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公開日:
2024.05.17

【英語の早口言葉一覧】発音が超よくなる30選!コツと解説付き

英語には日本語には無い発音がたくさんある。それらは日本語には無い口の動かし方をしなければならない。ネイティブに理解してもらえる発音で話すには、日本語には無い口の動かし方を無意識的・自動的にできるように「自動化」しなければならない。

早口言葉(tongue twister)は、その「自動化」に非常に有効なトレーニングだ。このコラムでは、日本人が苦手な発音をトレーニングできる英語の早口言葉を厳選して紹介する。繰り返し練習して無意識的・自動的にできるようにしていこう。

なお、ここではアメリカ英語の発音で説明している。英語の発音はカタカナでは正確に表記できないため、カタカナ表記はあくまで参考程度と考えていただきたい。

1. 「母音」の発音トレーニングになる早口言葉11選

音読

1.1. 母音 /æ/ のトレーニング

英語の /æ/ は日本語の「あ」と同じだと思ってはいけない。練習してみよう。

Black back bat.
(ブラック バック バット)
意味:背中が黒いコウモリ

ポイント

  • 3つ全ての単語の “a” にアクセントを置き、「トントントン」と3回等間隔にリズムよく発音してみよう。
  • 3つの “a” の発音記号は /æ/。/æ/ は、[a]と[e]がつながっていることに注意。口を広めに開けて、唇を左右に思い切って引っぱり「ア」と「エ」を同時に言う感じで発音する。
  • 3つの単語はそれぞれ “ck”「ク」、“ck” 「ク」、“t” 「ト」 で終わっているが、いずれも弱く発音する。ただし、全く発音しないと意味が伝わらなくなるので注意。
  • 3回続けて発音してみよう。

なお、発音記号の詳細については「英語の発音記号|日本人が苦手な母音と子音を14のコツで矯正!」を参照してほしい。

1.2. 母音 /ʌ/・母音 /æ/ のトレーニング

英語の「あ」はたくさんある。まずは /ʌ/ と /æ/ の違いを練習しよう。

Good blood, bad blood.
(グッドブラッド バッドブラッド)
意味:良い血液、悪い血液

ポイント

  • “blood” と ”bad” の「ア」の発音は全く異なる。“blood” の母音は /ʌ/ で、日本語の「ア」よりも若干口を狭く開き、短く喉の奥の方で「アッ」と発音する。”bad” の母音は /æ/で、口を広めに開けて、唇を左右に思い切って引っぱり「ア」と「エ」を同時に言う感じで発音する。
  • 4つ全ての単語が “d” で終わっている。いずれも弱く発音する。ただし、全く発音しないと意味が伝わらなくなるので注意。
  • 4つの単語の母音全てにアクセントを置いてリズムよく発音しよう。
  • 3回続けて発音してみよう。

なお、単語のアクセントの位置の詳細については「英語のアクセント|基礎と応用8つのルールで英単語の発音矯正!」を参照してほしい。

1.3. 母音 /ɑ/・母音 /er/・母音 /ə/・母音 /i/ のトレーニング

もう一つの英語の「あ」である /ɑ/ を練習してみよう。

A proper copper coffee pot.
(ア プラパー カッパー カフィー パット)
意味:ちゃんとした銅製のコーヒーポット

ポイント

  • 冠詞 “A” にはアクセントを置かないので、発音記号は /ə/。 /ə/ は、口を狭く開け、舌など口の中をリラックスさせて、「ア」と「ウ」の中間の音をあいまいに発音する。
  • 4つ全ての単語(冠詞 “A” を除く)の母音 “o” の発音記号は /ɑ/。/ɑ/ は、唇を左右に開かずに、しかし日本語の「ア」よりも口を大きく開け、喉の奥の方から「ア」と発音する。「オ」と発音しないように。
  • その4つの単語全ての “o” にアクセントを置き、「トントントントン」と4回等間隔にリズムよく発音してみよう。
  • “proper” と “copper”の “er” の発音記号は /er/。 /er/ は、口は広く開けないで、舌全体を奥に丸める様にして、弱く「ア」と発音する。舌を丸める際、舌を上アゴに触れない様にすること。
  • “coffee” の最後の母音「イ」の発音記号は /i/。 /i/ は、日本語の「イ」と「エ」の中間の音。唇と舌は緊張させずに、日本語の「エ」の口の形で「イ」と発音する。「イー」とのばさない。

