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公開日:
2019.06.12
更新日:
2019.08.13

英語のリスニング|聞き取れない理由は5つ!科学的な対策とコツで攻略

日本人は英語のリスニングが苦手だ。その根本的な原因は日本の学校教育にある。神奈川大学外国語学部名誉教授の深澤氏は「学校教育の『使えない英語』の根本的な要因は、音声学を持たない英語教育」と批判している。

あなたがリスニングが苦手なのは当然なのだ。でも安心してほしい。英語音声学などの科学的知見を応用すれば、効率的にリスニング力を向上させることができる。英語が聞き取れない理由を分析し、その弱点を攻略する方法を詳細にご説明する。是非その効果を実感して欲しい。

1. 英語のリスニング|日本人が英語を聞き取れない理由は5つ!

リスニング

英語を聞き取れないというのは、英語を聞いてその「意味を理解」できないということ。意味はわからないが、音だけ聞き取れることを「英語を聞き取れる」とは言わない。

日本人が英語を聞き取れない理由は、スクリプト(英文)を読んで理解できるかどうかで2つに分かれる。そして、英文を読んでも理解できない場合はさらに4つに分かれる。

聞き取れない理由の分析フロー

まずは、英文を読んで理解できるかどうかの2つについてご説明する。

1.1. 英文を読んでも内容が理解できない場合の1つの理由

聞き取れないところの英文を読んでみる。英文を読んでも内容が理解できない場合は、単語と文法の知識が不足していることが一番の理由だ。読んでも理解できないものは聞いて理解できない。

1.2. 英文を読めば内容を理解できる場合の4つの理由

英文を読めば理解できるが聞くと理解できない場合は、その理由は「発音」「語順」「スピード」「そもそも発音していない」の大きく4つに分けられる。理由が重複している場合もある。

それら4つのうち、「発音」と「語順」が日本人が英語を聞き取れない2大理由である。「スピード」については、「発音」と「語順」を攻略していけば同時に克服可能なのでそれほど気にしなくてよい。「そもそも発音していない」は、今は無視してかまわない。これを攻略するには相当な時間がかかるからだ。

それでは5つの聞き取れない理由を順番にご説明する。聞き取れない理由がわかれば対応策はある。自分がどれに当てはまるのかを考えながら読んで欲しい。

2. 英語が聞き取れない理由①|英単語・英文法の知識不足!

英語が聞き取れない理由-1

英文を読んでも理解できない場合は、まずは英単語と英文法の知識不足を解消しなくてはならない。知識不足が解消され、英文を読めば理解できるようになったとしても、まだ聞き取れないかもしれない。しかし一つ一つクリアしていくことが重要だ。

2.1. 英単語の知識不足の場合

アルファベットのABC

神奈川大学の深澤名誉教授によると、語彙力(単語力)には質的・量的な面で色々なレベルがある。なお、4. はThe English Clubが付け加えた。

  1. どれくらいの数の単語を知っているか。
  2. 知っている単語は、どの程度深く知っているか。
  3. 聞き取れる単語の数はどれくらいか。
  4. 使える単語の数はどれくらいか。

リスニング力と関係してくるのは 3. のレベルの単語力だ。単語を覚える際はその発音方法とアクセントの位置にも注意してほしい。発音については後ほど詳しく説明する。なお、単語の覚え方についての詳細は、「英単語の覚え方|みんな実践中!8つの基本トレーニングと25のコツ」が参考になるはずだ。

一方で、知らない単語を全て覚える必要はない。覚えるべき単語とその数については「英語の単語数は2000語で80%!数より質で効率的に単語力アップ」が参考になるはずだ。

2.2. 英文法の知識不足の場合

英語のパズル

文法とは単純にいうと単語の並べ方だ。英語の単語の並べ方は日本語のそれとは全く異なる。そして英語はその並べ方が重要な言語なのだ。単語の並べ方で意味が大きく異なる場合が多いからだ。リスニング力を向上させるためには基本的な文法の知識を身に付けなければならない。

英文法の学習は、まずは基本文法 (中学〜高校1年レベル) をおおまかに理解する。理解したところは徐々に記憶していくと同時に使えるようにしていく。その後、少しずつ難易度を上げていくと効率的だ。米ピッツバーグ大学言語学科教授の白井氏、および脳(神経)科学研究の知見を総合した英文法の学習方法だ。

英文法の学習方法の詳細については「英文法勉強法|科学的トレーニング法8選と8つの基本的な注意点」を参考にして欲しい。

3. 英語が聞き取れない理由②|英語独特の発音に慣れていない!

