より少ない」の意味を表し、「more than 〜」(〜より多い)と反対の意味になる。


The movie theater is less crowded than usual.
(映画館はいつもより混んでいない。)
⇔ The movie theater is more crowded than usual.
(映画館はいつもより混んでいる。)


その他の例文を紹介する。


This jacket cost less than 10 dollars.
(このジャケットは10ドル以下だ。)

There is less traffic than yesterday.
(交通量は昨日より少ない。)

I earn less money than you.
(私はあなたより稼ぎが少ない。)


6.4. その他の重要な比較級

その他の重要な比較級の例文を紹介する。

6.4.1.「any」+「比較級」

「any」+「比較級」で「少しは〜」「少しも〜」の意味になる。


I can’t stay here any longer.
(私はこれ以上少しも長くここにいることができない。)

Do you feel any better?
(気分が少しはよくなった?)


6.4.2.「no」+「比較級」

「no」+「比較級」で「同じ程度にしか〜でない」という「差」がないことを表す。


You are no taller than me.
(あなたは私と同じくらいの背の高さしかない。)

A BMW is no more expensive than a Mercedes.
(BMWはメルセデスと同じくらい高価だ。)


6.4.3.「比較級 and 比較級」

「比較級 and 比較級」で「ますます〜」の意味になる。


Your English is getting better and better.
(あなたの英語はますますよくなっている。)

Safety is becoming more and more expensive in Japan.
(日本では安全はますます高価になっている。)


6.4.4.「the 比較級, the 比較級」

「the 比較級, the 比較級」で「〜すればするほど、ますます…」の意味になる。「the 比較級」だけの場合、「the 比較級」のあとに単語のみがくる場合、「the 比較級」のあとに主語と動詞がくる場合と、色々なバリエーションがある。


The sooner, the better.
(早ければ早いほどよい。)

The more expensive the car, the better the safety.
(車は高価であればあるほど、安全性はよい。)

the younger you are, the faster you can learn.
(若ければ若いほど、速く学ぶことができる。)


7. 英語の最上級|【発展】応用的な最上級の使い方

「最上級」の発展的なことを説明する。

7.1.「最上級」のあとにくる語句

最上級の後に「I/you have ever 〜」を付け加えることで、「私/あなたが今まで〜したなかで」という意味を表現することができる。


This is the worst movie I’ve ever seen.
(これは私が今まで見たなかで最悪な映画だ。)

What is the most unusual thing you’ve ever done?
(あなたが今までしたことのなかで最も普通ではないことは何?)

Who’s the most famous person you’ve ever met?
(あなたが今まで会ったなかで最も有名な人は誰?)


ちなみに、「I/you have ever 〜」は経験を表す現在完了形である。現在完了形の詳細については「英語【現在完了形】※話すための英文法|基本〜発展を徹底解説」を参考にしてほしい。

7.2.「最上級」のまえにくる語句

最上級に「はるかに/断然」という意味を加えるには、最上級の「the」の前に「by far」もしくは「much」をつける。

She is by far the best actress in the world.
(彼女は世界で断然最高な女優だ。)

Baseball is by far the most popular sport in Japan.
(野球は日本で断然もっとも人気のあるスポーツだ。)

This is much the best method.
(これは断然最善の方法だ。)


7.3.「the least 〜」

「the least 〜」で「もっとも〜でない」という意味になる。


This is the least expensive car in this shop.
(これはこの店でもっとも高くない車です。)

I’m the least qualified person for the job.
(私はその仕事にもっとも適任ではない。)

It’s the least I can do.
(それが私ができる最小限のことです。)


最後の例文の「the least」は「最小限のこと」と名詞で使われていることに注意してほしい。

8. その他の比較|【発展】その他応用的な比較の使い方

その他の「比較級」の発展的なことを説明する。

8.1.「as 〜 as」のあとにくる語句


He is not as old as her.
= He is not as old as she is.
(彼は彼女ほど年を取っていない。)


上記の例文では、「as her」「as she is」のどちらでよい。口語では「her」のような「人称代名詞の目的格」を使うことが普通である。

その他、「as 〜 as」のあとにくる色々な語句の例文を紹介する。


Kate isn’t so young as she looks.
(ケイトは見かけと同じくらい若くない。)
= Kate looks younger than she is.
(ケイトは実際よりも若く見える。)

The movie theater isn’t as crowded as usual.
(映画館はいつもほど混んでいない。)
= The movie theater is less crowded than usual.
(映画館はいつもより混んでいない。)

She couldn’t run as well as she had hoped.
(彼女は彼女が望んでいたほどよく走れなかった。)
= She couldn’t run better than she had hoped.
(彼女は彼女が望んでいたよりもよく走れなかった。)

You can eat as much as you want.
(あなたは望むだけ食べることができる。)

I will help you as much as I can.
(私はできる限りあなたを助ける。)

Let me know your decision as soon as possible.
(可能な限り早くあなたの決定を私に教えて。)


なお、最後の3つの「as much as you want」「as much as I can」「as soon as possible」はよく使われる言い方なので覚えておきたい。

8.2.「as 〜 as…」の「〜」のあとに名詞を置く場合


I have as many books as you (do).
(私はあなたと同じくらいの数の本を持っている。)


「…と同じくらい〜の(何か)」と表現する場合は、「〜」のあとに名詞を入れる。上の例文の場合は、「…と同じくらいの数の本」なので、「as many books as …」となる。

「as you (do)」は、「do」はあってもなくてもよいという意味だ。ちなみに、人称代名詞の目的格の「you」であれば「do」は必要ないが、主格の「you」であれば「do」は必要である。

他の例文を紹介する。


I don’t know as many people as you (do).
(私はあなたほど多くの人を知らない。)
= You know more people than I do.
(あなたは私より多くの人を知っている。)

I didn’t spend as much money as you (do).
(私はあなたほど多くのお金を使わなかった。)
= I spend less money than you.
(私はあなたより少ないお金を使った。)

He is as nice a person as his father.
(彼は彼の父と同じくらい素敵だ。)


最後の文は「as nice a person as」の語順になっていることに注意してほしい。「as 〜 as」の中に入れる名詞に「a/an」がついている場合はこの語順になる。(「as a nice person as」とはならない。)

8.3.「the same as 〜」

「the same as 〜」は「〜と同じ」という意味になる。いくつか例文を紹介する。


My birthday is the same as yours.
= My birthday is the same day as yours.
(私の誕生日はあなたと同じ日です。)

Tom’s salary is the same as mine.
= Tom gets the same salary as me.
(トムの給料は私と同じだ。)

He looks the same as he did twenty years ago.
(彼は20年前と同じに見える。)


最後の例文の「did」は「looked」を表し、「as he looked twenty years ago」で「彼が20年前に見えた(様子) = 彼の20年前の見かけ」の意味になる。

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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