なお、英語のリズムの詳細については「英語はリズムが重要!4つの法則を理解して使える英語を獲得する」を参照してほしい。

1.4. 母音 /æ/・母音 /ə/・母音 /u:/・母音 /er/ のトレーニング

英語の「あ」の一つである /æ/ と、弱く発音する「あ」の /ə/ の違いを練習しよう。

Can you can a can as a canner can can a can?
(キャンユーキャンナキャン アザキャナー キャンキャンナキャン)
意味:缶詰を作る人が缶詰を缶できるように、あなたは缶詰を缶できますか?

ポイント

  • “can” の “a” の発音記号は /ə/ で、口を狭く開け、舌など口の中をリラックスさせて、「ア」と「ウ」の中間の音をあいまいに弱く発音する。“canner” の “a” の発音記号は /æ/ で、口を広めに開けて、唇を左右に思い切って引っぱり「ア」と「エ」を同時に言う感じで発音する。
  • 冠詞 “a” と “as” の母音は “can” と同じく弱く発音する /ə/。
  • “Can you” は「キャンニュー」、”can a” は「キャンナ」、”as a” は「アザ」のように単語と単語をつなげて発音する。単語と単語がつながって発音されることを「音声変化」(「リエゾン」)といい、「連結」「脱落」「同化」の3種類ある。
  • “canner”の “er” の発音記号は /er/。 /er/ は、口は広く開けないで、舌全体を奥に丸める様にして、弱く「ア」と発音する。舌を丸める際、舌を上アゴに触れない様にすること。
  • “as” は接続詞なので、その前で一拍おくと発音しやすくなる。また “yes/no” 疑問文なので最後は上がり調子で発音することを忘れずに。

なお、音声変化の詳細については「英語のリエゾン(リンキング)|3つの種類・詳細ルールと克服法」を参照してほしい。

1.5. 母音 /iː/・母音 /ai/・母音 /i/・母音 /e/・母音 /ə/・母音 /er/ のトレーニング

英語の「いー」、「あい」、「い」、「え」、そして弱い「あ」をまとめて練習してみよう。

Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
(ピーラーパイパー ピックタ ペッコブ ピックルド ペッパーズ)
意味:ピーター・パイパーはたくさんの唐辛子の酢漬けを拾った。

ポイント

  • “Peter” の語尾は、”t” を破裂させないで、日本語の「ラ」行に近い音になる。厳密には “l” の音に変化する。日本語で書くと「ピーラー」になる。
  • “Piper” の母音の発音は「アイ」で、発音記号は /ai/。「ピーパー」と発音しない。
  • 冠詞 “a” と前置詞 “of” 以外の6つ単語全てにアクセントを置き、「トントントントントントン」と6回等間隔にリズムよく発音してみよう。
  • “Peter” と “Piper” と “peppers” の “er” の発音記号は /er/。 /er/ は、口は広く開けないで、舌全体を奥に丸める様にして、弱く「ア」と発音する。舌を丸める際、舌を上アゴに触れない様にすること。
  • “picked a” は「ピックタ」、“peck of” は「ペッコブ」のようにつなげて発音しよう。
  • 冠詞 “a” と “of” にはアクセントを置かないので弱くあいまいに発音する。発音記号は /ə/(あいまい母音)。
  • “a” と “of” 以外の単語の語尾はいずれも弱く発音する。ただし、全く発音しないと意味が伝わらなくなるので注意!

