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公開日:
2021.06.25

【三人称単数】とは?英語の三単現の[s]を基本から徹底解説

「三人称単数」の「三人称」とは、「私・私たち(話し手)」と「あなた・あなたたち(相手)」以外のすべての「ひと」「もの」「こと」を指す。ちなみに「私・私たち」(I・we)を「一人称」、「あなた・あなたたち」(you・you)を「二人称」という。

三人称単数の例1

「三人称単数」の「単数」とは、「ひとり」もしくは「ひとつ」の意味である。例えば、「それ」(it)や「ケン」(Ken)は「単数」だが、「それら/彼(女)ら」(they)や「ケンとジョン」(Ken and John)は2つ(2人)以上なので「複数」という。

「三人称単数」が「主語」として使われる場合で、動詞が「現在形」の場合のみ、その動詞に「s」もしくは「es」を付けるというルールがある。そのことを「三人称・単数・現在の “s”」もしくは「三・単・現の “s”」という。

三人称単数の例文

1. 三人称単数|【基本】「人称」「単数・複数」とは?

「人称」とは「人の称号」のことであり、「話し手」(一人称)と「聞き手」(二人称)と「話し手と聞き手以外」(三人称)という役割を区別するための文法用語である。「一」「二」「三」は人数を表しているのではなく、ただの番号である。

三人称単数の例1

1.1.「一人称」とは?

「一人称」とは、「自分」(話し手)のことだ。英語の「I」と「We」を「一人称」と呼ぶ。「I」(私)は一人称の「単数形」、「We」(私たち)は「複数形」である。

英語の一人称代名詞

1.2.「二人称」とは?

「二人称」とは、「相手」(聞き手)のことだ。英語の「you」を「二人称」と呼ぶ。二人称の「you」は、「単数形」(あなた)も「複数形」(あなたたち)も「you」のまま形は変わらない。

英語の二人称代名詞

1.3.「三人称」とは?

「三人称」とは、「自分」(話し手)と「相手」(聞き手)以外の全てだ。英語では「he」「she」「it」「Taro」「my cat」「they」「Taro and Hanako」「those books」など、「ひと」だけではなく、「もの」や「こと」もすべて「三人称」である。

それらのうち、「he」「she」「it」「Taro」「my cat」は、「1つ(1人)」なので「単数」、「they」「Taro and Hanako」「those books」は、「2つ(2人)以上」なので「複数」である。

英語の三人称代名詞

「人」「物」「事」に分けて「三人称単数」の例を紹介しよう。

なお、「人称」についての詳細は「英語の一人称とは!※人称代名詞の主格・所有格・目的格を解説」も参考にしてほしい。

「三人称単数」の例:

三人称単数の例2

なお、「名詞」の種類についての詳細は「英語【名詞】※5種類の名詞の使い方・形を基本から徹底解説!」を参考にしてほしい。

2. 三人称単数|【基本】動詞の「s」のつけ方は?

「主語」が「三人称単数」の場合で、動詞が「現在形」の場合、その動詞に「s」もしくは「es」を付けなければならない。単純に「s」や「es」を動詞の語尾につける場合もあれば、そうではない場合もある。まとめると以下の表になる。

「s」「es」のつけ方「動詞の例
「s」をつける動詞like → likes
come → comes
play → plays
live → lives
speak → speaks
walk → walks
want → wants
etc.
「es」をつける動詞
(o, s, x, ch, sh で終わる動詞)
go → goes
do → does
miss → misses
mix → mixes
teach → teaches
watch → watches
finish →finishes
etc.
「y」を「i」に変えて 「es」をつける動詞
(子音 + y で終わる動詞)
study → studies
carry → carries
cry → cries
fly → flies
hurry → hurries
try → tries
worry → worries
etc.
形が変わる動詞have → has
be → is

3. 三人称単数|【基本】「三・単・現」の使い方は?