英語が聞き取れない理由-2

日本人が英語を聞き取れない一番の理由が英語独特の発音だ。英語の発音の要素のうち、特に日本人のリスニング力をアップする上で重要なことは下記の通り5つある(英語の発音の5大要素)。

  • 日本語にない英語の発音
  • 英単語のアクセントの位置
  • 音声変化(リエゾン)
  • 強弱(リズム)
  • 抑揚(イントネーション)

日本人にとってこれらが難しい理由を詳しくご説明する。

3.1. 日本語にない英語の発音(発音記号)

吹き出しの中の音符

英語には日本語にない発音が多くある。日本語の母音は「ア・イ・ウ・エ・オ」の5つだが、英語の母音は24あるといわれている。子音は日本語は16だが、英語は24だ。加えて英語には日本語にはない「二重母音」や「無母音声」もある。

東京大学大学院の神経生理学准教授の池谷氏は、英語は「発声技巧の言語」だと指摘している。日本語は発音数が多いので同じ発音で違う意味の単語が多くある。例えば、「加工」「下降」「河口」などだ。日本語の「聞き手」は、どの意味の「かこう」なのかを推測しながら聴く必要がる。しかし、英語は同じ発音で違う意味の単語は少ない。発音数が多いのでその必要がない。英語は正確に発音し、正確に聞き取る能力を必要とする言語なのだ。

3.1.1. 英語の母音と子音の数は日本語より圧倒的に多い

母音については、例えば、「hat[hǽt」(帽子)」「hut[hʌ́t」(小屋)」「hot[hát」(熱い)」の母音は、日本語では3つとも「あ」に近い音だが、英語では、発音記号を見ればわかる通り、全て違う「あ」だ。

また子音については、例えば、「she[ʃíː](彼女)」と「see[síː](見る)」は、日本語では両方とも「シー」だが、英語では全く発音が異なる。日本語の「シー」は、どちらかといえば「she」に近いが、全く同じではない。「see」は、カタカナで表記すると「スィー」に近い。

英語の母音と子音についての詳細は「英語の発音記号|日本人が苦手な母音と子音を14のコツで矯正しよう」が参考になるはずだ。

3.1.2. 英語には日本語にはない「二重母音」と「無母音声」

「二重母音」については、例えば「no[nóu]」は「ノー」ではなく、「ノゥ」に近い。「二重母音」とは、[o]と[u]のように、2つの母音がつながることだ。「go[góu]」や「only[óunli]」なども同じだ。

「無母音声」については、例えば「cry[krái]」は、日本語的に発音すると「ク・ラ・イ」と3つの母音が入る「3音節」だが、英語では[ai]という二重母音一つだけの「1音節」である。最初の[c]と[r]の間には母音は入らない。「spring[spríŋ]」は子音が全部で4つあるが、母音は1つしかない。決して日本語的に「ス・プ・リ・ン・グ」といちいち母音を入れて発音はしない。

3.2. 英単語のアクセントの位置

リズムをとる手

英単語はアクセント(ストレス)の位置が非常に重要だ。アクセントの位置を間違って覚えていると、理解してもらえないばかりか、知っている単語でも聞き取れない場合がある。

例えば「バニラアイス」の「バニラ/vanilla[vənílə]」は、「バ」ではなく「ニ」にアクセントがくる。日本語的に「バ」にアクセントを置いて発音していると、聞き取れないし、理解してもらえないので「バニラアイス」は買えない。筆者の実際の経験だ。

英単語のアクセントについての詳細は「英語のアクセント|基礎と応用の8つのルールで英単語の発音を極める」を参考にして欲しい。

3.3. 英語の音声変化(リエゾン)

鎖

英語のリエゾンとは音がつながることによって単語の切れ目がわからなくなること。

音声変化 Check it out

例えば「Check it out!/調べてみよう!」は、単語を一つ一つ発音すると「チェック イット アウト」だが、ネイティブ・スピーカーがナチュラル・スピードで発音すると「チェッケラゥ」となる。このような音の変化をリエゾン(Liaison)という。

英語のリエゾンには連結(Linking)・脱落(Elision/Reduction)・同化(Assimilation)の3種類ある。それぞれご説明する。

3.3.1. 連結(Linking)