1.6. 母音 /uː/・母音 /ə/・母音 /i/・母音 /iː/ のトレーニング

今度は英語の「うー」を集中的に練習してみよう。

If a dog chews shoes, whose shoes does he choose?
(イファドッグチューズシューズ フーズシューズダズイ チューズ)
意味:犬が靴をかじるとしたら、誰の靴をかじるだろうか?

ポイント

  • “chews” “shoes” “whose” “choose” の母音「ウー」の発音記号は /uː/。 /uː/ は、唇をまるくして前に突き出しながら「ウー」と長めに発音する。日本語の「ウー」に近いが、日本語の「ウー」よりも唇をまるくして前に突き出す。[ː]の印は長く引っ張って発音する。
  • “If a” は「イファ」とつなげる、”does he” は「ダズイ」と “h” を発音しないでつなげて発音する。“he” にはアクセントを置かないため「イ」と発音する。「ヒー」とのばさない。発音記号は “i”。
  • 冠詞 “a” と “does” にはアクセントを置かないので弱くあいまいに発音する。発音記号は /ə/(あいまい母音)。
  • 英語は重要な単語を強くゆっくり発音し、それ以外は弱く速く発音することで英語独特のリズムが出る。ここでは、“If a” と ”does he” 以外の単語を強くゆっくり目に発音すると流れやすくなる。
  • 疑問詞(whose)で始まる疑問文なので、文末は下り調子で発音すること。

なお、イントネーションの詳細については「英語のイントネーション(抑揚)|基礎と応用15のルールで発音矯正」を参照してほしい。

1.7. 母音 /iː/・母音 /æ/・母音 /ou/ のトレーニング

「おう」に注意しよう。「おー」と伸ばさないように。

Green glass globes glow greenly.
(グリーングラスグロウブス グロウグリーンリー)
意味:緑のガラス玉が緑色に輝いた。

ポイント

  • “Green” と “greenly” の母音「イー」の発音記号は /iː/。 /iː/ は、唇を横に引っぱり、舌を緊張させて「イー」と強めに長く発音する。[ː]の印は長く引っ張って発音する。
  • “glass” の “a” の発音記号は /æ/ で、口を広めに開けて、唇を左右に思い切って引っぱり「ア」と「エ」を同時に言う感じで発音する。
  • “globes” と “glow” の母音の発音記号は /ou/ で二重母音。「オー」と伸ばすのではなく、「オウ」と発音する。
  • 5つの単語全てが、最初の母音にアクセントがあるので、それに気をつけながら、「トントントントントン」と5回等間隔にリズムよく発音してみよう。

1.8. 母音 /ə/・母音 /ei/ のトレーニング

「えい」に注意しよう。「えー」と伸ばさないように。

An ape hates grape cakes.
(アンネイプ ヘイツ グレイプケイクス)
意味:猿はぶどうのケーキが嫌い。

ポイント

  • “An ape” は「アンネイプ」とつなげて発音する。最初の冠詞 “An” の “A” にはアクセントを置かないので弱くあいまいに発音する。発音記号は /ə/(あいまい母音)。
  • “ape” “hates” “grape” “cake” の母音は全て /ei/。「エー」と伸ばさずに「エイ」と発音する。
  • “An” 以外の4つの単語全て最初の母音にアクセントを置き、「トントントントン」と4回等間隔にリズムよく発音してみよう。

1.9. 母音 /ə/・母音 /ɔi/・母音 /er/ のトレーニング

「おい」は難しくないだろう。一応練習しておこう。

A noisy noise annoys an oyster.
(アノイジーノイズ アノイズァンノイスター)
意味:うるさい騒音はカキ(無口な人)をイライラさせる。

ポイント

  • 最初の冠詞 “A” にはアクセントを置かないので弱くあいまいに発音する。発音記号は /ə/(あいまい母音)。
  • “noisy” “noise” “annoys” “oyster” には全て「オイ」という母音が含まれているが、全てそこにアクセントを置いて発音する。発音記号は /ɔi/。
  • “noisy” の「ジ」の発音は日本語の「ジ」ではなく、「ズィ」のように発音する。発音記号は /nɔ́izi/。
  • “annoys an oyster” は「アノイズァンノイスター」のようにつなげて発音する。