三人称単数の例文

「三単現」の使い方を例文で説明しよう。

3.1. 平叙文の作り方

「平叙文」とは、疑問文(かつ、「命令文」「感嘆文」)ではない普通の文のことをいう。「叙述文」ともいう。

平叙文の主語が「三人称単数」の場合で、動詞が「現在形」の場合、動詞に「s」もしくは「es」をつける(「have」「be動詞」の場合は、それぞれ「has」「is」にする)。


It’s (It is) my book.
(それは私の本です)

That is a hospital.
(あれは病院です)

This bus goes to Shinjuku.
(このバスは新宿行きです)

His mother drives a car.
(彼の母は車を運転する)

Tokyo has a big population.
(東京は多くの人口を抱えている)


3.2. 否定文の作り方

「三人称単数現在」の否定文は、動詞が「be動詞」と「一般動詞」(be動詞以外)で作り方が異なる。

なお、動詞の種類(「be動詞」と「一般動詞」など)についての詳細は「英語【動詞】話すための基礎を徹底解説!※中学の全動詞一覧付」を参考にしてほしい。

三人称単数現在でbe動詞の場合の否定文の作り方

動詞が「be動詞」の場合は、動詞のあとに「not」をつける。


It’s (It is) my book. (それは私の本です)
否定文 It’s not (It isn’t) my book. (それは私の本ではありません)

That is a hospital. (あれは病院です)
否定文That is not (isn’t) a hospital. (あれは病院です)


三人称単数現在で一般動詞の場合の否定文の作り方

動詞が一般動詞(be動詞以外)の場合は、動詞の前に「does not (doesn’t)」を挿入し、動詞の「s」「es」をとる(「has」の場合は「have」にする)。

This bus goes to Shinjuku. (このバスは新宿行きです)
否定文This bus doesn’t go to Shinjuku. (このバスは新宿には行きません)

His mother drives a car. (彼の母は車を運転する)
否定文His mother doesn’t drive a car. (彼の母は車を運転しません)

Tokyo has a big population. (東京は多くの人口を抱えている)
否定文Tokyo doesn’t have a big population. (東京は多くの人口を抱えていない)


3.3. 疑問文の作り方

「三人称単数現在」の疑問文も、動詞が「be動詞」と「一般動詞」(be動詞以外)で作り方が異なる。

三人称単数現在でbe動詞の場合の疑問文の作り方

動詞が「be動詞」の場合は、動詞を文頭にもってくる。

It’s (It is) my book. (それは私の本です)
疑問文Is it my book? (それは私の本ですか?)

That is a hospital. (あれは病院です)
疑問文 Is that a hospital? (あれは病院ですか?)


三人称単数現在で一般動詞の場合の疑問文の作り方

動詞が一般動詞(be動詞以外)の場合は、文頭に「Does」をおき、動詞の「s」「es」をとる(「has」の場合は「have」にする)。

This bus goes to Shinjuku. (このバスは新宿行きです)
疑問文Does this bus go to Shinjuku? (このバスは新宿に行きますか?)

His mother drives a car. (彼の母は車を運転する)
疑問文Does his mother drive a car? (彼の母は車を運転しますか?)

Tokyo has a big population. (東京は多くの人口を抱えている)
疑問文Does Tokyo have a big population? (東京は多くの人口を抱えていますか?)


なお、疑問文の作り方の詳細については「英語【疑問文】※話すための英文法|超基本〜発展を徹底解説!」を参考にしてほしい。

4. 三人称単数|【発展】その他の注意点は?

「三単現の “s”」についての、その他の注意点を説明する。

4.1.「不可算名詞」は単数形として扱う

1つ(1人)の「数えられる名詞」は、当然「単数」として扱われる。一方で、「数えられない名詞(不可算名詞)」も「単数」として扱われることに注意してほしい。

名詞の中で「抽象名詞」「物質名詞」「固有名詞」が数えられない名詞(不加算名詞)である。従ってこれらの名詞は「単数」として扱われるので「三単現の “s”」が必要になる。

例文で説明しよう。固有名詞は既に説明したので、ここでは「抽象名詞」と「物質名詞」について説明する。

「抽象名詞」は三単現の “s” が必要!

「抽象名詞」とは、「愛」や「平和」などの「形のない抽象的なことを表す名詞」である。通常「不可算名詞」として用いられるので、主語として使う場合は「三単現の “s”」が必要になる。


Honesty is the best policy.
(誠実さは最高のポリシーだ)


上記の例文の「honesty」は「誠実さ」という「抽象名詞」である。従って「不加算名詞」なので単数扱いとなり、be動詞は「is」となる。

「物質名詞」は三単現の “s” が必要!

「物質名詞」とは、水や空気などの「一定の形のない物質を表す名詞」である。通常「不可算名詞」として用いられるので、主語として使う場合は「三単現の “s”」が必要になる。

Water consists of hydrogen and oxygen.
(水は水素と酸素から成る)


上記の例文の「water」は「水」という「物質名詞」である。従って「不加算名詞」なので単数扱いとなり、動詞は「consists」と「三単現の “s”」が必要になる。

「抽象名詞」と「物質名詞」の例:

下記の「抽象名詞」と「物質名詞」は通常「不可算名詞」なので単数扱いとなる。

抽象名詞」の例物質名詞」の例
hope (希望)coffee (コーヒー)
difficulty (困難)wood (木)
luck (幸運)paper (紙)
kindness (親切)bread (パン)
peace (平和)air (空気)
knowledge (知識)fire (火)
progress (進歩)glass (ガラス)
etc.etc.