英語では単語と単語がつながって発音されることが多いので、文字で見るのと音で聴くのでは単語の切れ目が違ってくる。そのような現象を「連結」という。

例えば「take up[téikʌ́p]」は、単語を一つ一つ発音すると「テイク アップ」だが、ナチュラル・スピードでは通常「テイカップ」のように音が「連結」して発音される。連結の例をいくつか挙げておく。

give_up [gívʌ́p] 「ギブ アップ → ギバップ」
I’m_on [áimən] 「アイム オン → アイモン」
take_you [téik j júː] 「テイク ユー → テイキュー」

3.3.2. 脱落(Elision/Reduction)

丁寧にゆっくり話す場合には発音される音が、スピードが増すにつれて自然に落ちてなくなることがある。そのような現象を「脱落」という。

例えば「stop calling[stá(p)kɔ́ːliŋ]」はゆっくり発音すると「スタップ コーリング」だが、 ナチュラル・スピードでは通常「スタッコーリング」のように[p]の音が「脱落」して発音されなくなる。脱落の例をいくつか挙げておく。

send them [sén(d)ðém] 「センド ゼム → センゼム」
hot milk [há(t)mílk] 「ハットゥ ミルク → ハッミルク」
could have [kúd(h)əv] 「クッドゥ ハヴ → クダヴ」

3.3.3. 同化(Assimilation)

音がつながると隣の音の影響でスペルとは違う音になることがある。そのような現象を「同化」という。

例えば「miss you[mís(ʃ)júː]」はゆっくり発音されると「ミス ユー」だが、ナチュラル・スピードでは通常「ミシュー」となる。「ス」が「シュ」に変化している。同化の例をいくつか挙げておく。

Not_yet [nát(tʃ)jét] 「ノットゥ イェットゥ → ノッチェットゥ」
Did_you [díd(dʒ)júː] 「ディドゥ ユー → ディジュー」

なお、英語のリエゾンについての詳細は「英語のリエゾン|ジョブズから学ぼう!単純ルールと簡単発音練習法」が参考になるはずだ。

3.4. 英語の強弱(リズム)

メトロノーム

英語は発話の強弱やスピードの差によって独特のリズムが生じる。基本的には「内容語」(content words)は強く発話し、「機能語」(function words)は弱く発話するが、話者の意図や前後の関係で変化することもある。一般的には、強く発話するところはゆっくり、弱く発話するところは速く発話する。

強く発話する場合は、その単語のアクセントのところを強調する。単語によっては、強く発話する場合と弱く発話する場合とで発音が異なる場合もある。

3.4.1. 内容語(content words)と機能語(function words)

内容語 (content words)とは、名詞・本動詞・形容詞・副詞・数詞・疑問詞のように実質的な内容を表す語のことだ。意味的に重要な場合が多いので強くゆっくり発話されることが多い。

機能語 (function words)とは、代名詞・be動詞・前置詞・接続詞・助動詞・関係詞などのように文法的な関係などを表す語のことだ。意味的にあまり重要ではない場合が多いので弱く速く発話されることが多い。

3.4.2. 単語が強く発話される場合と弱く発話される場合の発音の違い

強く発話された場合と弱く発話された場合で発音が異なる例として「from」を見てみよう。下の例文をみてほしい。太字のところが強く発話されるところだ。

Where are you from?
強 ”from”:/frʌ́m/

I’m from London.
弱 ”from”:/frəm/

「Where are you from?」では、「from」に強制がある。つまり強く発話される。強制がある時の「from」は[frʌ́m]となり、母音は日本語の「あ」に近い音で発音される。一方で、「I’m from London.」では「from」には強制がない。つまり弱く発話される。強制がない時の「from」は[frəm]となり、「あ」ではなく、もっと弱い「あいまい母音」で発音されるのだ。

3.4.3. 英語のリズムの例

下の例文をみてほしい。太字の部分が強くゆっくり発話され、その他の単語は弱く速く発話されることによってリズムが生じるのだ。意味的に重要な「動詞」と「名詞」が強く発話されていることがわかる。全て「内容語」だ。

I’m reading a book which I borrowed from the library.

弱く速く発音されているところは、意味的にあまり重要ではない冠詞や前置詞、関係代名詞や代名詞などの「機能語」であることもわかるだろう。なお、弱く速く発音されるところはリエゾンしやすくなる。例えば、「which I」は、「ウィッチアイ」ではなく「ウィッチャイ」と連結しやすくなる。

日本語は平坦な言語といわれる。あまり強弱をつけない言語に慣れた日本人にとって英語のリズムは難しく感じるかもしれない。最初は極端なくらいに強弱を付けて練習した方がよい。

英語の強弱(リズム)についての詳細は「英語のリズム|意外に重要!4つの法則と効果的な練習で使える英語に」が参考になるだろう。

3.5. 英語の抑揚(イントネーション)