1.10. 母音 /e/・母音 /er/ のトレーニング

語尾の ”r” の音の練習だ。アメリカ人のように。しっかりと舌を丸めよう。

Lesser leather never weathered wetter weather better.
(レッサーレザー ネヴァーウェザード ウェッターウェザーベター)
意味:良くない革は決して湿った天気に耐えられない。

ポイント

  • 7つ全ての単語が、最初の母音が /e/ で始まっている。/e/ の発音は日本語の「エ」に近い発音。ただし、日本語の「エ」よりも口を横に引っ張り気味にして発音する。
  • 全ての単語の最初の母音 /e/ にアクセントを置いて、7回等間隔にリズムよく発音してみよう。
  • 7つ全ての単語が、母音 “er” で終わっている。発音記号は /er/。口は広く開けないで、舌全体を奥に丸める様にして、弱く「ア」と発音する。舌を丸める際、舌を上アゴに触れない様にすること。” weathered” は最後に弱く「ドゥ」を付け加える。
  • “better” の語尾は、“t“ を破裂させないで、日本語の「ラ」行に近い音になる。厳密には ”l” の音に変化する。日本語で書くと「べラー」になる。

1.11. 母音 /iər/・母音 /ə/・母音 /er/ のトレーニング

英語では「イヤー」は一つの母音とみなされている。

Near an ear, a nearer ear, a nearly eerie ear.
(ニヤーアンニアー アニアラーイヤー アニアリーイヤリーイヤー)
意味:耳の近く、より近い耳、ほぼ不気味な耳。

ポイント

  • 冠詞の “a” と “an” 以外の全ての単語に、母音 /iər/ が含まれている。/iər/ の発音は、唇を横に引っぱり、舌を緊張させて「イ」と強めに発音し、つづけて /ər/ は、口は広く開けないで、舌全体を奥に丸める様にして、軽く添えるように「イーア」と発音する。舌を丸める際、舌を上アゴに触れない様にすること。「イ」「ア」と別々に発音しない。
  • 冠詞以外の全ての単語が “r” の音で終わっているので、あまり口を開けずに舌を丸めるところに注意する。
  • “Near an ear” は「ニヤーアンニアー」のように、“nearer ear” は「ニアラーイヤー」のように、“nearly eerie ear” は「ニアリーイヤリーイヤー」のように音をつなげて発音する。
  • 冠詞の “a” は、「ア」と「エ」の中間くらいの曖昧な音で、聞こえないくらいに弱く発音する。
  • カンマ(「,」)のあるところは一拍置くと発音しやすくなる。

2. 「子音」の発音トレーニングになる早口言葉19選

スピーキング

2.1. 子音 /ʃ/・子音 /s/ のトレーニング

日本人が苦手な「し」と「すぃ」の違いだ。しっかりと練習しよう。

She sells seashells by the seashore.
(シーセルズシーシェルズ バイザ シーショア)
意味:彼女は海岸沿いで貝殻を売っている。

ポイント

  • “she” /ʃíː/ と “sea” /síː/ の発音の違いをしっかりと意識しよう。/ʃ/ は、唇を丸めて前に突き出し、舌先を歯茎に近づけて、隙間から「息」を出して「シュ」と発音する。日本語の「シ」に似た発音。一方で /s/ は、舌先を少し前の方に出して歯茎に近づけて、隙間から「息」を出して「スー」と発音する。日本語の「サ」行よりも強めに息を出す。
  • “sell” /sel/ と “shell” /ʃél/ の違いも注意。
  • “by” と “the” はアクセントを置かずに弱く、他の全ての単語にはアクセントを置いて強く、リズム良く発音してみよう。

 