なお、「数えられる名詞」と「数えられない名詞」についての詳細は「英語【名詞の複数形】作り方※8つのルール・不規則変化と例外」を参考にしてほしい。

4.2.「単数」と「複数」の両方の場合がある名詞

名詞の中には、ときには単数として扱われ、ときには複数として扱われるものもある。下記の例文をみてほしい。

My family live in Tokyo.
= My family lives in Tokyo.
(私に家族は東京に住んでいる)


上記の例文の「family」(家族)は、「family」のなかの「ひとりひとり」を意識する場合は複数扱いになるが、「ひとつの家族」を意識する場合は単数扱いになり、「三単現の “s”」が必要になる。

「family」のような名詞を「集合名詞」という。「集合名詞」とは、「同じ種類の人やものの集合体を表す名詞」であリ、単数として扱われる場合と、複数として扱われる場合の両方がある。

このような「集合名詞」は他にも以下のようなものがある。

集合名詞」の例
company(会社)
firm(会社)
government(政府)
committee(委員会)
staff(スタッフ)
team(チーム)
audience(聴衆)
etc.

なお、「police」(警察)も「集合名詞」だが、「police」は常に複数として扱われることに注意してほしい。


The police want to arrest the man.
(警察はその男を逮捕したい)


4.3. ひとつでも「複数」として扱われる名詞

メガネ(glasses)のように、2つで1セットになっているものは、1つでも複数として扱われる。


These glasses fit you well.
(このメガネはあなたによく合う)


上記の例文の「these glasses」は「1つのメガネ」のことだが複数として扱われ、動詞「fit」に「三単現の “s”」はつかない。

1つのメガネは「a pair of glasses」ともいう。この場合は「a pair」(一対)なので単数として扱われ、動詞は下の例文の「fits」のように「三単現の “s”」がつく。


This pair of glasses fits you well.
(この一対のメガネはあなたによく合う)


このような2つで1セットの名詞は、他にも以下のようなものがある。

2つで1セットの名詞(複数として扱われる)
scissors(ハサミ)
pajamas(パジャマ)
binoculars(双眼鏡)
trousers(ズボン)
jeans(ジーンズ)
tights(タイツ)
shorts(ショーツ)
pants(パンツ)
etc.

4.4.「金額」「距離」「時間」は単数として扱う

「金額」「距離」「時間」は、一つのまとまりと考え、「単数」として扱われる。


Two million yen was stolen yesterday.
(昨日200万円が盗まれた)

Three kilometers isn’t very far to walk.
(3キロは歩くにはそんなに遠くない)

One thousand years isn’t a long time for astronomers.
(天文学者にとって1000年は長い時間ではない)


4.5.「every-」「some-」「any-」は単数として扱う

「every-」「some-」「any-」に「body」「one」「thing」がつく場合は「単数」として扱われる。


Everybody has a glass of wine.
(全ての人がワインを持っている)

Something is missing.
(何かが欠けている)

Does anyone want to buy it?
(誰かそれを買いたいか?)


4.6.「To不定詞」と「動名詞」は単数として扱う

「To不定詞」と「動名詞」が主語として使われる場合は「単数」として扱われる。


To see is to believe.
(見ることは信じること)

Seeing is believing.
(見ることは信じること)


なお、「To不定詞」と「動名詞」の詳細については下記を参考にしてほしい。

To不定詞:「英語【不定詞】※話すための英文法|基本から発展を徹底解説!

動名詞:「英語【動名詞】※話すための英文法!基本から発展を徹底解説

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執筆者プロフィール
小柳 恒一
  • 1999年ロンドン大学大学院ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。1997年TOEFL630点取得。2003年TOEIC990点取得。2004年米国公認会計士試験合格。2010年4月中小企業診断士登録。
  • 2000年よりリーマン・ブラザーズ等にて13年以上M&Aのアドバイザリー業務に携わる。
  • 2010年より中堅・中小企業を対象とした事業継承M&Aコンサルティング事業を開始。
  • 2013年よりThe English Clubの前身となるEnglish Tutors Network事業を開始。
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