イントネーション

イントネーション(抑揚)とは、音声の言語において、文につけられた音の高低(ピッチ)のパターンをいう。イントネーションの違いによって話し手の気持ちやニュアンスの違いを表すことができる。イントネーションを間違えると、意図した意味とは全く違う形で相手に伝わってしまう可能性があるので注意が必要だ。イントネーションは、文法によって定められているものと、話者の意図によって変わるものがある。

3.5.1. 文法として決まっているイントネーションの例

文法で決まっているイントネーションの例を2つご紹介しよう。

This is my pencil のイントネーション

「This is my pencil.」のような単に情報を伝える平叙文でも、文の終わりを上がり調子でいうと疑問文になる。

付加疑問のイントネーション

「He doesn’t like sweets, does he?」のような付加疑問の場合、付加された部分を下がり調子でいうと、確信しているけど念の為に確認している意味になり、上がり調子で言うと、確かではないために尋ねている意味になる。

3.5.2. 文法として決まっていないイントネーションの例

文法で決まっていない、話者の意図により変化するイントネーションの例を2つご紹介しよう。

Excuse me のイントネーション

「Excuse me.」は、下がり調子で発話すると「すみませんが。」という意味だ。しかし、上がり調子で発話すると「もう一度言ってください。」という意味になる。

Yes のイントネーション

「Yes.」という一言もイントネーションによってニュアンスが変わってくる。下り調子では単純な返事「はい。」という意味。上がり調子だと「はい?何でしょうか?」という質問のニュアンスになり、平坦に発話すると曖昧な返事「まあ、そうですけど。」のニュアンスになる。

上がり調子、下がり調子、平坦に言う場合とで「意味」と「話者の感情」が変化するのだ。

日本語もイントネーションによって気持ちやニュアンスの違いを表すが、英語は、日本語に比べて、より多くの意味の違いをイントネーションによって伝えることができるといわれている。まずはネイティブ・スピーカーのイントネーションをまねることから始めよう。

英語の抑揚(イントネーション)についての詳細は「英語のイントネーション|基礎と応用15のルールとおすすめ学習法!」が参考になるだろう。

4. 英語が聞き取れない理由③|英語の語順に順応できていない!

英語が聞き取れない理由-3

日本人のリスニング力が低いもう一つの大きな理由が語順だ。英語の語順は日本語のそれとは全く異なる。下の例文をみてほしい。

“He married a woman who he met at the hospital.”

この英文を自然な日本語に訳すと下記のようになる。順番に注目してほしい。「彼は」と主語を訳したあとに、英文の一番後ろから順番に戻りながら訳している。

「彼は病院で出会った女性と結婚した。」

4.1. 戻り訳していたら英語は聞き取れない!

巻き戻し

このように「戻り訳す」理由は、英語と日本語の語順が全く異なるからだ。自然な日本語に訳して英文を理解するには、このように戻り訳すしかない。中学・高校で習ったやり方だ。

しかし考えてみてほしい。書いてある英文であれば戻り訳しながら理解することはできる。でも聞いた英語は、聞いたそばからどんどん消えていくので戻り訳すことなどできない。つまり日本人は、自然な日本語に「訳して」英語を理解しようとしてきたので英語を聞き取れないのだ。

4.2. 英語の語順で理解できないと聞き取れない

早送り

英語のリスニング力を向上するためには後ろから戻り訳すことをやめて、英語を英語の語順のまま、前から理解できるようにしなければならない。上の例文であれば、下記のように理解する必要がある。

「彼は結婚した、その女性と、彼は出会った、病院で。」

学校の英語のテストでこのような訳し方をしたら満点はもらえないだろう。しかし、使える英語を獲得するため、とくにリスニング力を向上するためであれば100点満点の理解の仕方だ。

つまり、日本語の語順の頭(回路)のまま英語を聞こうとするから聞き取れないのだ。あなたの頭の中にもう一つ英語の語順の回路(英語脳)を作る必要があるということだ。なお、英語脳の作り方についての詳細は「英語脳の作り方|8つの自動化トレーニングで英語回路を構築しよう!」を参考にして欲しい。

5. 英語が聞き取れない理由④|英語のスピードに対応できていない!