次は「し」と「すぃ」の上級者用だ。これがスムースに言えたら自慢できる。

Susie works in a shoeshine shop. Where she shines she sits,
and where she sits she shines.
(スージーワークスインナシューシャインショップ ウェアーシーシャインズ シーシッツ
アン ウェアーシーシッツシーシャインズ)
意味:スージーは靴磨き店で働いています。彼女が磨くところに彼女は座り、
そして彼女が座るところで彼女は磨きます。

ポイント

  • “sh” のスペルの単語(“shoe” “shine” “shop” “she”)は全て /ʃ/ の発音。“h” は入っていない “s” のスペルの単語(“Susie” と “sit”)は /s/ の発音。
  • “Susie” は日本語で書くと「スージー」だが、日本語の「ジー」と発音しないこと。「ジー」の発音記号は /zi/ で、/z/ は舌先を少し前の方に出して歯茎に近づけて、隙間から「声」を出して「ズー」と発音する。日本語の「ザ」行よりも強めに息を出す。
  • “in a” は「イナ」のようにつなげて、かつ弱く発音する。
  • “and” は「アン」のように最後の “d” は発音せず、かつ弱く発音する。

2.2. 子音 /ʃ/・子音 /s/・子音 /tʃ/ のトレーニング

「し」と「すぃ」に加えて「ち」の練習をしてみよう。

She sees cheese.
(シーシーズチーズ)
意味:彼女はチーズを見る。

ポイント

  • もう一度 “she” と “see” の違いです。完璧にしておこう。
  • “cheese” の “ch” の発音記号は /tʃ/ で、唇を少し丸めて前に出し、舌先を上顎につけて、それを離すと同時に「息」を出し「チュ」と発音する。日本語の「チュ」よりも強めに息を出すと英語らしくなる。
  • 慣れてきたら3回続けて発音してみよう。

2.3. 子音 /ʃ/・子音 /s/ のトレーニング

最後にもう2つ「し」と「すぃ」を練習してみよう。

So, this is the sushi chef.
(ソウ ジスイズザスシシェフ)
意味:だから、これが寿司のシェフです。

ポイント

  • “sushi chef” の “shi” と “che”の2つの /ʃ/ がポイントだが、日本人にとってはそれほど難しくはないだろう。
  • “this is the” は、“this” にアクセントを置き強めに発音したあと、“is the” は弱く、つなげて発音しよう。
  • ちなみに、“So” の母音は /ou/ なので、「ソー」と伸ばさずに、「ソウ」のように発音しよう。
  • 慣れてきたら3回続けて言ってみよう!

 

もう一息だ。

We surely shall see the sun shine soon.
(ウイシュアリーシャルシーザサンシャインスーン)
意味:私たちは確実にすぐに太陽が輝くのを見るでしょう。

ポイント

  • “surely” と “shall” と “shine” は /ʃ/、“see” と “sun” と “soon” は /s/ であるところに注意。
  • “We” と “the” と “shall” の3つだけアクセントを置かずに弱く発音し、あとの単語4つは全てアクセントを置いて強めに発音しよう。
  • 「トントントントン」と4回等間隔にリズムよく発音してみよう。

2.4. 子音 /l/・子音 /r/ のトレーニング

これも日本人が苦手な “L” と “R” だ。練習してマスターしよう。

How can a clam cram in a clean cream can?
(ハウキャンナクラムクラム イナクリーンクリームキャン)
意味:きれいなクリーム缶の中になんで大量の貝が入っているの?

ポイント

  • “clam” と “clean”の “l” の発音に注意。/l/ は、舌先を上の前歯と歯茎の境目につけたまま舌の両側から声を出してから、舌先を下方に弾くように発音する。また、両方とも “l” の前に “c” がある。“c” の発音記号は /k/ で、唇は閉じずに、舌の後方を上の上あごにつけて息を止め、急に舌を離すと同時に「息」を出し破裂させる。日本語の「カ」行よりも、強めに破裂させる。“clam” と “clean” の ”c” のあとに母音は入らない。発音記号は /kl/。舌を“l”の位置に置いたまま「ク」と発音すると英語らしくなる。
  • “cram” と “cream” の “r” の発音に注意。/r/ は、唇を丸めて若干前に突き出し、舌先を上アゴにつけずに内側に巻くようにしながら「ウ」と声を出す。“cram” と “cream” の ”c” のあとに母音は入らない。発音記号は /kr/。舌を “r” の形にしたまま「ク」と発音すると英語らしくなる。
  • “can a” は「キャンナ」のようにつなげて、弱めに発音しよう。
  • “in a” は「イナ」のようにつなげて、弱めに発音しよう。

2.5. 子音 /l/ のトレーニング

ここでは “L” だけ集中して練習してみよう。

Eleven benevolent elephants.
(イレブンベネヴォレントエレファンツ)
意味:11頭の慈悲深いゾウ

ポイント

  • “l” /l/ を発音するときの舌の位置だけに意識を集中して何度も練習してみよう。
  • “l” /l/ に慣れてきたら、今度は “v”(2つ)にも注意しよう。/v/ は、下唇の内側に上の歯を軽く当て、その隙間から摩擦させるように「声」を出す。
  • “l” と “v” に慣れてきたら、今度は “elephants” の “ph” にも注意しよう。発音記号 /f/ で、口の動かし方は /v/ と同じだが、今度は「声」ではなく「息」を出す。
  • 慣れてきたら3回続けて言ってみよう!

2.6. 子音 /l/・子音 /r/ のトレーニング

もう一つ “L” と “R” だ。頑張って克服しよう。

Red lorry, yellow lorry.
(レッドローリー イエローローリー)
意味:赤いトラック、黄色いトラック

ポイント

  • “l” と “r” の舌の位置と動かし方だけに意識を集中して何度も練習してみよう。
  • 慣れてきたら、“yellow” の「オウ」の発音にも注意しょう。「オー」と伸ばさない。”lorry” の “o” は短く「オ」と発音する。
  • 慣れてきたら3回続けて言ってみよう!

 

“L” と “R” の最後だ。これであなたも上級者。

Truly rural
(トゥルーリールーラル)
意味:真に田舎の

ポイント

  • 3つある “r” と、2つある “l” の舌の位置と動かし方に意識を集中して何度も練習しよう。
  • “r” と “l” に慣れてきたら、”Truly” の “Tr” にも注意してみよう。“truly” の ”t” のあとに母音は入らない。発音記号は /tr/。「トゥ」を発音する時には、既に舌を “r” の形にしておくと英語らしくなる。
  • 慣れてきたら3回続けて言ってみよう!

2.7. 子音 /t/・子音 /r/ のトレーニング

ついでに “tr” を練習しておこう。

Two tried and true tridents.
(トゥートゥライデン トゥルートゥライデンツ)
意味:2つの確実に信頼できる矛(ほこ)

ポイント

  • 3つある “tr” に意識を集中しよう。前もって舌を “r” の形にしておきながら、”t” を発音してみよう。
  • “t” の発音記号は /t/ だが、日本語の「タティトゥテト」よりも強く破裂させると英語らしくなる。
  • “tried and” は「トゥライデン」のように、つなげて発音し、かつ “and” の “d” を発音しない。そうすると、最後の “tridents” と似た発音になる(韻を踏んでいる)。
  • 慣れてきたら3回続けて言ってみよう!