英語が聞き取れない理由-4

日本人が英語のリスニング力が低い理由の4つ目はスピードだ。ゆっくりと話してくれれば理解できるが、スピードが速くなると理解できなくなる方も多い。途中で思考が停止してしまって全く理解できなくなるという経験は誰にでもあるだろう。その理由は今までご紹介した3つの聞き取れない理由と密接に関係している。

5.1. 英単語の知識の自動化が進んでいない

脳

英単語は日本語の訳語や発音方法を覚えるだけでは聞き取れるようにはならない。聴いた瞬間にその単語の意味を理解できるようにしなければならない。英単語を日本語の訳語に置き換えてから理解する暇などない。つまり、英単語は英単語のまま、無意識的、自動的に理解できるようにする必要があるのだ。

第二言語習得研究では、そのように自動的に使えるようにすることを「自動化」という。英単語の知識は「自動化」させないと全く使いものにならないのだ。

5.2. 英文法の知識の自動化が進んでいない

脳

英文法の知識も同じだ。じっくりと検証すれば理解できる程度の文法力では全く使いものにならない。瞬時に理解できる「自動化」が必要なのだ。英語の語順のまま、前から瞬時に文の構造を理解できるようにならなければナチュラル・スピードのネイティブの英語を正確に聞き取ることは到底できないであろう。

5.3. 英語の発音の知識の自動化が進んでいない

脳

スピードが早くなればなるほどリエゾンが多くなり聞き取りにくくなる。リズムの「弱く速く」発話されるところは全く聞き取れなくなる。このような症状の場合は発音の知識がまだ自動化されていないのだ。リエゾンやリズムに加え、日本語にない英語の発音、英単語のアクセントの位置、イントネーションも意識しながら、自分でも同様のスピードで発音できるようにならなければ聞き取ることも難しい。

6. 英語が聞き取れない理由⑤|そもそも発音していない!

英語が聞き取れない理由-5

あなたが聞き取れなかったと思っているところは、そもそも発音されていない場合もある。英語学習用の教材では滅多にないが、例えばTEDのスピーチやCNNのニュースなどの実践の場での英語ではそのような場合も少なくない。

人間の脳は聞き取れなかったところを補足してくれる能力があるそうだ。自分では意識していなくても脳が勝手に補足してくれる。その能力が備われば、発音されたことを聞き逃した場合でも脳が勝手に補足してくれるので理解できる場合もあるだろう。日本語ではみなさん全ての脳が持っている能力だ。

しかしながら、このような脳の機能を英語で獲得できるようになるためには相当の量の英語に触れる必要がある。大部分の方にとって大分先のことだろう。まずは発音されたことを聞き取ることに専念しよう。

7. 英語が聞き取れない5つの理由を克服する方法

リスニング力を向上させるためのトレーニング方法をご紹介する。このトレーニングの目的は、英語の発音を習得し、その発音と意味とをリンクさせること、そして単語を文法の知識を自動化させ、英語を英語のまま、語順通りに素早く理解できるようにすることだ。

リスニング トレーニング フロー

おすすめするトレーニング法は上記の通り5つのアクティビティが含まれる。それぞれ目的と効果が異なるので是非順番に行ってほしい。慣れてきたら「音読」と「シャドーイング」だけを繰り返せばよい。

なお、このトレーニングでは自分でもなるべく正確に発音できるようにしてもらう。なぜなら、自分で発音できない音は聞き取れないからだ。発音できない音は脳が音と認識してくれない。神奈川大学外国語学部深澤名誉教授も、「正しい発音が身についてくれば、同時にリスニング力も増大する。」と指摘している。

では、5つのアクティブティの目的とやり方を順番に説明しよう。

7.1. ディクテーション(Dictation)

ステップ-01

ディクテーションの目的は聞き取れない理由を見つけることだ。事前に英文を見ないで一文ずつ音声を聴き、書き取ってみよう。何度か聴いた後、英文を見ながら再度聴き、なぜ聞き取れなかったのか自分で検証してみる。聞き取れない5つの理由のいずれかに当てはまるはずだ。理由は複数の場合もある。

なお、ディクテーションについての詳細は「英語ディクテーション|リスニング力だけじゃない!4技能に効果あり」が参考になるはずだ。

7.2. オーバーラッピング(Overlapping)

ステップ-02

オーバーラッピングの目的はスピードを体感することだ。英文を目で追いながら音源を聴き、同時に自分でもぴったりと発音しながらついていく。速すぎてついていけない場合もあると思うが、この時点ではあまり気にしなくてよい。発音を確認したい場合は声を出さずに口パク(リップシンク/Lip sync)でやるといい。

必ず自分が聞き取れなかった理由に意識を集中して繰り返し行ってほしい。理由が「② 英語独特の発音に慣れていない!」であれば発音を意識すること。「③ 英語の語順に順応できていない!」であれば意味(内容)を意識すること。「④英語のスピードに対応できていない!」であれば発音と意味(内容)の両方を意識することだ。

ただし、意味(内容)と発音の両方を同時に意識しながらトレーニングすることは不可能だ。人間の脳はマルチタスクに弱い。どちらか一方に意識を集中して2回やろう。

7.3. リピーティング(Repeating)

ステップ-03

リピーティングの目的は自分で音声を再現し確認することだ。英語の発音の5大要素を意識して、なるべく音源そっくりに再現する。一文を目で追いながら音源を聴き、一旦音源を止めて音読してみよう。聞き取れない理由が③「語順」や④「スピード」の場合は、必ず意味にも意識を集中して繰り返し行って欲しい。

7.4. 音読(Reading aloud)

ステップ-04

音読の目的は単語・文法・発音の自動化だ。英語を英語のまま、英語の語順で理解できるようにし、かつ、無意識的に正確に発音できるようにするトレーニングだ。音声を止め、自力で大きな声で、なるべく音源そっくりに音読して欲しい。聞き取れない理由が③「語順」や④「スピード」の場合は、必ず意味にも意識を集中して繰り返しおこなって欲しい。

なお、音読のやり方と効果の詳細については「英語の音読|正しいやり方で4技能に効果あり!7つのコツと教材選び」が参考になるはずだ。

7.5. シャドーイング(Shadowing)

ステップ-05

シャドーイングは仕上げのトレーニングだ。音源の後1〜2語遅れて影(shadow)の様に、音源通りに声に出して追っかけていこう。英文は見ない。途中で追いついていけなくなっても決してあきらめてはいけない。毎回必ず最後までやり抜こう。なかなかうまくできない場合はオーバーラピングや音読に戻ってから再度挑戦してみる。

シャドーイングは同時通訳を目指す人の基本中の基本のトレーニング方法だ。多くの言語学者が、一般の英語学習者にも圧倒的な効果があるとが声をそろえている。是非繰り返し練習して欲しい。

注意点は意味を意識するときと発音を意識するときと分けて行うこと。最終目標は意味を意識しながら音源そっくりの発音で最後まで噛まずにやり抜くことだ。

なお、シャドーイングのやり方と効果の詳細については「英語のシャドーイング|4種類のやり方と効果と6のコツを徹底解説!」が参考になるはずだ。

7.6. 教材選びの注意点

ステップ-06

ご紹介したリスニングトレーニングで使用する教材はやさしいものを選ぼう。

繰り返しになるが、このトレーニングの目的は英語の発音を習得し、その発音と意味とをリンクさせること。そして、単語を文法の知識を自動化させ、英語を英語のまま、語順通りに素早く理解できるようにすることだ。したがって単語と文の構造(文法)は100%理解できるものを使用した方がよい。

このトレーニングには単語や文法を学習することは含まれていない。しかし、自分の知らない単語や文法項目が2〜3%程度の英語素材を使用すると新しい単語や文法知識を身につけることも可能だ(関西学院大学大学院言語学教授門田氏による)。一方であまり難しいものを使用するとそちらに意識が集中してしまい、本来の目的が達成できなくなる。

8. 英語のリスニング|日本人に効く3のコツをご紹介しよう!

8.1. 強弱・速遅の「強遅」を逃さないで!

リスニング

英語のリズム(強弱)については既にご紹介した。英語のリスニングの際、この強弱の「強」のところを聞き逃さないようにしてほしい。「強」のところは「ゆっくり」と発話される傾向があるので聞き取りやすいはずだ。この「強遅」のところさえ聞き逃さなければ大意は理解できる。

この「強遅」のところは話者が重要だと思っているので強くゆっくりと発話してくれているのだ。逆に「弱速」のところはあまり重要ではない。東京大学大学院の池谷准教授も、「冠詞や前置詞などの機能語の細部までを完璧に聞き取るのはネイティブでない限りほぼ不可能」と指摘している。

8.2. 英語は100%聞き取ろうとしないで!

成長のグラフ

英語を100%聞き取ることは不可能だと割り切ることも必要だ。リスニング力の向上は、全てを聞き取れるようにすることが目的ではなく、聞き取れる割合を増やしていくことだと考えてほしい。聞き取れる割合を増やしていくことで理解の正確性を上げていくのだ。

池谷准教授の実験によると、文中の30%の単語が聞き取れても文の意味を推測できるケースは2割程度にも満たなかったが、60%まで聞き取れるとその確率は9割に上昇したそうだ。

8.3. 英語は今聴いていることに集中して!