2.8. 子音 /θ/ のトレーニング

まだまだあります日本人が苦手な発音。今度は “th” だ。

I thought I thought of thinking of thanking you.
(アイソート アイソートブ シンキンゴブ サンキンギュー)
意味:あなたに感謝しようと考えることを考えようと思った。

ポイント

  • 4つある “th” に注意。”th” の発音記号は /θ/。上の歯の先に舌先を軽く当て、その隙間から摩擦させるように弱く「息」を出す。
  • “thought of” は「ソートブ」のように、つなげて発音し、”of” のところは弱く発音しよう。
  • “thinking of” は「シンキンゴブ」のように、つなげて発音し、”of” のところは弱く発音しよう。
  • “thanking you” は「サンキンギュー」のように、つなげて発音し、”you” のところは弱く発音しよう。
  • “th” で始まる4つの単語には全てアクセントを置いて強めに発音し、その他の単語はアクセントを置かずに弱く発音する。「弱・強・弱・強・弱・強・弱・強・弱」と交互に4回半「弱・強」を繰り返すことを意識しよう。

 

次の “th” だ。しっかりと練習しよう。

Thin sticks, thick bricks.
(シンスティックス シックブリックス)
意味:細い棒、厚いレンガ

ポイント

  • 4つの単語の最初の “th” → “st” → “th”→ “br” と舌をスムースに動かすことがポイント。
  • 「トントントントン」と4回等間隔にリズムよく発音してみよう。
  • 慣れてきたら3回続けて言ってみよう!

“th” の最後の練習だ。直後に ”r” が続く場合を練習しよう。

He threw three free throws.
(ヒースルー スリーフリースローズ)
意味:彼はフリースローを3回投げた。

ポイント

  • “threw” “three” “throws” の3つとも、”th” のあとに “r” が続くので舌をスムースに動かすことに意識を集中しよう。上の歯の先に舌先を軽く当て、その隙間から摩擦させるように弱く「息」を出すことで “th” を発音し、その後すぐに舌先を奥に引きつつ、上アゴにつけずに内側に巻くようにしながら「ウ」と声を出す。
  • “thr” の舌の動かし方に慣れてきたら、”free” の “f” の口の動かし方にも注意しよう。/f/ は、下唇の内側に上の歯を軽く当て、その隙間から摩擦させるように「息」を出す。”f” の直後に “r” があるので、舌を “r” の形にしたまま ”f” を発音すると英語らしくなる。

2.9. 子音 /f/ のトレーニング

次は ”f” を集中的に練習してみよう。

Four fine fresh fish for you.
(フォーファインフレッシュフィッシュフォーユー)
意味:4つの立派な新鮮な魚をあなたに。

ポイント

  • “f” の口の動かし方だけに意識を集中してみよう。下唇の内側に上の歯を軽く当て、その隙間から摩擦させるように「息」を出す。
  • 慣れてきたら、”fresh” の “r” も意識しよう。”f” の直後に “r” があるので、舌を “r” の形にしたまま ”f” を発音すると英語らしくなる。
  • 余裕が出てきたら “Four” と “for” の “r” も意識しよう。両方とも「オー」と発音し、つづけて “r” は、舌を上アゴに触れない様に奥に丸めて、付け足す様に発音する。通常、 “for” は弱く発音する。

 

もう一つ ”f” だ。もうちょっとで克服できるはずだ。

Four furious friends fought for the phone.
(フォーフュリオスフレンズ フォートゥフォーザフォウン)
意味:4人の友人が電話を巡って争った。

ポイント

  • “the” 以外の単語は全て /f/ で始まっていることに注意。”phone” の “ph” も /f/ の音。
  • /f/ の口の動かし方に慣れてきたら、”four” “furious” “for” の “r” にも注意しよう。
  • ちなみに、”fought” は「フォート」のように伸ばして発音するが、”phone” は「フォウン」のように、伸ばさずに「オウ」と発音する。
  • “for the” は弱く、その他の単語は全て強く発音することでリズムよく。

2.10. 子音 /v/ のトレーニング

今度は “v” だ。”f” と同じ口なので一緒に覚えてしまおう。

Of all the vids I’ve ever viewed,
I’ve never viewed a vid as valued as Alex’s engVid vid.
(オヴォールザヴィッズアイヴエヴァーヴュード
アイヴネヴァーヴューダヴィッド アズヴァリューダズ アレックスイングヴィッドヴィッド)
意味:私が今まで見た全てのビデオの中で、
アレックスの “engVid” のビデオより価値があるビデオは見たことがない。