電球

英語のリスニングの際は今まさに聞いていることに意識を集中させてほしい。

TOEICのリスニングテストなどで、聞き取れなかったところが気になってしまってその後全くわからなくなったという経験は誰にでもあるだろう。しかし、聞き取れなかったところは立ち止まって考えても理解できるはずがない。全くの無駄なのだ。

理解できなかったところを気にして立ち止まると全体の大意すら理解できなくなる。100%理解しなくても大意は取れる。そもそも100%理解することは不可能な場合もあるのだ。今まさに聞いている英語の「強遅」の部分に意識を集中し続けよう。

9. 英語のリスニング|スティーブ・ジョブズと練習してみよう!

スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式で行った有名なスピーチを使ってリスニングトレーニングを実際にやってみよう。

尚、このスピーチは上級者向けなので、初・中級者の方は下記でご紹介する教材でトレーニングすることをおすすめする。

スティーブ・ジョブズ スタンフォード卒業式スピーチ

 

My second story is about love and loss. I was lucky. I found what I loved to do early in life. Woz and I started Apple in my parents’ garage when I was 20. We worked hard, and in 10 years Apple had grown from just the two of us in a garage into a $2 billion company with over 4000 employees. We had just released our finest creation the Macintosh a year earlier, and I had just turned 30. And then I got fired.

単語・文法解説:

  • loss /lɔ́(ː)s/ (名) 失ったもの
  • what I loved to do: “what” は先行詞を含む関係代名詞で「私がやりたいこと」の意。主節の動詞 “found” と時制を合わせて過去形になっている。
  • early in life: 人生の早い時期に
  • Woz : Steve Wozniak (アップルの共同設立者。Apple I、IIをほぼ独力で開発した)
  • garage /gəráː(d)ʒ/ (名) ガレージ、車庫
  • billion /bíljən/ (名) 10億
  • in 10 years Apple had grown from just the two of us in a garage into a $2 billion company with over 4000 employees: Apple設立から10年経った時 (このスピーチ時より過去) に、 “2 billion company” に成長したので、 “had grown” と過去完了になっている。 “grow from A into B” で「AからBへ成長する」の意。 “with” は「~と共に」から「〜を雇う」の意。ここでは「ガレージでの我々たった2人から、従業員4,000人以上の20億ドルの会社へ成長した」の意。
  • release /rilíːs/ (動) 発売する
  • creation /kriéiʃən/ (名) 作品
  • earlier /ə́ːrliər / (副) (時間的に) 前に
  • We had just released our finest creation the Macintosh a year earlier: “2 billion company” に成長した過去のある時点より更に “a year earlier” (1年前) に “release” したので過去完了。過去のある時点から1年前なので “earlier” (現在から1年前であれば “before”)。 “our finest creation” と “the Macintosh” は同格。
  • turn /tə́ːrn/ (動) 「〜へと方向を変える」から「~才になる」の意。
  • and I had just turned 30: “the Macintosh” を “release” してからすぐ (2 billion company に成長する前に) 30歳になったので、ここも過去完了。
  • fire /fáiər/ (動) 解雇する ⇨ get fired: “be fired” と同じ意味を表す受動態。「解雇される」の意。
  • And then I got fired: “2 billion company” に成長した後に “fired” されたので、ここは過去形。

発音解説:

  • My second story is about love and loss: 意味的に重要な単語 (オレンジ色) が強くゆっくりめに発音され (オレンジ色の単語の太字の部分がアクセントの位置)、それら以外は弱く早く発音されている。 “and” は強く発音される場合は /ǽnd/「アーンド」のように発音し、ここでのように弱く発音される場合は /ən(d)/「エン(ド)」。
  • is about: “is” の “s” と “about” の “a” が連結、そして “about” の “t” が脱落して「イザバウ」のように変化。
  • love and loss: “and” の “d” が脱落して発音されていない。
  • found what I loved to do: “found” の “d” が脱落気味。 “what” の “t” は破裂させずに「ラ行」に変化し、次の “I” と連結し「ワライ」のように発音。“loved” の “d” は脱落し「ラブットゥドゥ」のように変化。全体では「ファウンワライラブットゥドゥ」のように変化。
  • early in: “early” の “y” と “in” の “i” が連結し「アーリィン」のように変化。
  • Woz and I: “Woz” の “z” と “and” の “a” が連結、そして “and” の “d” が脱落し、その前の “and” の “n” と “I” が連結して「ウォゼナイ」のように変化。
  • started Apple: “started” の 2つ目の “t” が破裂させておらず「ラ」行に変化。更に “d” が破裂されずに脱落し「スターレッアッポー」のように変化。
  • when I was 20: “when” の “n” と “I” が連結して「ウェナイ」に変化。 “20” は “twenty” /twénti/ の “t” が脱落し「トゥウェニー」のように変化。
  • worked hard: “worked” の “d” と “hard” の “h” が連結し「ウォークタードゥ」のように変化。最後の「ドゥ」は弱く発音されほとんど聞き取れない。
  • and in: “and” の “d” が脱落し、その前の “and” の “n” と “in” の “i” が連結して「エニン」のように変化。
  • Apple had grown: “had” は “Apple’d” と省略系で「アップルドゥ」のように変化。最後の「ドゥ」は非常に弱く発音されている。
  • just the two of us: “just” の “t” は破裂されずに脱落し「ジャスザ」のように変化。次も “t” が来るため。 “of” の “f” と “us” の “u” が連結し「オヴァス」のように変化。
  • in a garage: “in” の “n” と “a” が連結して「イナ」のように変化。
  • with over: “with” の “th” と “over” の “o” が連結して「ウィゾーヴァ」のように変化。
  • We had just released our finest creation: “had” が省略されて発音されていない。現在完了形の “have/has” や過去完了系の “had” は口語ではよく省略される。 “just” と “finest” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。 “released” の “d” と “our” の “o” が連結し「リリースタワ」のように変化。
  • and I had just turned 30: “and” の “d” が脱落し、その前の “and” の “n” と “I” が連結して「エナイ」のように変化。 “had” は省略されて発音されていない。 “just” の “t” と “turned” の “d” は破裂されずに脱落し発音されていない。
  • And then I got fired: “And” の “d” が脱落し、そして “then” の “n” と “I” が連結し「エンゼナイ」のように変化。 “got” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

このスティーブ・ジョブズのスピーチ全文の単語・文法解説と発音解説は別途記事にするので参考にしてほしい。

10. 英語のリスニング|おすすめリスニング教材はこれだ!

ご紹介したトレーニング法にマッチした教材を3冊ご紹介しよう。平易な英語を使用している教材をピックアップした。使い古した単語集や文法書で、例文とその音声が付属しているものがあればそれらもおすすめだ。

英会話・ぜったい音読 入門編[講談社]¥1,300+税
英会話ぜったい音読入門編

TOEIC470点以下の方を対象とした音読教材の定番だが、初級者のリスニング用にも適している。CD付属。シリーズに「標準編」と「挑戦編」がある。中学・高校の英語のテキストを使用しているため内容的に面白みがないのが欠点。

仕事で使えるMyフレーズ[Z会]¥1,600+税
仕事で使えるMyフレーズ

初級者用の会話教材。中学レベルの単語と文法で、仕事で使える表現を学ぶことが目的の教材。音声ファイルは無料でダウンロード可能。中級者用のリスニング教材にも適している。

Business Venture 1[Oxford University Press]¥4,000程度
Business Venture-1

会話演習用の教材。CDに収録されている音声がリスニングのトレーニングに適している。単語と文法はやさしいが、スピードはナチュラルなので、中級者以上の方向け。会話の教材としては初級者向け。

11. 英語のリスニング|まとめ

祝福
  • 日本人が英語を聞き取れない理由は、英文を読んでも内容が理解できない場合と、英文を読めば理解できる場合とで分かれる。
  • 英文を読んでも理解できない場合は英単語と英文法の知識不足が第一の原因。まずは、英語を読めば理解できるようにすること。
  • 日本人の英語リスニング力が低い最大の理由の一つは発音だ。日本語にはない発音、英単語のアクセントの位置、リエゾン、リズム、イントネーションの英語の発音の5大要素を克服する必要がある。
  • 日本人の英語リスニング力が低い最大の理由の二つ目は語順だ。戻り訳さないで英文を前から理解できるようになればリスニング力は飛躍的に向上する。
  • スピードが速くなると理解できなくなる場合は、単語・文法の知識と発音が自動化されていないことが原因だ。
  • 英語のリスニング力を向上させるには、英語の発音を習得し、その発音と意味とをリンクさせよう。単語を文法の知識を自動化させ、英語を英語のまま、語順通りに素早く理解できるようにするトレーニング方法をご紹介した。是非繰り返し練習してほしい。
  • 英語のリスニンングの際は「強遅」を逃さないこと、英語は100%聞き取ろうとしないこと、そして今聴いていることに集中することを忘れないでほしい。

 

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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