ポイント

  • /v/ の発音が全部で12ある。/v/ は、下唇の内側に上の歯を軽く当て、その隙間から摩擦させるように「声」を出す。ちなみに「息」を出すと /f/ の音になる。口の動かし方は同じ。
  • /v/ の発音に慣れてきたら、音がつながるところにも注意してみよう。”Of all the” は「オヴォールザ」のように、”viewed a” は「ヴューダ」のように、” valued as” は「ヴァリューダズ」のように発音してみよう。
  • 機能語は弱く、内容語は強く発音してリズムよく。機能語とは、ここでは前置詞(of, as)、冠詞(a, the)、代名詞(I)、助動詞(have)のこと。内容語とはそれ以外の単語。

2.11. 子音 /b/・子音 /l/ のトレーニング

意外と日本語と違う破裂音の “b” を練習しておこう。

Black bug’s blood.
(ブラック バグズ ブラッド)
意味:黒い虫の血

ポイント

  • “Black” と “blood” の ”b” のあとに母音は入らない。発音記号は /bl/。/b/を発音するときには舌の位置を /l/ の場所に置いておくと発音しやすい。/l/ の舌先の位置は上の前歯と歯茎の境目。舌をそこに置いたまま /b/ を発音する。
  • “b” の発音記号は /b/。日本語の「ばびぶべぼ」よりも強めに破裂させる。blood”の “d” の発音記号は /d/。日本語の「だでぃでゅでど」よりも強めに破裂させる。
  • “Black” の最後の「ク」、“bug’s” の最後の「ズ」、そして “blood” の最後の「ドゥ」は弱く発音するが、全く発音しないと意味がわからなくなるので注意。
  • ちなみに、“black” の “a” の発音記号は /æ/。“bugs” と “blood” の “a” の発音記号は /ʌ/。この違いに気をつけよう。
  • 3つの単語の母音にアクセントを置いて、「トントントン」と3回等間隔にリズムよく発音してみよう。
  • 3回続けて発音してみよう。

2.12. 子音 /w/ のトレーニング

“w” も思ったより日本語と違う。練習しておこう。

How much wood would a woodchuck chuck if a woodchuck could chuck wood?
(ハウマッチウッドウッダウッドチャックチャック イファ ウッドチャッククッドチャックウッド)
意味:ウッドチャックが木を放り投げることができるのなら、
どれくらいの量の木を放り投げることができるだろうか?

ポイント

  • “w” で始まる単語が5つある。/w/ は、唇を丸めて前に突き出し、それを緩めながら「ウ」と声を出す。日本語よりも大袈裟なくらい口を大きく動かすと英語らしくなる。
  • “w” の口の動かし方に慣れてきたら、音がつながるところにも注意してみよう。”would a” は「ウッダ」のように、”if a” は「イファ」のように発音してみよう。
  • 上記の ”would a” と ”if a” は弱く発音し、その他の単語は強めに発音することでリズムよく。

2.13. 子音 /n/ のトレーニング

“n” は発音が2種類あるので注意!

You know New York, you need New York, you know you need unique New York.
(ユーノウニューヨーク ユーニードニューヨーク ユーノウユーニードユニークニューヨーク)
意味:あなたはニューヨークを知っている。あなたはニューヨークが必要だ。
あなたは独特なニューヨークをあなたが必要なことを知っている。

ポイント

  • /n/ の発音を含む単語が8つある。/n/ は日本語を同じ発音でOK。口を軽く開け、舌先を上アゴにあてて、口からは息を出さずに、鼻を通して声を出し「ンー」と発音する。
  • “New” の発音は2種類あることに注意。アメリカ英語でも、/njúː/「ニュー」と発音する人と、/núː/「ヌゥー」と発音する人がいる。
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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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